平安神宮と銀閣寺は、どちらも京都市左京区の東側にあり、地図で見ると近く感じる組み合わせです。ところが実際に計画を立てると「どっちを先に回る?」「バスは何系統?」「歩ける距離?」「車だとどこに停める?」と、決めることが意外と多いのです。しかも銀閣寺は2026年4月1日に参拝志納料が改定されていて、昔の情報のまま予算を組むと現地で差が出ます。
先に結論をお伝えすると、移動の軸は市バスの5系統です。京都市交通局の系統案内では、5系統に「岡崎公園 美術館・平安神宮前」と「銀閣寺道」の両方が並んでいるので、乗り換えなしでつなげます。歩くのが好きな人は、哲学の道(若王子橋付近から銀閣寺まで約1.8km)を組み込むと、移動そのものが散策の時間になります。
この記事では、平安神宮の開門・閉門と神苑の料金、銀閣寺の拝観時間と志納料、バスと徒歩の使い分け、車で行くときの駐車場の考え方、11月の夜間イベントや紅葉期の注意点までを、施設公式・京都市交通局・京都市観光協会の情報をもとに整理しました。出発前に段取りを固める材料として使ってください。
・平安神宮と銀閣寺を回る順番と、閉門時刻から逆算する考え方
・市バス5系統と105系統の違い、運賃230円(小児120円)
・銀閣寺の志納料1,000円(2026年4月1日〜)と所要約30分
・駐車場がない平安神宮、マイカーを断られることがある銀閣寺側の市営駐車場
平安神宮と銀閣寺はどう回る?先に決めたい順番の結論

2か所を1日で回るときに最初に決めるのは「どちらを先にするか」です。結論から言うと、閉門時刻の早い銀閣寺を午前に、閉門が遅めの平安神宮を午後に置く順番が組みやすくなります。理由と、逆順が向く人の条件を見ていきます。
閉門の早い銀閣寺を先に、平安神宮を後に回すのが基本
基本形は「銀閣寺 → 平安神宮」です。慈照寺(銀閣寺)公式によると、拝観時間は夏季(3月1日〜11月30日)8:30〜17:00、冬季(12月1日〜2月末日)9:00〜16:30です。一方、平安神宮の公式案内では、閉門が3/1〜9/30は18時、10/1〜10/31は17時半、11/1〜2月末は17時と、3〜10月は銀閣寺の最終入場(夏季17:00)よりあとまで開いています。ただし11月は平安神宮の閉門が17時、神苑の受付終了が16時半と、銀閣寺の最終入場17:00より早く締まるので、神苑に入る日は平安神宮の時刻が1日の締め切りになります。
具体的な場面で考えると、京都駅や四条から朝に出発して先に北側の銀閣寺まで上がり、拝観を終えたら南へ戻りながら平安神宮に寄る流れです。帰りは平安神宮の最寄りから京都駅方面へ戻るバスや地下鉄東西線の東山駅に出られるので、1日の終点が中心部に近くなるのも利点です。
注意したいのは、平安神宮の神苑は境内より早く受付を締めることです。10月は神苑受付終了が17時、11/1〜2月末は16時半なので、神苑まで見たい人は午後の早い時間に平安神宮へ着く計画にしておくと安心です。
早起きできるなら平安神宮から始める逆順も成立する
実は、朝の早さで勝負するなら逆順のほうが有利な場面もあります。平安神宮は開門6時で、銀閣寺の拝観開始(夏季8:30)より2時間以上早く境内に入れるからです。人の少ない朝の大鳥居や應天門まわりを見てから北へ向かい、銀閣寺の拝観開始に合わせて到着する、という組み方ができます。
ただし、平安神宮の神苑は8時半受付開始です。早朝に着いても神苑には入れないので、「境内だけ早朝に見て、神苑はあきらめる」か「神苑の受付開始を待ってから銀閣寺へ移る」かを先に決めておきます。後者の場合、銀閣寺に着くのは昼前後になり、団体や修学旅行の時間帯と重なりやすい点も頭に入れておきましょう。
早朝スタートは、暑い季節に日中の歩きを減らしたい人や、写真を人の少ない時間に撮りたい人に向いています。逆に、小さな子どもや年配の家族と一緒なら、朝を急がず基本形の順番にしたほうが行程に余裕が出ます。
半日で済ませるか1日かけるかは「神苑」と「哲学の道」で決まる
2か所の滞在時間を左右するのは、平安神宮の神苑に入るかどうかと、移動を歩きにするかどうかの2点です。銀閣寺は公式のよくある質問で拝観所要時間を「約30分」と案内しています。哲学の道は京都市観光協会の紹介で、若王子橋付近から銀閣寺まで約1.8km、ゆっくり歩いて約30分とされています。
