11月の頭に京都へ紅葉を見に行きたい。でも「11月上旬ではまだ早いのでは」「どこへ行けば色づいているのか」と迷っている人は多いはずです。京都の紅葉は11月中旬〜下旬のイメージが強く、上旬に出かけると青もみじのままだった、という声もよく見かけます。
結論から言うと、11月上旬に狙うなら京都市の北側、大原(三千院)と高雄・槙尾(神護寺・西明寺)です。京都観光Naviの例年見頃では、三千院が11月上旬~12月上旬、神護寺が11月上旬~下旬、西明寺が11月10日前後とされ、市中心部より一足早く色づきます。一方で鞍馬寺・貴船神社は例年11月中旬以降なので、上旬は色づき途中の見込みとして組み込みます。
この記事では、11月上旬に例年見頃を迎える寺の拝観時間・拝観料を1つの表に並べたうえで、エリアごとの行き方、駐車場のない寺が多い点への対策、11月上旬から使えるライトアップと予約が必要な寺の期間まで、出かける前に決めておくことを順番にまとめました。
・11月上旬に例年見頃を迎える京都の紅葉エリアと、まだ早いエリアの見分け方
・三千院・神護寺・西明寺・鞍馬寺の拝観時間と拝観料の比較(京都おでかけノート調べ)
・大原/高雄・槙尾/鞍馬・貴船の行き方と、駐車場のない寺へ車で行くときの段取り
・11月上旬に開催中のライトアップと、事前予約が必要になる寺の期間
京都11月上旬 紅葉は北の山側から|例年見頃と2026年の色づき予想

例年見頃で見ると、上旬に色づくのは大原と高雄
11月上旬に紅葉らしい景色を見たいなら、行き先は大原と高雄・槙尾の2エリアに絞るのが近道です。京都観光Naviが掲載している紅葉スポットの例年見頃を見ると、三千院が「11月上旬~12月上旬」、神護寺が「11月上旬~下旬」、西明寺が「11月10日前後」となっています。どれも京都市の北側、標高のある山あいの寺です。
京都観光Naviには78件の紅葉スポットが掲載されていて、その多くは11月中旬~下旬が例年見頃です。11月上旬の掲載は大原・八瀬・比叡山と高雄エリアが中心で、東山や嵐山といった定番の市街地エリアは中旬以降に回ってきます。たとえば永観堂は11月中旬~下旬が例年見頃です。
日帰りで1日だけ動ける人なら、大原か高雄のどちらか1エリアを選び、午前のうちに着くように出発時間を決めるのが基本形です。年配の同行者がいる場合は、平坦な道が多めの大原、歩くのが苦にならないグループなら石段のある高雄、と考えると選びやすくなります。
なお、比叡山延暦寺も例年見頃は11月上旬ですが、所在地は滋賀県大津市です。京都駅や京阪三条駅、出町柳駅から比叡山頂行きのバスで約60分かかるため、京都市内の寺と同じ日に組むより、比叡山だけで半日〜1日を見ておくほうが無理がありません。
2026年は平年より遅めの予想、上旬は「見頃の入口」と考える
2026年の秋は、上旬の色づきが例年より控えめになる可能性を頭に入れておきましょう。ウェザーニューズが2026年9月3日に出した第1回の紅葉見頃予想では、秋の気温が平年より高く、全国的に見頃は平年より遅めかやや遅めとされ、京都・嵐山の見頃予想日は11月24日頃でした(トラベルボイスの報道)。
これは民間の予報で、寺や観光協会が出す見頃発表ではありません。また予想日は嵐山についてのもので、大原や高雄の見頃日そのものではない点にも注意が必要です。ただ、全国的に遅れ気味という傾向は大原・高雄にも当てはまる可能性があり、11月上旬は「色づき始め〜見頃の入口」くらいに見積もっておくと、現地で期待外れになりにくくなります。
具体的には、11月の1週目に行くなら三千院のように見頃の期間が12月上旬まで長い寺を軸にし、西明寺のように「11月10日前後」と一点で示されている寺は、1週目の終わり〜2週目にずらせるなら後ろ寄りにするのが安全です。第2回の予想は2026年10月上旬に発表予定とされているので、出発前に最新の値を見直しておきましょう。
色づき状況は10月30日から始まる京都観光Naviの調査で確認
出発日を決める最後の判断材料は、京都観光Naviの紅葉情報です。京都観光Naviの紅葉ページには「2026年の紅葉調査は10月30日から開始予定です。」とあり、各スポットの色づき状況が順次更新されていきます。10月上旬の時点で掲載されている色づき状況は2025年のものなので、今年の状況と取り違えないようにしてください。
