「阪急の烏丸駅で降りて、地下鉄の四条駅に乗り換えて」と言われて、駅名が違うから別の場所だと思っていませんか。地図を開くと2つの駅は四条通と烏丸通が交わる四条烏丸の地下にあり、実際は同じ場所を阪急と地下鉄が別々の名前で呼んでいるだけです。ところが、初めての人ほど「四条駅」という名前に引っぱられて京阪の駅へ向かったり、ベビーカーで連絡通路の階段の前で立ち止まったりしがちです。
結論から言うと、阪急京都線の駅は「烏丸」、京都市営地下鉄烏丸線の駅は「四条」で、両者は地下道でつながっています。乗り換えは地上に出ずに済みますが、連絡通路には約2mの高低差があり、車いすやベビーカーは駅係員が操作する階段昇降機か迂回ルートを使う形です。この段差には、京都市が令和8年度末の運用開始を目指してエレベーターを設置する計画が公表されています。
この記事では、京都市交通局・阪急電鉄・京都市の公式資料をもとに、2つの駅の関係、改札の選び方、乗り換えの段取り、京阪や四条大宮など「四条」が付くほかの駅との見分け方、大丸京都店や錦市場への出方までを、出かける前に決めておく順でまとめます。
・阪急「烏丸」と地下鉄「四条」が同じ場所にある理由と、待ち合わせで迷わない言い方
・改札(阪急2か所・地下鉄3か所)の選び方と、乗り換えの手順
・約2mの段差がある連絡通路を、ベビーカー・車いす・大きな荷物で通る段取り
・京阪の祇園四条、四条大宮、京都河原町との違いと、大丸・錦市場への出方
烏丸駅と四条駅は同じ場所?駅名が2つある理由と見分け方

答えは「同じ交差点の地下に、2社の駅が並んでいる」
烏丸駅と四条駅は、別々の街にある駅ではありません。阪急京都線の駅名が「烏丸」、京都市営地下鉄烏丸線の駅名が「四条」で、どちらも四条通と烏丸通が交わる四条烏丸の地下にあります。京都市交通局の駅紹介資料では、四条駅を「阪急京都線との乗換駅で、地下鉄では京都駅に次いで2番目に乗降客数が多い駅」と説明しています。
ややこしいのは、名前の付け方が交差する2本の通りで逆になっている点です。阪急は東西に走る四条通の地下を通っているため、交差する烏丸通の名前を駅名にしています。地下鉄は南北に走る烏丸通の地下を通る「烏丸線」なので、交差する四条通の名前を駅名にしています。つまり「烏丸線の四条駅」と「四条通の烏丸駅」が同じ交差点に重なっている、と覚えると整理しやすくなります。
たとえば大阪梅田から阪急の特急で来て、京都駅方面へ地下鉄で南下したい場面では、降りる駅が「烏丸」、乗る駅が「四条」になります。乗換案内アプリで駅名が切り替わって表示されても、別の場所へ歩くわけではありません。
注意したいのは、地下鉄の駅番号です。四条駅は烏丸線の「K09」で、案内表示や路線図ではこの番号も併記されています。アプリで検索するときは「四条(地下鉄)」のように会社名まで選ぶと、同じ「四条」を名乗る京阪の駅と取り違えにくくなります。
地下鉄では京都駅の次に利用者が多い駅
四条駅は、地下鉄の中でも乗り降りの多い駅です。京都市交通局の資料では、1日平均乗降人員が2017年度99,307人、2018年度102,351人、2019年度103,411人と、10万人前後で推移していました。阪急との乗換駅であることに加え、資料には「大丸京都店やラクエなどの商業施設と直結しており、観光地からも近いため、観光客も多く訪れます」と書かれています。
この数字が段取りに効いてくるのは、朝夕の通勤時間帯です。四条烏丸はオフィス街でもあるため、平日の朝は改札付近やエスカレーターに人が集中します。観光で使う人は、平日なら通勤ピークを外して動くか、乗り換え時間に余裕を持たせておくと、スーツケースやベビーカーでも人波にのまれにくくなります。
土休日は通勤の波が引くかわりに、買い物や錦市場へ向かう人が増えます。午前中の早い時間に乗り換えを済ませ、地上の目的地へ向かう順にしておくと、改札前で待ち合わせ相手を探す時間も短くなります。
なお、公式の駅施設ページは2021年4月1日時点の情報と明記されています。改札やトイレの位置は大きく変わりにくいものの、工事や案内の変更はあり得るため、直前に京都市交通局の四条駅の駅施設案内を開いておくと安心です。