バス移動で神苑を見ないなら、半日に収まりやすい組み合わせです。神苑(大人600円・小人300円)まで入る、哲学の道を歩く、周辺で食事をする、と要素を足すほど1日がかりになります。どちらにするかは、出発前に「神苑に入る・入らない」「移動は歩く・バス」の2つに丸をつけておくと迷いません。
注意点として、銀閣寺の境内は山の斜面を使った順路で、展望所などはベビーカーや車椅子では進めない区間があります。体力に不安がある同行者がいる日は、歩きを哲学の道か銀閣寺の展望所のどちらか一方に絞ると負担を抑えられます。
同行者別に選ぶなら「バスで半日」「哲学の道で1日」「片道だけ歩く」
誰と行くかで、合う回り方は変わります。初めての京都で他の観光地も回りたい人は、5系統か105系統で2か所をつなぐ「バスで半日」が向いています。銀閣寺の拝観は公式で約30分なので、拝観開始の8:30(夏季)に合わせて入り、バスで平安神宮へ移って参拝すれば、昼過ぎには次の目的地へ向かえます。
景色や写真を楽しみたい人は「哲学の道で1日」です。午前に銀閣寺で展望所まで上がり、哲学の道を南へ歩き、午後に平安神宮の神苑へ。神苑の受付終了(10月は17時、11月は16時半)を最後の締め切りにして逆算します。小さな子どもや年配の家族と一緒なら「片道だけ歩く」が無理のない形で、銀閣寺では展望所を省いて庭園を中心に回り、移動はバスを基本にします。市バスの小児運賃は120円です。
注意点は、どの回り方でもバスの待ち時間が全体を左右することです。乗る系統と降りる停留所を事前に決め、混雑期は抱っこ紐の用意や朝早めの行動で備えてください。
迷ったら、出発前に「神苑に入る・入らない」「移動は歩く・バス」の2つに丸をつけましょう。2つとも「入らない・バス」なら半日、両方「入る・歩く」なら1日がかりの行程になります。
市バスで移動するなら5系統と105系統、どちらに乗る?
平安神宮と銀閣寺の移動は市バスが中心です。京都市交通局の系統案内を見ると、両方の最寄り停留所を通る系統が複数あります。乗り場と降りる停留所の名前を間違えないことが、このルートでいちばん大事な段取りです。
5系統は「岡崎公園 美術館・平安神宮前」と「銀閣寺道」を1本でつなぐ
まず押さえたいのは5系統です。京都市交通局の5系統の停留所一覧には、「銀閣寺道」「浄土寺」「錦林車庫前」「真如堂前」「東天王町」「南禅寺・永観堂道」「岡崎法勝寺町」「岡崎公園 動物園前」「岡崎公園 美術館・平安神宮前」と並んでいて、平安神宮側と銀閣寺側の停留所が同じ系統に含まれています。平安神宮公式のアクセス案内でも、5系統は京都駅から平安神宮へ行く系統の1つとして挙がっています。
具体的には、京都駅から5系統で「岡崎公園 美術館・平安神宮前」まで行き、平安神宮を参拝したら同じ5系統の北行きで「銀閣寺道」へ、という使い方ができます。平安神宮公式によると、京都駅から市バス5・100系統で約30分、停留所から北へ徒歩5分です。
注意したいのは、京都市交通局のページにも「停留所は停車順に並んでいない場合があります」と書かれている点です。乗る前に、バス停の行先表示と系統図で、自分の乗る方向に目的の停留所があるかを確認してから乗車してください。
105系統は銀閣寺の近い「銀閣寺前」で降りられる
もう1つの候補が105系統です。京都市交通局の105系統の停留所一覧には「岡崎公園 美術館・平安神宮前」から「岡崎公園 動物園前」「岡崎道」「岡崎神社前」「東天王町」「宮ノ前町」「上宮ノ前町」「法然院町」「南田町」を経て「銀閣寺前」「銀閣寺道」と続く並びが載っています。行先表示は「平安神宮・銀閣寺行き」です。
慈照寺(銀閣寺)公式のアクセス案内では、「銀閣寺前」下車はEX100・105系統、「銀閣寺道」下車は5・7・32・102・203・204系統と分けて書かれています。降りる停留所の名前が系統によって違うので、105系統なら「銀閣寺前」、5系統なら「銀閣寺道」と覚えておくと乗り過ごしを防げます。
注意点として、105系統の運行日(平日・土休日)は系統の停留所ページでは示されていないため、京都市交通局の時刻表で利用する日の平日/土休日ダイヤを確認してください。走っていない日にバス停で待ち続けるのがいちばん時間を失う失敗です。