あわせて見ておきたいのが寺ごとの発信です。西明寺は公式サイトの「紅葉新着情報」で色づきを更新していて、2025年は11月8日・14日・17日に更新されていました。同じペースで更新されるとは限りませんが、行く数日前に寺の公式サイトをのぞく習慣をつけておくと、当日の見え方を想像しやすくなります。
動き方としては、10月30日以降に京都観光Naviで大原・高雄の色づきを確認し、出発の前日にもう一度、寺の公式サイトと天気予報を見て最終決定する流れがおすすめです。雨の予報なら、石段の多い高雄より、参道がゆるやかな大原を選ぶなど、エリアの入れ替えもこのタイミングで決めておきます。
見頃の表現は「例年11月上旬(京都観光Navi)」のように出典つきで受け取り、年によって前後する前提で日程を組みましょう。2026年は第1回予想で全国的に遅めとされているため、上旬の前半に行くなら見頃期間の長い三千院を軸にすると外しにくくなります。
11月上旬では早いスポットの見分け方
11月上旬に行っても色づき途中の可能性が高いのは、例年見頃が「11月中旬」以降と示されているスポットです。京都観光Naviでは、鞍馬寺が11月中旬~下旬、貴船神社が11月中旬、永観堂が11月中旬~下旬、常寂光寺が11月中旬~下旬、常照皇寺が11月中旬~下旬となっています。
見分けるコツは、京都観光Naviのスポット一覧で「例年見頃」の欄に「上旬」の文字が入っているかどうかだけを見ることです。中旬以降のスポットに上旬のうちに行く場合は、紅葉狩りとしてではなく、青もみじと色づき始めのグラデーションを見に行くつもりで予定に入れると、気持ちのうえでもずれが出ません。
また、東山の南禅寺や東寺のような市街地の定番は、例年見頃が中旬〜下旬です。11月上旬の旅程にこれらを入れたい場合は、紅葉目当てではなく定番の観光として回り、紅葉そのものは大原か高雄で見る、という役割分担にすると1日の満足度が上がります。

例年見頃の4寺を比べると?拝観時間と拝観料の早見表
拝観時間と拝観料を1表にまとめると
11月上旬に回る候補の寺は、閉門・受付終了が16時台と早いのが共通点です。下の表は、各寺・神社の公式サイトに出ている拝観時間・拝観料と、京都観光Naviの例年見頃を並べたものです。貴船神社は参拝無料の神社ですが、鞍馬とセットで回る人が多いため一緒に載せています。
| 寺・神社 | 例年見頃 | 11月の拝観時間 | 拝観料(大人) | 寺社の駐車場 |
|---|---|---|---|---|
| 三千院(大原) | 11月上旬~12月上旬 | 8:45~16:45 | 一般700円 | なし |
| 神護寺(高雄) | 11月上旬~下旬 | 9:00~16:00 | 1,000円 | 寺へ確認 |
| 西明寺(槙尾) | 11月10日前後 | 9:00~17:00(受付16:30まで) | 寺へ確認 | なし |
| 鞍馬寺 | 11月中旬~下旬 | 本殿開扉9:00~16:15 | 愛山費500円 | なし |
| 貴船神社 | 11月中旬 | 本宮6:00~20:00 | 参拝無料 | 本宮8台・奥宮10台 |
※京都おでかけノート調べ(各寺社公式サイト・京都観光Naviの掲載値をもとに作成)。拝観時間・料金は変更されることがあります。
表から読み取れるのは、紅葉の見頃が早い寺ほど山あいにあり、しかも寺の駐車場がない、もしくは台数が分からない寺が多いということです。11月上旬の紅葉めぐりは、拝観時間よりも「どうやって着くか」で1日の組み方が決まります。
三千院は11月だけ開門が早い
三千院は11月の拝観時間が8:45~16:45で、通常期の9:00~17:00より開門が早く、閉門も早くなります。京都観光Naviには11月を8:30~17:00とする表記もありますが、ここでは寺の公式サイトの値を採っています。拝観料は一般700円、中学生・高校生400円、小学生150円で、休みは無休です。