2駅の改札・設備を1表で比べると違いが見える
同じ場所にあっても、改札の数や無人改札の扱いは駅ごとに違います。公式ページの記載を並べると、次のようになります。
| 項目(京都おでかけノート調べ) | 阪急京都線「烏丸」 | 地下鉄烏丸線「四条」(K09) |
|---|---|---|
| 改札口 | 地下1階に西改札口・東改札口の2か所 | 北・南・中の3か所 |
| 無人の改札 | 東改札口(インターホンで係員を呼ぶ) | 南改札口・中改札口(インターホンで係員を呼ぶ/有人は北改札口) |
| 特徴的な改札 | 西改札口は係員対応 | 中改札口は入場専用で23時15分まで |
| エレベーター | あり(公式設備一覧) | 地上〜コンコースは1番・4番出入口、ホームへは南改札内 |
| トイレ・ベビー設備 | 車イス用トイレ・オストメイト・おむつ交換台・ベビーチェア・着替え台 | 南改札内に多機能トイレ、中改札外のコトチカ奥に車いす対応トイレ |
表で見ると、どちらの駅にも「無人の改札」がある点が共通しています。切符のトラブルや精算が起きそうなとき、たとえばICカードの残高不足や、乗り越しが心配な同行者がいる場合は、係員のいる改札(阪急なら西改札口、地下鉄なら北改札口)を選んでおくと手間が減ります。出典は阪急電鉄の烏丸駅案内と京都市交通局の駅施設案内です。
| 住所 | 京都府京都市下京区二帖半敷町 |
| 電話番号 | 075-343-6870 |
| 営業時間 | 始発:竹田方面5時33分・国際会館方面5時30分/最終:竹田方面23時57分・国際会館方面23時50分 |
| アクセス | 阪急京都線烏丸駅と地下道で連絡。大丸京都店は地下道直結で徒歩2分 |
| 公式サイト | 公式サイト |
阪急から地下鉄へ、地上に出ずに乗り換える手順
まず「どちらの改札から出るか」を決めておく
乗り換えをスムーズにする一番のコツは、電車を降りる前に出る改札を決めておくことです。阪急の改札は地下1階の西改札口と東改札口の2か所で、東改札口は無人改札です。地下鉄側は北・南・中の3か所があり、有人は北改札口だけで、南改札口と中改札口は無人でインターホンで駅職員と連絡する形になっています。
阪急から地下鉄へ乗り換えるときは、四条通の地下道を通って地下鉄のコンコースへ向かいます。京都市交通局の案内では、四条通地下道への連絡階段に階段昇降機があり、ここで阪急電鉄と連絡していると説明されています。歩いて乗り換える人は階段を使えば問題ありませんが、荷物が多い人は後述の段差対策を先に読んでおくと迷いません。
場面で考えると、大阪梅田から阪急特急で到着し、京都駅方面へ地下鉄で向かう人は、ホームの案内表示で「地下鉄烏丸線」の表示を探してから改札を選ぶ流れになります。逆に、京都駅から地下鉄で来て阪急に乗る人は、地下鉄の改札を出たあと「阪急電車」の案内に沿って地下道を進みます。
注意点として、公式ページで乗り換えの所要分数を探しても主要な案内ページでは見当たりません。初めての人は、案内表示を確認しながら歩く時間を見込み、接続を詰めすぎない計画にしておくと安心です。
地下鉄の中改札口は「入場専用」と覚えておく
地下鉄四条駅の中改札口は、入場専用で23時15分までの改札です。地下鉄を降りて外に出るときにこの改札は使えないため、到着時は北改札口か南改札口から出ることになります。
この違いが効いてくるのは、待ち合わせ場所を決めるときです。「中改札の前で」と伝えても、到着した相手は中改札から出てこられません。地下鉄で到着する人と待ち合わせるなら、北改札口か南改札口のどちらかを指定し、地図アプリの共有で場所を合わせておくと行き違いを防げます。
中改札口の外には、駅ナカ商業施設のコトチカがあり、その奥に車いす対応トイレがあります(営業時間内のみ)。夜遅くに地下鉄へ乗る場合は、中改札口が23時15分で閉まる点も頭に入れておくと、改札の前で引き返す手間が省けます。
北改札口・南改札口のどちらが目的地に近いかは、地上の出入口の番号で決まります。駅構内の出口案内図で、向かう先の通り(四条通か烏丸通か、交差点のどの角か)を先に確認してから改札を選ぶと、地上に出てから交差点を渡り直す回り道を避けられます。