| 5系統を選ぶ場合 | 105系統を選ぶ場合 |
|---|---|
| 京都駅・四条河原町・平安神宮・銀閣寺道を1本で結ぶ 平安神宮公式のアクセス案内にも載っている系統 銀閣寺側の降車は「銀閣寺道」 | 銀閣寺側の降車は「銀閣寺前」 行先表示は「平安神宮・銀閣寺行き」 運行日は時刻表で平日/土休日を要確認 |
運賃は大人230円・小児120円、乗る前に小銭とICを準備
市バスの運賃は、京都市交通局の案内で均一運賃区間の普通運賃が大人230円、小児120円です。平安神宮から銀閣寺への移動、京都駅から平安神宮への移動は、それぞれ1回の乗車ごとにこの運賃がかかると考えて予算を組みます。
具体的な場面で言うと、京都駅 → 平安神宮 → 銀閣寺 → 京都駅と3回バスに乗る行程なら、大人1人で3回分、子ども連れならその小児分を加えた額が交通費の目安です。帰りを地下鉄に切り替える場合は、その区間は地下鉄の運賃に置き換えて考えます。乗車券のお得なきっぷを使うかどうかは、乗る回数と区間を数えてから判断すると無駄がありません。
注意点は、観光シーズンの車内の混雑です。紅葉や桜の時期の土休日は、岡崎や銀閣寺周辺の停留所で満員のバスが続くことがあります。ベビーカーを畳む準備や、乗れなかったときに次のバスを待つか歩くかの判断基準(たとえば2本見送ったら歩く)を決めておくと、現地で慌てずに済みます。
| 比較項目 | 平安神宮 | 銀閣寺(慈照寺) |
|---|---|---|
| 開始時刻 | 開門6時(神苑は8時半受付開始) | 夏季8:30、冬季9:00 |
| 10月の終わり | 閉門17時半/神苑受付終了17時 | 最終入場17:00(下山17:20) |
| 11月の終わり | 閉門17時/神苑受付終了16時半 | 最終入場17:00(下山17:20) |
| 料金 | 神苑 大人600円・小人300円 | 大人1,000円・小人500円(2026年4月1日〜) |
| 専用駐車場 | なし(周辺に有料駐車場) | なし(市営の観光駐車場あり) |
| 最寄りバス停 | 岡崎公園 美術館・平安神宮前 | 銀閣寺道/銀閣寺前 |
平安神宮は何時に着けばいい?開門6時と神苑の受付から考える

平安神宮は境内と神苑で時間の区切りが違います。境内だけなら朝早くから夕方まで自由がききますが、神苑を見たいなら受付終了から逆算する必要があります。ここでは平安神宮側の段取りを整理します。
| 住所 | 〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町97 |
| 電話番号 | 075-761-0221 |
| 営業時間 | 開門6時。閉門 3/1〜9/30は18時、10/1〜10/31は17時半、11/1〜2月末は17時。神苑は8時半受付開始、受付終了は3/1〜9/30が17時半、10月が17時、11/1〜2月末が16時半 |
| アクセス | 市バス5・100系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車、北へ徒歩5分(京都駅から約30分)。地下鉄東西線東山駅1番出口から徒歩10分。京阪三条駅・神宮丸太町駅から徒歩15分 |
| 駐車場 | 平安神宮には駐車場がない。岡崎公園周辺に有料の一時預かり駐車場が複数ある |
| 公式サイト | 公式サイト |
境内は開門6時、閉門は季節で18時・17時半・17時の3段階
平安神宮公式の参拝時間の案内では、開門は6時、閉門は3/1〜9/30が18時、10/1〜10/31が17時半、11/1〜2月末が17時です。同じ秋でも10月と11月で閉門が30分違うので、紅葉シーズンに出かける人は11月の時刻で計画してください。
具体的な場面では、午後に銀閣寺から南へ下りてくる行程なら、夏場は18時の閉門まで時間に余裕があります。一方で11月の夕方は日の入りも早く、閉門の17時より前に境内の写真を撮り終えたい人は、16時台には平安神宮に着いておくとゆとりがあります。
注意したいのは、閉門時刻は「境内に入れる最後の時刻」ではなく「門を閉める時刻」だという点です。閉門直前に着くと参拝の時間がほとんど取れないため、閉門の30分以上前に着く計画にしておくのが無難です。