開門が早い11月は、朝いちばんの静かな境内を見る好機です。京都駅を早めに出て、8:45の開門に近い時間に入れると、参道の人出が増える前に庭を回れます。家族連れなら、小学生150円、中高生400円と子どもの拝観料が分かれている点も覚えておくと、受付で慌てません。
一方、閉門の16:45は通常期より早いので、午後から大原へ向かう予定だと、着いてから庭をゆっくり歩く時間が足りなくなります。大原は京都駅からバスで向かう場所なので、行きの所要時間を見込んで、昼過ぎには三千院に入っている計画にしておきましょう。
| 住所 | 〒601-1242 京都市左京区大原来迎院町540 |
| 電話番号 | 075-744-2531 |
| 営業時間 | 9:00~17:00(11月 8:45~16:45、12月~2月 9:00~16:30)※京都観光Naviは11月8:30~17:00表記で食い違うため寺公式を優先 |
| 定休日 | 無休 |
| アクセス | 京都バス「大原」下車、徒歩約10分(京都観光Navi)。京都駅からは地下鉄・バス、阪急・京阪経由(公式案内) |
| 駐車場 | なし(公式『駐車場はございません。近隣の駐車場をご利用ください』) |
| 公式サイト | 公式サイト |
神護寺は境内拝観が16:00まで、閉門が4寺でいちばん早い
神護寺の境内拝観時間は9:00~16:00で、年中無休です。境内拝観料は大人1,000円、大学生・高校生・中学生も1,000円、小学生は500円です。11月上旬に回る候補の中では、拝観の終わりがいちばん早い寺になります。
神護寺はバス停「高雄」から徒歩約20分の距離があり、その道のりに石段が含まれます。バスの所要時間も加わるので、京都駅を昼前に出ると、境内に入れるのは午後の早い時間帯になります。午前の早いうちに高雄へ着き、神護寺を先に済ませてから、徒歩圏の西明寺へ回る順番にすると、拝観時間を気にせずに歩けます。
中学生以上は大人と同額の1,000円なので、家族4人で行く場合など、拝観料の合計は事前に計算しておくと安心です。団体などで別料金が設定されている場合もあるため、大人数で行くときは寺に確認しておきましょう。
| 住所 | 〒616-8292 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5 |
| 電話番号 | 075-861-1769 |
| 営業時間 | 9:00~16:00(境内拝観) |
| 定休日 | 年中無休 |
| アクセス | JRバス「高雄」下車、徒歩約20分/市バス8号系統「高雄」下車、徒歩約20分(神護寺公式) |
| 駐車場 | 公式交通案内に駐車場台数の記載なし。車は国道162号を「福王子」交差点から「京北 高雄」方向へ約6km |
| 公式サイト | 公式サイト |
西明寺は「受付16:30」と「拝観料」を先に確認
西明寺(槙尾山)の拝観時間は9:00~17:00、拝観受付は9:00~16:30です。閉門の17:00に間に合えばよいのではなく、受付の16:30を過ぎると入れないので、夕方に回す場合は受付時間を基準に考えます。
拝観料は、寺の公式トップページとアクセスページの主要ページでは見当たらないため、出かける前に寺へ電話で確認しておくと確実です。現金の用意が必要かどうかもあわせて聞いておくと、当日の受付で困りません。
西明寺はJRバス「槙ノ尾」バス停から徒歩5分と、神護寺よりバス停から近いのが特徴です。神護寺の石段がきつい同行者がいる場合は、西明寺だけを目的地にして、神護寺は元気なメンバーだけで回る、という分け方もできます。寺には駐車場がなく、公式は公共交通機関の利用を案内しています。
| 住所 | 〒616-8291 京都市右京区梅ヶ畑槇尾町1 |
| 電話番号 | 075-861-1770 |
| 営業時間 | 9:00~17:00(拝観受付 9:00~16:30) |
| アクセス | JRバス京都駅前から「槙ノ尾」下車 約50分、バス停から徒歩5分/市バス8番で約1時間(公式) |
| 駐車場 | なし(公式『当寺は駐車場がございません。公共交通機関をご利用ください』) |
| 公式サイト | 公式サイト |
大原・三千院を朝いちばんに歩くにはどう動く?