原因は、地下鉄四条駅だけで改札が3か所あり、阪急烏丸駅にも2か所あること。さらに中改札口は入場専用なので、地下鉄で着いた人はそこから出てきません。対策は、「地下鉄四条駅の北改札口」のように会社名と改札名をセットで伝え、相手が阪急で来るなら「阪急烏丸駅の西改札口」など、相手の乗ってくる側の改札を指定することです。
無人改札でつまずかないための準備
阪急の東改札口と、地下鉄の南改札口・中改札口は無人です(地下鉄の有人改札は北改札口)。どちらもインターホンで係員を呼び出せますが、精算や切符のトラブルがあると対応に時間がかかります。
理由は単純で、窓口のある改札なら係員がその場で対応できるのに対し、無人改札は通話で状況を伝えるところから始まるからです。ICカードの残高が足りない、紙の切符を途中で失くした、乗り越し精算が必要、といった場面では、最初から有人の改札(阪急は西改札口、地下鉄は北改札口)を選ぶほうが早く済みます。
家族連れや年配の同行者がいる場合は、出発前にICカードの残高を確認し、全員分の残高をそろえておくと改札でのつまずきが減ります。外国から来た友人を案内する場合も、無人改札では言葉の壁がありうるため、精算が必要になりそうなら有人改札を選んでおくのが無難です。
ただし、地下鉄のホームへ下りるエレベーターは南改札口の内側にあります。エレベーターを使いたい人は、無人であっても南改札口を通る必要がある点は押さえておきましょう。ここは次の見出しで、段差対策とあわせて詳しく整理します。
ベビーカー・車いす・大きな荷物で乗り換えるときの段取り

連絡通路には約2mの高低差がある
四条駅と阪急烏丸駅を結ぶ連絡通路には、約2mの高低差があります。京都市が2025年1月14日の市長記者会見で示した資料では、この段差のためにこれまでエレベーターやスロープを設けられず、車いすやベビーカーの利用者は駅係員が操作する階段昇降機か迂回ルートを使ってきたと説明されています。
段取りとして大事なのは、「歩いて乗り換える人には気にならない段差が、車輪のある移動では一番のハードルになる」という点です。ベビーカーを畳んで抱えるのが難しい乳児連れや、スーツケースを2つ持った旅行者、車いすの同行者がいる場合は、この連絡階段の前で係員を待つ時間を見込んでおく必要があります。
具体的には、阪急で到着したら近くの係員か、無人改札ならインターホンで「地下鉄に乗り換えたい、階段昇降機を使いたい」と伝えるのが早い方法です。迂回ルートの具体的な道順は時期や工事で変わる可能性があるため、その場で係員に確認するのが確実です。
注意点として、混雑する時間帯は係員の到着まで待つことも考えられます。乗り換え後の電車や、その先の予約時間(拝観の予約や食事の予約)が決まっている日は、ここで待つ時間を計画に入れておきましょう。
令和8年度末に連絡通路のエレベーター設置が予定されている
この段差には、改善の計画が公表されています。京都市の資料によると、エレベーターメーカーと協議を重ねた結果、スロープや設置位置の工夫と特注のエレベーターの導入で設置が可能になったとして、連絡通路へのエレベーター設置に着手するとしています。導入するのは特注の11人乗り小型エレベーターで、令和7年度に設計・製作、令和8年度末に設置完了・運用開始の予定です。
令和8年度末は2027年3月ごろにあたります。この記事をまとめている2026年10月の時点で、運用開始の発表は確認できていないため、それまでは従来どおり階段昇降機か迂回ルートを使う前提で計画を立てるのが現実的です。
場面で考えると、2026年度中にベビーカーで乗り換える予定がある人は「まだエレベーターはない」と考えて動き、2027年春以降に出かける人は、出発前に京都市交通局のお知らせで運用開始の発表が出ているかを確認する、という分け方になります。計画の根拠は京都市の記者会見資料(PDF)で読めます。
また、四条駅そのものについてもリニューアルの基本構想を策定する業務について、京都市交通局が2026年春に受託事業者を募集した段階で、委託期間は令和9年12月31日までとされています。供用開始の時期は決まっていないため、駅全体の改装を待つ計画は立てず、いまの設備で回る段取りを組んでおきましょう。