神苑は大人600円・小人300円、受付終了は閉門より30分早い
社殿を囲む庭園の神苑は有料で、平安神宮公式によると一般は大人600円、小人300円です。受付は8時半開始、受付終了は3/1〜9/30が17時半、10月が17時、11/1〜2月末が16時半と、どの時期も閉門より30分早く締まります。
具体的には、銀閣寺を午前に拝観し、昼食をはさんで午後に平安神宮へ、という流れなら神苑の受付にも十分間に合います。逆に、哲学の道を歩いて寄り道を重ね、夕方ぎりぎりに平安神宮に着くと「境内は入れたのに神苑は受付終了」という状況になりがちです。神苑を見るかどうかで、平安神宮の到着目標時刻が30分変わると覚えておいてください。
なお、平安神宮公式では神苑の無料公開を年2回(6月上旬、9月19日)行うと案内しています。今年の分はすでに終わっているので、来年の日程は公式のお知らせで確認しましょう。
失敗パターン:11月の夕方に着いて神苑に入れなかった
よくある失敗が、10月の情報のまま11月に出かけ、16時半を過ぎて神苑に入れなくなるケースです。原因は、神苑の受付終了が10月は17時、11/1〜2月末は16時半と、月が変わるだけで30分前倒しになることを見落としている点にあります。紅葉の時期は銀閣寺や哲学の道で予定より時間を使いやすく、そのしわ寄せが最後の平安神宮に来ます。
対策は、行程表の最後に「神苑受付終了の時刻」を書き込み、そこから逆算して銀閣寺を出る時刻を決めておくことです。バスの待ち時間や満員で1本見送る可能性も考えて、移動には余裕を持たせます。もし途中で時間が押したら、神苑はあきらめて境内の参拝だけに切り替える、という判断ラインも事前に決めておくと気持ちが楽です。
平安神宮の神苑受付終了は10月が17時、11/1〜2月末が16時半です。紅葉シーズンは月が変わると30分早くなるので、出かける月の時刻で逆算してください。
平安神宮の秋の見どころと紅葉時期の段取りは、別記事で詳しくまとめています。

銀閣寺は志納料1,000円に改定、拝観は何分みておけばいい?
銀閣寺(慈照寺)は、2026年4月1日に参拝志納料を改定しています。所要時間は公式で約30分と案内されていますが、境内の順路には坂や段差もあります。料金・時間・順路の3点を確認しておきましょう。
| 住所 | 〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2 |
| 電話番号 | 075-771-5725 |
| 営業時間 | 夏季(3月1日〜11月30日)8:30〜17:00、冬季(12月1日〜2月末日)9:00〜16:30 |
| アクセス | 市バス「銀閣寺道」下車(5・7・32・102・203・204系統)、「銀閣寺前」下車(EX100・105系統)。徒歩分数は公式に記載なし |
| 駐車場 | 寺に駐車場なし。市営の京都市銀閣寺観光駐車場(普通車40台・バス12台) |
| 公式サイト | 公式サイト |
2026年4月1日から大人1,000円・小人500円
慈照寺(銀閣寺)公式のお知らせでは、2026年4月1日より参拝志納料を改定し、大人(高校生以上)1,000円、小人(小・中学生)500円としています。以前の料金で紹介しているガイドブックやウェブページも残っているので、予算は現在の金額で組んでください。
具体的な場面で考えると、大人2人・小学生1人の家族なら銀閣寺だけで大人2人分と小人1人分がかかり、平安神宮の神苑に入るならさらに神苑の料金が加わります。2か所とも有料部分に入るか、片方は外観や境内の散策だけにするかで、1日の拝観料の合計は大きく変わります。
注意点として、改定後に初めて訪れる人は、受付で金額に戸惑わないよう現金やキャッシュレスの準備をしておきましょう。支払い方法は時期によって変わることもあるので、出かける前に公式サイトのお知らせを確認しておくと確実です。
拝観所要は約30分、展望所を歩くなら余裕をもたせる