大原へは京都バス、寺までは「大原」バス停から徒歩約10分
大原の三千院へは、京都バスで「大原」バス停まで行き、そこから徒歩約10分です(京都観光Navi)。京都駅から向かう場合、寺の公式案内では地下鉄とバスの乗り継ぎ、阪急・京阪経由のルートが紹介されています。また鞍馬寺公式のアクセス案内には、京都駅から京都バス17系統・大原行きが走っていることが書かれています。
三千院の11月の開門は8:45です。開門に合わせるなら、京都駅でバスに乗る時間を逆算するより、前夜のうちに京都バスの時刻表を確認して、乗るバスを1本決めておくのが確実です。11月の土休日はバスが混み合うことがあるため、乗れなかったときの次の便も控えておくと焦らずに済みます。
大原バス停から三千院までの約10分の参道は、土産物店や茶店が並ぶ道です。帰りにゆっくり見る時間を残しておき、行きは寺へまっすぐ向かうと、開門直後の静かな時間帯を有効に使えます。
大原と同じ日に市内の定番を回るなら、移動時間のかからない組み方を事前に固めておくと楽です。

車で大原へ行くなら、三千院に駐車場がない前提で組む
三千院には寺の駐車場がありません。三千院公式の交通案内には「なお駐車場はございません。近隣の駐車場をご利用いただきますよう宜しくお願いいたします。」とあり、車で行く場合は近隣の民間駐車場を使うことになります。
紅葉シーズンの大原は、近隣の駐車場の空き状況が読みにくい場所です。車で行くなら、開門の8:45より前に大原に着くつもりで出発し、民間駐車場の候補を複数見ておくのが現実的な段取りです。満車が続いて駐車場を探し回ると、それだけで拝観の時間が削られてしまいます。
もうひとつの選択肢が、市内の駐車場に車を置いて公共交通で大原へ向かう方法です。京都市は観光地周辺の渋滞を緩和するため、車から公共交通へ乗り換えるパークアンドライドに取り組んでいます。具体的な使い方は後半の「車で行くなら」の章でまとめています。
原因:通常期の閉門17:00の感覚で予定を組み、11月は16:45閉門になることを見落としていた。京都駅からのバスの所要時間も短く見積もっていた。
対策:11月の三千院は8:45~16:45。大原は午前中に入る前提で出発時間を決め、午後は大原の参道や市内へ戻る時間に回すと、閉門を気にせず歩けます。
早く着きすぎたら、参道と周辺の景色で時間を使う
朝いちばんを狙うと、開門前に大原へ着いてしまうことがあります。その場合は、バス停から三千院までの約10分の参道を、景色を見ながらゆっくり歩くだけでも、開門時間にちょうどよく近づけます。
秋の大原は朝晩の冷え込みが市内より強くなりやすい山あいの里なので、開門を待つ間に体が冷えないよう、薄手の上着を1枚持っていくと安心です。11月上旬は日中との気温差が出やすい時期でもあるため、脱ぎ着しやすい服装にしておくと、境内を歩いて汗をかいたときにも調整できます。
庭は苔や石段、建物の縁側など歩く場所が変わるため、底の滑りにくい靴が向いています。雨上がりの日は苔や石が濡れていることもあるので、年配の同行者がいる場合は特に足元に気を配りましょう。
大原で過ごす時間は半日を見ておく
大原を目的地にするなら、移動を含めて半日を見ておくと、焦らずに回れます。京都駅からバスで向かい、バス停から徒歩約10分、そこから三千院の境内を回り、参道を戻るまでを考えると、朝から昼過ぎまでが大原で埋まる計算になります。
午後を市内で過ごすなら、大原から市内中心部へ戻るバスの所要時間を考え、15時以降に新しい予定を入れると間に合わないことがあります。予定の詰めすぎを防ぐため、午後は四条など移動しやすいエリアで食事や買い物にあてる程度にしておくと、帰りの電車にも余裕を持てます。
三千院の例年見頃は11月上旬~12月上旬と長いのが強みです。11月上旬にまだ色づきが浅かった場合でも、大原は12月上旬まで見頃が続く可能性があるため、日程に余裕のある人は中旬以降にもう一度訪ねる選択肢も残せます。
高雄・槙尾の神護寺と西明寺は1日でつなげる?