地下鉄四条駅で地上とコンコースを結ぶエレベーターは、烏丸通東側の1番出入口と西側の4番出入口です。ホームへ下りるエレベーターは南改札口の内側にあります。地上から地下鉄に乗るなら「1番か4番出入口 → 南改札口 → ホーム」、地下鉄で着いて地上へ出るなら逆の順、と決めておくと、エレベーターを探して構内を行き来せずに済みます。
トイレ・おむつ替えの場所を先に押さえる
乗り換えの前後でトイレやおむつ替えが必要になりそうなら、どちらの駅で済ませるかを決めておくと動きやすくなります。阪急烏丸駅の公式設備一覧には、車イス用トイレ・オストメイト・おむつ交換台・ベビーチェア・着替え台が並んでいます。
地下鉄四条駅は、南改札内の左奥に多機能トイレ、中改札口の外ではコトチカの奥に車いす対応トイレがあります(どちらも駅の営業時間内のみ)。改札の内側か外側かで場所が分かれているため、改札を出たあとに探すと、入場し直す手間が発生します。
具体的な使い分けとしては、阪急で着いてすぐにおむつ替えをしたいなら阪急烏丸駅の設備を使い、地下鉄に乗る直前に済ませたいなら南改札内の多機能トイレを使う、という順が考えやすいでしょう。大丸京都店のように駅と地下道でつながった商業施設に寄る予定があるなら、そちらの設備を使う選択肢もあります。
注意点は、駅の設備情報が更新されていない可能性です。地下鉄の駅施設ページは2021年4月1日時点の情報と明記されているため、子連れで細かい設備を当てにする場合は、当日駅の案内表示も合わせて確認してください。
「四条」が付く駅はほかにもある。京阪・大宮・河原町と間違えないコツ
京阪の「祇園四条」とは別の駅
四条通の地下や沿いには、「四条」を含む駅がいくつもあります。間違えやすいのが京阪本線の駅で、錦市場の公式アクセスページでも、地下鉄烏丸線「四条」駅と京阪本線「四条」駅が別々に載っていて、徒歩の目安が大きく違います。京阪の駅は現在「祇園四条」という駅名で、鴨川の東側にあります。
距離の違いは、錦市場の公式アクセス案内を見るとはっきりします。錦市場まで、地下鉄烏丸線「四条」駅からは徒歩約3分、阪急京都線「烏丸」駅からは徒歩約3分、阪急京都線「京都河原町」駅からは徒歩約4分なのに対し、京阪本線「四条」駅からは徒歩約10分です。同じ「四条」でも、降りる駅によって歩く距離が3倍以上変わります。
場面で考えると、大阪の京橋や淀屋橋方面から京阪で来る人は祇園四条に着き、梅田方面から阪急で来る人は烏丸か京都河原町に着きます。待ち合わせ相手が京阪で来るのか阪急で来るのかによって、「四条で会おう」が指す場所が変わってしまうわけです。
注意点として、乗換案内アプリでは駅名を入力すると候補が複数出てくることがあります。路線名(地下鉄烏丸線・阪急京都線・京阪本線)まで確認してから決定すると、着いてから歩き直すことを防げます。

原因は、錦市場の公式案内にもあるとおり「四条」を名乗る駅が地下鉄と京阪の2つあること。地図アプリで「四条駅」とだけ入力すると、京阪側が候補に出る場合があります。対策は、「四条駅(地下鉄烏丸線)」か「阪急烏丸駅」と路線名つきで検索すること。錦市場が目的なら、地下鉄・阪急側なら徒歩約3分、京阪側だと徒歩約10分と差が開きます。
京都河原町は阪急の終点、烏丸はその1つ手前
阪急京都線で大阪方面から来ると、烏丸の次が終点の京都河原町です。阪急の特急は、大阪梅田・十三・淡路・茨木市・高槻市・長岡天神・桂・烏丸・京都河原町に停車すると案内されており、烏丸と京都河原町はどちらも特急の停車駅です。
どちらで降りるかは、目的地で決めます。地下鉄に乗り換える、四条烏丸のオフィス街や大丸京都店に行く、錦市場の西側から入る、という場合は烏丸が便利です。鴨川や先斗町、祇園方面へ歩くなら京都河原町が近くなります。錦市場はどちらからでも歩けて、烏丸からは徒歩約3分、京都河原町からは徒歩約4分です。
家族連れや年配の同行者がいる場合は、「目的地に近いほうで降りる」を優先すると歩く距離が短くなります。たとえば錦市場を西から東へ歩き、そのまま河原町方面で買い物をして帰るなら、行きは烏丸で降り、帰りは京都河原町から乗る、という片道ずつの使い分けもできます。