慈照寺(銀閣寺)公式のよくある質問では、拝観所要時間は「約30分」です。拝観時間は夏季(3月1日〜11月30日)8:30〜17:00、冬季(12月1日〜2月末日)9:00〜16:30で、17:00(冬季16:30)は最終入場の時刻、下山は夏季17:20・冬季16:50です。建物の中は通常非公開で、東求堂・方丈・弄清亭は春秋の特別公開のときだけ入れます(2026年秋の特別拝観は11月1日〜12月5日、ガイド案内・特別拝観料2,000円で、通常の志納料が別に必要)。
実際の行程では、受付から観音殿(銀閣)を眺め、庭園を回って山側の展望所へ上がり、下りてくる流れになります。写真を撮りながら歩く人や、展望所から京都の街並みを眺めたい人は、30分ちょうどで切り上げるより少し長めに見ておくと落ち着いて回れます。
注意したいのは、夏季でも17:00が最終入場(下山は17:20)という点です。午後遅くに平安神宮から北上する逆順の行程だと、到着が拝観終了間際になりかねません。午後に銀閣寺へ向かう場合は、拝観所要の約30分に移動の待ち時間を足して、16時台前半には境内に入れる計画が安全です。
失敗パターン:午後に平安神宮から向かって拝観時間ぎりぎりになる
2つめの失敗パターンは、平安神宮で神苑までゆっくり見たあと、15時過ぎに銀閣寺へ向かって慌てるケースです。原因は、平安神宮の閉門(3/1〜9/30は18時)の感覚のまま、銀閣寺も夕方まで開いていると思い込むことにあります。実際は銀閣寺の最終入場は夏季でも17:00、冬季は16:30です。
対策は2つあります。1つは基本形どおり銀閣寺を先にすること。もう1つは、どうしても平安神宮を先にしたいなら、開門6時を生かして朝のうちに境内参拝を済ませ、神苑は8時半の受付開始直後に回ることです。そうすれば午前中に銀閣寺へ移れて、夕方の時間切れを避けられます。
銀閣寺のあとに金閣寺まで足を延ばす場合のバスの乗り方は、こちらの記事が参考になります。

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歩くなら哲学の道の約1.8kmをどう組み込む?
平安神宮と銀閣寺の間は、バスだけでなく歩いてつなぐ人も多いルートです。その途中にあるのが哲学の道です。歩くか乗るかで所要時間と疲れ方が変わるので、向き不向きを整理しておきます。
哲学の道は若王子橋付近から銀閣寺まで、ゆっくり歩いて約30分
京都市観光協会の紹介によると、哲学の道は若王子橋付近から銀閣寺まで約1.8kmに沿って延びる散策道で、ゆっくり歩いて約30分です。春は疏水沿いの桜と花筏、秋は紅葉が見どころとして挙げられています。最寄りの目安として「地下鉄蹴上駅から徒歩約15分」とも紹介されています。
具体的な場面では、平安神宮から東へ進んで哲学の道の南端に入り、疏水沿いを北へ歩いて銀閣寺に着く流れ、またはその逆が考えられます。基本形の「銀閣寺 → 平安神宮」なら、銀閣寺を出たあとに哲学の道を南へ歩き、途中で平安神宮側へ向かうことになります。
注意点として、哲学の道の約1.8kmに加えて、哲学の道の南端と平安神宮の間も歩く必要があります。全体ではバスで移動するより時間がかかるので、歩く場合は散策そのものを目的の1つと考え、時間配分に入れておいてください。
雨の日・暑い日・小さな子ども連れはバスに切り替える
歩くかバスかは、天気と同行者で決めるのが現実的です。哲学の道は疏水沿いの道で、雨の日は足元に気を配りながら歩くことになり、夏の日中は日差しの中を約30分以上歩きます。この条件なら、5系統や105系統のバスに切り替えたほうが体力を残せます。
具体的には、晴れて気温が落ち着いた春や秋の午前は歩き、雨の日や真夏はバス、と使い分けるのがおすすめです。小さな子どもがいる家族は、行きは歩いて哲学の道を楽しみ、帰りは疲れが出る前にバスに乗る、という片道だけ歩く形にすると無理がありません。
注意したいのは、桜や紅葉の時期の土休日です。哲学の道そのものが人で混み合い、ゆっくり歩いて約30分という目安より時間がかかることがあります。バスも混む時期なので、どちらを選んでも余裕を持った計画が必要です。
迷ったら「片道だけ歩く」がおすすめです。銀閣寺を先に拝観し、哲学の道を南へ約1.8km歩いたら、疲れ具合に合わせて平安神宮までバスに乗るか歩くかを決めましょう。雨の日は最初から5系統の往復に切り替えると足元の心配が減ります。