注意点は、終点の京都河原町では地下鉄烏丸線に乗り換えられないことです。地下鉄へ乗り換える予定がある人は、終点まで乗り過ごさず、1つ手前の烏丸で降りましょう。
「四条大宮」は阪急の別の駅
阪急京都線には、烏丸の西隣に大宮駅があり、周辺は「四条大宮」と呼ばれています。四条通沿いにある点は同じでも、四条烏丸とは別の場所です。阪急の特急は烏丸の手前で桂から烏丸へ進むため、大宮には停車しません(上の停車駅一覧に大宮は入っていません)。
この違いが問題になるのは、「四条で」とだけ聞いて、特急を避けて各駅に停まる電車を選んだ人が大宮で降りてしまうようなケースです。目的が地下鉄への乗り換えや大丸京都店・錦市場なら、降りる駅は烏丸です。
反対に、嵐電(京福電鉄)に乗り換えて嵐山方面へ向かう人は、四条大宮側が起点になります。嵐山へ行く予定がある日は、四条烏丸から歩くのか、阪急で大宮まで移動するのかを、荷物と同行者の体力で決めておくとよいでしょう。
注意点として、地図アプリで「四条」と打つと、四条大宮・四条河原町・四条烏丸のように交差点名が並びます。駅名と交差点名が混ざって表示されることがあるため、最後は路線名と駅名で確認する習慣をつけると、乗り過ごしや降り間違いを防げます。
京都駅・大阪方面からの入り方は?地下鉄運賃と阪急特急の使い方
京都駅からは地下鉄烏丸線で北へ
京都駅から四条烏丸へ向かうなら、地下鉄烏丸線で国際会館方面へ乗るのが基本です。京都駅から四条駅までの運賃は大人220円で、京都市交通局の運賃表では1区(3kmまで)にあたります。子どもは小児110円です。
地下鉄を選ぶ理由は、道路の渋滞に左右されないことです。四条烏丸周辺は市バスや京都バス・京阪バスも通りますが、観光シーズンの週末は道路が混みやすく、到着時刻が読みにくくなります。拝観の予約時間や待ち合わせ時間が決まっている日は、時間の読める地下鉄が向いています。
京都駅で新幹線やJRから降りたら、地下鉄の案内表示に沿って烏丸線の乗り場へ向かい、国際会館方面行きに乗ります。四条駅で降りたら、目的地に合わせて北改札口か南改札口から出ます。エレベーターを使いたい場合は、ホームとつながる南改札口側を選びましょう。
注意点は、京都駅のホームで逆方向(竹田方面)に乗ってしまうことです。乗る前に行き先表示が「国際会館」になっているかを確認しておくと安心です。運賃は京都市交通局の運賃案内で確認できます。

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地下鉄を何回も乗るなら1日券と比べる
四条駅を拠点に地下鉄で何か所か回るなら、地下鉄1日券も選択肢に入ります。京都市営地下鉄全線で使える1日券は、大人800円・小児400円です。販売場所は地下鉄各駅の窓口・自動券売機、市バス・地下鉄案内所、定期券発売所と案内されています。
| 券種(京都市交通局の公式表より) | 大人 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 普通券1区(3kmまで) | 220円 | 京都駅〜四条駅など近い区間 |
| 普通券2区(3km超7km以下) | 260円 | 四条駅から少し離れた駅へ |
| 地下鉄1日券 | 800円 | 地下鉄で何か所も移動する日 |
判断の目安は、その日に地下鉄へ何回乗るかです。四条駅から京都駅へ往復するだけなら普通券で足り、二条城や東山方面など地下鉄で数か所を回る日は、乗る区間の普通運賃を足し上げて800円と比べると判断できます。
注意点として、1日券は地下鉄全線で使える券なので、市バスや阪急には使えません。バスと組み合わせる日や、阪急で大阪方面へ帰る日は、どの区間を何で移動するかを先に書き出してから券を選びましょう。1日券の詳しい条件は京都市交通局の1日券の案内にあります。
大阪方面からは阪急特急で烏丸へ直行できる
大阪方面から四条烏丸へ向かう場合、阪急京都線の特急が便利です。特急は大阪梅田・十三・淡路・茨木市・高槻市・長岡天神・桂・烏丸・京都河原町に停車し、烏丸に直接到着します。
阪急の特急は、普通運賃だけで乗ることができ、別途の特急料金は不要と阪急電鉄のよくある質問で案内されています。JRの特急のように追加料金を払うものだと思って各駅停車を選ぶ必要はありません。
場面で考えると、大阪梅田から錦市場や大丸京都店へ行く日なら、特急で烏丸まで乗り、地上へ出るか地下道でそのまま目的地へ向かう流れになります。地下鉄に乗り継いで二条城や京都御所方面へ行く日も、烏丸で降りて四条駅へ乗り換えます。
注意点は、特急で終点まで乗ると京都河原町まで行ってしまうことです。地下鉄へ乗り換えるなら烏丸で降りること、車内放送や車内表示で「烏丸」を確認して準備しておきましょう。週末の朝は観光客で混み合うため、ベビーカーやスーツケースがある場合は、ドア付近を確保しやすい余裕のある時間帯を選ぶと降りやすくなります。
車で来るなら四条烏丸周辺は「電車に乗り継ぐ」前提で組む
四条烏丸は京都市中心部のオフィス街・繁華街にあり、2つの駅はどちらも地下駅です。駅に付属する駐車場を当てにする場所ではないため、車で来る場合は、周辺の時間貸し駐車場や商業施設の駐車場を自分で探す前提になります。
理由は、この記事で取り上げる駅と施設のうち、駅(阪急・地下鉄)はどちらも公共交通での利用を前提に案内されているからです。週末や観光シーズンは市中心部の道路が混みやすく、駐車場が満車になると周辺を探して回る時間が長くなります。
具体的な組み立て方としては、京都府外から車で来る場合、市の中心部まで車で入らず、郊外の駅近くに車を置いて地下鉄や阪急で四条烏丸へ入る方法が考えられます。家族連れで荷物が多い日は、帰りの電車でベビーカーを使う時間帯(夕方の通勤ラッシュ)を避ける計画もあわせて立てておきましょう。
注意点として、どうしても中心部の駐車場を使う場合は、出発前に複数の候補と満車時の代わりを決めておくことです。大丸京都店に行く予定がある人は、駐車場の提携やサービスの有無を大丸京都店の公式サイトで確認してから動くと、料金の想定がつきやすくなります。
大丸京都店・錦市場へは地上に出る前に方向を決める
大丸京都店は両駅から地下道直結
四条烏丸で一番わかりやすい目的地が大丸京都店です。公式のアクセス案内では、阪急京都線烏丸駅より徒歩1分(地下道直結)、地下鉄烏丸線四条駅より徒歩2分(地下道直結)と案内されています。地上に出ずに入れるので、雨の日の待ち合わせや買い物にも使いやすい施設です。
営業日は、元日・1月2日を除き休まず営業すると案内されています。フロアごとの営業時間は異なり、一部ショップも別の時間で営業しているため、行く前に公式の営業時間ページで確認しておくと確実です。
具体的な使い方としては、阪急で来た人と地下鉄で来た人の合流地点にする、雨の日に地下道を通って移動する、子連れで乗り換えの合間に休憩する、といった場面が考えられます。駅の改札名だけで待ち合わせるより、「大丸京都店の地下入口」のように施設名で決めたほうが、互いに目印を見つけやすくなります。
注意点として、年末年始の元日・1月2日は休業です。その時期に四条烏丸で待ち合わせる予定がある人は、地下道の店舗が閉まっている前提で場所を決めておきましょう。
| 住所 | 〒600-8511 京都市下京区四条通高倉西入立売西町79番地 |
| 電話番号 | 050-1790-3000 |
| 営業時間 | 地2階〜2階10:00~20:00/3階〜7階10:00~19:00/8階11:00~22:00(一部ショップは異なる) |
| 定休日 | 元日・1月2日を除き休まず営業 |
| アクセス | 阪急京都線烏丸駅より徒歩1分(地下道直結)、地下鉄烏丸線四条駅より徒歩2分(地下道直結) |
| 公式サイト | 公式サイト |

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錦市場は地下鉄・阪急どちらからも徒歩約3分
錦市場は、四条烏丸から歩いて行ける定番スポットです。京都錦市場商店街振興組合の公式アクセスページでは、地下鉄烏丸線「四条」駅下車徒歩約3分、阪急京都線「烏丸」駅下車徒歩約3分と案内されています。全長は約390メートルです。