途中の停留所を覚えておくと「歩き疲れたら乗る」ができる
哲学の道の周辺には、105系統や5系統の停留所が点在しています。京都市交通局の系統案内では、105系統に「法然院町」「南田町」「上宮ノ前町」「宮ノ前町」「東天王町」、5系統に「東天王町」「南禅寺・永観堂道」といった停留所があります。
この停留所名を覚えておくと、歩いている途中で疲れたときに近くの停留所からバスに乗る、という切り替えができます。たとえば、銀閣寺から哲学の道を南へ歩き、途中で子どもが歩けなくなったら東天王町側に出て平安神宮方面のバスに乗る、といった使い方です。
注意点は、停留所には系統や方向によって乗り場が分かれていることです。京都市交通局のページにも「停留所は停車順に並んでいない場合があります」とあるので、乗る前にバス停の系統表示と行先で、平安神宮方面に向かうかを確かめてください。哲学の道の紅葉の見頃と歩き方は、別記事でまとめています。

車で行く人が知っておきたい駐車場の落とし穴
京都市内の観光は公共交通が基本ですが、家族や荷物の事情で車を選ぶ人もいます。ただ、平安神宮にも銀閣寺にも専用の駐車場はありません。ここを押さえておかないと、現地で駐車場探しに時間を使うことになります。
平安神宮には駐車場がない、岡崎公園周辺の有料駐車場を使う
平安神宮公式のアクセス案内には「平安神宮には駐車場がありません。」と明記されています。そのうえで、岡崎公園周辺には有料の一時預かり駐車場が複数あると案内しています。例として、京都市営岡崎公園駐車場やみやこめっせ(京都市勧業館)の駐車場が挙げられています。
具体的には、車で来る場合は岡崎公園周辺の駐車場に停めて平安神宮を参拝し、そこから銀閣寺へはバスか徒歩で往復する、という使い方が考えられます。車を1か所に置いたまま動けるので、銀閣寺側で駐車場を探す必要がなくなります。
注意点として、平安神宮公式は時期によって周辺が大変混雑するため、公共交通機関やタクシーの利用をすすめています。駐車場の料金と台数は平安神宮の案内ページには載っていないので、各駐車場の運営者に事前に確認しておきましょう。
銀閣寺の市営観光駐車場は普通車40台、繁忙期はマイカーを断ることがある
銀閣寺にも寺の駐車場はなく、慈照寺(銀閣寺)公式のアクセス案内では京都市銀閣寺観光駐車場を紹介しています。収容台数はバス12台・普通車40台、利用時間は午前8:40~午後5:10です。
ここで見落としやすいのが、同じページの「市営駐車場はバス・タクシー優先のため,繁忙期及び混雑が予想される時期は,マイカーのご入庫をお断りすることがございます。」という一文です。普通車40台という台数自体も多くはなく、紅葉や桜の土休日に車で銀閣寺前まで行っても、駐車できない可能性があります。
具体的な対策は、繁忙期は銀閣寺側の駐車場を当てにせず、岡崎公園周辺など別の場所に停めてバスで銀閣寺へ向かうことです。料金は銀閣寺公式のアクセスページに載っている駐車場の連絡先に問い合わせて確認してください。
車と公共交通の組み合わせ方で迷ったら
車で来る人の選択肢を整理すると、「2か所とも車で回る」「1か所に停めてバス・徒歩でもう1か所へ」「京都市内に入る前に車を置いて公共交通で回る」の3つです。駐車場の条件を踏まえると、2か所目にも車で行くのは繁忙期ほど難しくなります。
| 車で行くメリット | 車で行くデメリット |
|---|---|
| 荷物や子どもの着替えを車に置ける 森の京都など郊外と組み合わせやすい 帰りの時刻に縛られない | 平安神宮・銀閣寺ともに専用駐車場なし 銀閣寺側の市営駐車場は繁忙期にマイカーを断ることがある 紅葉・桜の時期は周辺道路が混雑しやすい |
具体的な場面では、郊外から日帰りで来る家族なら、岡崎公園周辺に車を置き、平安神宮と銀閣寺の間はバス(大人230円・小児120円)で往復する形がバランスのよい選択です。駐車場から出るのは1回だけなので、帰りの渋滞を避ける時刻も決めやすくなります。
注意点として、市営駐車場は利用時間の終わり(銀閣寺観光駐車場は午後5:10)がある場合もあります。夕方まで観光する予定なら、車を停めた駐車場の出庫可能時間を確認しておきましょう。
11月の平安神宮と秋の混雑、雨の日はどう動く?