四条烏丸から歩く場合は、四条通から一本北の錦小路通へ入る形になります。烏丸側から入れば、市場を西から東へ歩き抜け、その先の河原町方面へ出られます。帰りは阪急の京都河原町駅(錦市場から徒歩約4分)から乗る、という片道ずつの組み方にすると、来た道を戻らずに済みます。
家族連れや年配の同行者がいる場合は、約390メートルの市場を端から端まで歩く時間に、店で立ち止まる時間が加わる点を見込んでおきましょう。混雑する週末の昼前後はベビーカーで進みにくいこともあるため、午前中の早い時間に回る、あるいは抱っこひもに切り替えるといった段取りが考えられます。
注意点として、錦市場の公式サイトでは「食べながら歩く行為はご遠慮下さい」と呼びかけ、お店の前や店内で食べるよう案内しています。食べ歩きの計画で来る人は、買ったら店の前で食べる前提で時間を組んでおきましょう。各店の営業時間・定休日は店ごとに異なるため、目当ての店がある場合は個別に確認してください。
| 住所 | 〒604-8054 京都府京都市中京区西大文字町609番地(京都錦市場商店街振興組合) |
| アクセス | 地下鉄烏丸線「四条」駅下車徒歩約3分/阪急京都線「烏丸」駅下車徒歩約3分/阪急京都線「京都河原町」駅下車徒歩約4分/京阪本線「四条」駅下車徒歩約10分 |
| 公式サイト | 公式サイト |
地上に出たら交差点の角で向きを確認する
四条烏丸の交差点は、四条通(東西)と烏丸通(南北)が十字に交わる場所です。地下から地上に出たとき、自分がどの角に出たのかがわからないと、目的地と反対方向に歩き出してしまうことがあります。
理由は、地下では方角の感覚がつかみにくいためです。地下鉄四条駅のエレベーターのある出入口は、烏丸通東側の1番出入口と西側の4番出入口に分かれています。東側に出るか西側に出るかで、交差点を渡る必要があるかどうかが変わります。
具体的な場面では、大丸京都店や錦市場、河原町方面は交差点から見て東側にあります。東へ向かうなら、烏丸通の東側の出入口から出ると、交差点を渡らずに歩き出せます。反対に、四条大宮方面や西側のオフィス街へ向かうなら、西側の出入口を選びます。
注意点として、交差点の横断歩道は信号待ちが長くなることがあります。ベビーカーや車いすで移動する場合は、地上に出る前に出入口の位置を構内の案内図で確認し、横断の回数が少ないルートを選んでおくと移動時間を短くできます。
意外と知られていないけれど、阪急烏丸駅・地下鉄四条駅・大丸京都店は地下道でつながっています。雨の日や真夏の日中は、地上の交差点で信号を待つより、地下道で大丸京都店まで移動し、そこから錦市場など地上の目的地へ出るほうが、濡れる区間や日差しの下を歩く時間を短くできます。地上の目的地へは、目的地に一番近い出口まで地下で進んでから出るのがコツです。
待ち合わせ・雨の日・子連れで、烏丸駅と四条駅をどう使い分ける?
待ち合わせは「相手が乗ってくる側」の改札で決める
四条烏丸で待ち合わせるときは、相手がどの電車で来るかを最初に確認しましょう。阪急で来るなら阪急の改札(西改札口か東改札口)、地下鉄で来るなら地下鉄の改札(北改札口か南改札口)を指定するのが基本です。
理由は、改札が阪急に2か所・地下鉄に3か所あり、しかも地下鉄の中改札口は入場専用だからです。相手が乗ってきた側の改札を指定すれば、相手は改札を出てすぐに合流でき、地下道を探し回る必要がありません。
具体的には、大阪から阪急で来る友人と京都駅から地下鉄で来る友人が合流する場合、どちらかの改札に寄せるより、両駅から地下道直結の大丸京都店の入口を目印にするほうがわかりやすい場合もあります。旅行者同士の待ち合わせなら、地図アプリの位置共有を組み合わせると確実です。
注意点として、平日の朝夕は通勤の人が多く、改札前で立ち止まると人の流れの妨げになります。待ち合わせ場所は改札の正面ではなく、少し離れた柱の近くや施設の入口など、人の流れが途切れる場所を選んでおくと落ち着いて待てます。
雨の日は地下道でつながる施設を軸に組む
雨の日の四条烏丸は、地下道でつながる阪急烏丸駅・地下鉄四条駅・大丸京都店を軸に組むと、濡れる区間を減らせます。四条駅の駅紹介資料にも、大丸京都店やラクエなどの商業施設と直結していると書かれています。