11月の平安神宮は閉門が17時、神苑の受付終了が16時半に早まり、夜には有料のライトアップイベントも開かれます。紅葉シーズンの混雑や雨の日の代替案とあわせて、季節ごとの動き方を整理しておきます。
11月2日〜29日は夜の平安神宮で「WONDER NIGHT JINGU」
平安神宮公式のお知らせによると、2026年11月2日(月)〜11月29日(日)は、夜の境内を舞台にした没入型ライトアップ・ナイトウォークイベント「WONDER NIGHT JINGU 〜月華〜」が開かれます。曜日や年齢で料金が分かれる有料のイベントなので、開催時間と料金はイベント公式サイトで確認してください。
昼に2か所を回ってから夜のイベントまで楽しむなら、午前に銀閣寺、午後に平安神宮の参拝と神苑(11月は受付終了16時半)、夜にイベントという順にすると、北から南へ一方向に動けます。
桜と紅葉の季節は「朝に銀閣寺」で混雑を避ける
春の桜、秋の紅葉の時期は、哲学の道を含むこのエリア全体が混み合います。京都市観光協会も、哲学の道の見どころとして春の桜と花筏、秋の紅葉を挙げています。そのため、時間の使い方で混雑の影響を小さくする工夫が必要です。
具体的には、銀閣寺の拝観開始(夏季8:30)に合わせて到着し、人が増える前に拝観を終えるのが効果的です。平安神宮は開門6時なので、さらに早く動ける人は平安神宮の境内を早朝に見てから銀閣寺へ向かうのも選択肢になります。どちらの順でも、混雑のピークになりやすい昼前後を移動や食事の時間に当てると、拝観中の混雑を避けやすくなります。
注意点として、紅葉の見頃の時期は年によって前後します。出かける直前に各施設や京都市観光協会の発表を確認してください。
雨の日は歩きを減らし、5系統の往復で組み直す
雨の日は、哲学の道を歩く行程をやめて、5系統などのバス移動に組み直すのが基本です。平安神宮は停留所から北へ徒歩5分、銀閣寺は銀閣寺道・銀閣寺前の停留所から参道を歩いて向かう形になるので、歩く距離をバス停と施設の間だけにできます。
具体的には、雨の日は京都駅から5系統で平安神宮へ、参拝後に5系統の北行きで銀閣寺道へ、帰りも5系統で京都駅方面へ、と同じ系統を使い回すと乗り間違いが減ります。銀閣寺の境内には山側に上る順路があるため、雨の日は足元を考えて展望所を省き、下の庭園中心に回るのも一つの判断です。
注意したいのは、雨の日はバスの利用者が増えやすく、車内が混みやすいことです。傘の水滴で車内が滑りやすくなるので、子ども連れや年配の同行者がいる場合は、乗り降りに時間をかけられるよう、混み合う便を1本見送る余裕も持っておきましょう。
平安神宮と銀閣寺の回り方まとめ
出かける前の最初の一歩は、行く月の「銀閣寺の拝観終了」と「平安神宮の神苑受付終了」の2つの時刻を行程表に書き込むことです。そこから逆算すれば、歩くかバスにするか、神苑に入るかどうかも自然と決まります。
※料金・拝観時間・バスの運行は変更されることがあります。お出かけ前に平安神宮公式、慈照寺(銀閣寺)公式、京都市交通局、京都市観光協会(哲学の道)の最新情報を公式で要確認です。

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