理由は、地上の交差点で信号を待つ時間や、出口から目的地までの歩く距離が長いほど、傘とベビーカー、傘とスーツケースの両立が難しくなるからです。地下道で進める区間を最大限使い、地上に出る回数を1回にまとめると、移動の負担が軽くなります。
具体的な組み立て方としては、午前は地下道でつながる大丸京都店で過ごし、雨が弱まったら錦市場(駅から徒歩約3分)へ地上を歩いて向かう、という順が考えられます。錦市場はアーケードのある商店街なので、市場の中に入ってしまえば傘をたたんで歩けます。
注意点として、地下道の出口から錦市場までは地上を歩く区間があります。雨具の準備に加えて、ベビーカーのレインカバーなど、地上を歩く数分間の備えをしておきましょう。
| 四条烏丸を拠点にするメリット | 気をつけたいデメリット |
|---|---|
| 阪急と地下鉄の乗換駅で、大阪方面・京都駅方面のどちらにも出やすい 大丸京都店などと地下道直結で雨の日も動きやすい 錦市場まで徒歩約3分 | 連絡通路に約2mの段差があり、現時点でエレベーターはない 改札が5か所あり、待ち合わせ場所を指定しないと会えない 「四条」を名乗る京阪の駅と取り違えやすい |
子連れ・年配の同行者がいる日の回り方
子連れや年配の同行者がいる日は、「段差を越える回数」と「トイレの場所」の2つから段取りを組むと動きやすくなります。乗り換えが必要な日は、連絡通路の約2mの段差で階段昇降機か迂回ルートを使うことになるため、その時間を最初から見込んでおきます。
理由は、ベビーカーや車いすでは、エレベーターの位置で動線がほぼ決まってしまうからです。地下鉄四条駅なら、地上とコンコースは1番・4番出入口のエレベーター、ホームへは南改札内のエレベーターを使います。この順序を外すと、構内を行き来する時間が増えます。
具体的な回り方としては、京都駅から地下鉄で来る家族なら、乗り換えをせずに四条駅で降り、南改札口から地上の1番出入口へ出て、大丸京都店や錦市場へ向かう、という形にすると、連絡通路の段差を通らずに済みます。大阪から阪急で来る家族は、地下鉄に乗り換えずに地上の目的地へ向かう計画にすると、段差の問題を避けられます。
注意点として、おむつ替えは阪急烏丸駅のおむつ交換台や、地下鉄の南改札内の多機能トイレなど、改札の内側か外側かを意識して決めておきましょう。改札を出てから「やはり駅のトイレを使いたい」となると、入場し直す手間がかかります。
読者タイプ別の使い分け早見
同じ四条烏丸でも、誰と、何のために来るかで、使う駅と改札が変わります。ここまでの内容を読者タイプ別にまとめます。
大阪から阪急で日帰りする人は、特急で烏丸まで乗り、地上の目的地へは地下道で近くまで進んでから出るのが基本です。特急は普通運賃だけで乗れるため、時間を優先して特急を選んで問題ありません。地下鉄に乗り継ぐ予定があるなら、終点の京都河原町まで乗り過ごさないようにしましょう。
新幹線で京都駅に着いた人は、地下鉄烏丸線で国際会館方面へ乗り、四条駅で降ります。京都駅からは大人220円です。地下鉄で何か所も回るなら、1日券の大人800円と、乗る区間の普通運賃の合計を比べてから決めます。
ベビーカーや車いすで乗り換える人は、令和8年度末のエレベーター運用開始までは、連絡通路で階段昇降機か迂回ルートを使う前提で、係員に声をかける時間を見込みます。乗り換えを避けられる経路がないかも、出発前に検討しておきましょう。
錦市場や大丸京都店が目的の人は、地下鉄・阪急どちらからでも近いので、乗ってきた電車の駅でそのまま降りれば十分です。京阪で来る人だけは、祇園四条から錦市場まで徒歩約10分と距離が開く点に注意してください。
まとめ
出かける前の最初の一歩は、同行者が阪急と地下鉄のどちらで来るかを確認し、待ち合わせの改札を「会社名+改札名」で送っておくことです。ベビーカーや車いすで乗り換える予定がある人は、あわせて連絡通路の段差をどう越えるかを決めておきましょう。
※運賃・営業時間・駅設備は変更されることがあります。お出かけ前に京都市交通局・阪急電鉄・各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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