JRバスと市バス、どちらでも「高雄」まで約45〜50分
高雄へは、京都駅からJRバス「高雄・京北線」で約50分、「高雄」下車、徒歩約20分で神護寺です(神護寺公式の交通案内)。市バスなら8号系統で約45分、「高雄」下車、徒歩約20分と案内されています。市バス8号系統は烏丸四条からの案内なので、四条周辺に泊まっている人や、阪急・地下鉄で四条に出やすい人に向いています。
どちらのバスも山あいの道を走るため、紅葉シーズンの週末は道路の渋滞で所要時間が延びることがあります。バスの所要時間はあくまで目安と考え、神護寺の16:00、西明寺の受付16:30から逆算して、遅くとも午前中には高雄へ着くように出発しましょう。
京都駅を起点にするならJRバス、四条を起点にするなら市バス8号系統と、出発地で使い分けるのが分かりやすい方法です。帰りのバスは夕方に混み合うことがあるので、帰りの時間に余裕を持たせておくと安心です。
神護寺までの徒歩約20分は石段込みで考える
神護寺は「高雄」バス停から徒歩約20分で、この道のりに石段が含まれます。紅葉の景色を楽しみながら歩ける区間ですが、年配の同行者や小さな子どもがいる場合は、20分以上かかるつもりで時間を取っておきましょう。
石段は雨の日に滑りやすくなるため、雨の予報が出ている日は無理に高雄を選ばず、参道がゆるやかな大原に切り替えるのもひとつの判断です。高雄へ行く場合は、底の滑りにくい靴と、両手が空くリュックで出かけると、石段の上り下りが楽になります。
神護寺の駐車場については、公式サイトの主要ページでは台数が見当たらないため、車で行く場合は寺へ電話で確認しておくと確実です。紅葉時期は高雄周辺の道路が混みやすく、バスと同じ道を通ることになるので、車でも時間の余裕を取っておく必要があります。
閉門が16:00と早い神護寺を先に、受付16:30まで入れる西明寺を後に回すのが基本の順番です。西明寺は「槙ノ尾」バス停から徒歩5分なので、帰りのバスにも乗りやすくなります。
11月1日〜7日は神護寺の大師堂特別拝観に重なる
11月上旬に神護寺へ行く理由がもうひとつあります。神護寺公式サイトの行事欄では、大師堂特別拝観として板彫弘法大師像の御開帳が11月1日~11月7日、拝観時間9:00~16:00で案内されています。拝観料は500円で、境内拝観料1,000円が別途必要です。
この期間は11月上旬にちょうど重なるため、紅葉の色づきが浅めでも、特別拝観をあわせて見られるという楽しみ方ができます。紅葉だけを目的にすると上旬は少し早い可能性がありますが、特別拝観とセットで考えれば、11月の1週目に高雄へ行く意味がはっきりします。
一方、神護寺の多宝塔特別拝観は2026年秋季の御開帳が10月10日~10月12日で、11月上旬には終了しています。ネットで「神護寺の特別拝観」と検索すると、この多宝塔と大師堂の情報が混ざって出てくることがあるので、11月に見られるのは大師堂だと覚えておきましょう。
西明寺は紅葉時期に臨時バスの増発予定あり
西明寺の公式アクセスページには、「※紅葉時期にあわせ同経路にて臨時バス増発予定」と書かれています。京都駅前からJRバスで「槙ノ尾」下車まで約50分、バス停から徒歩5分という経路で、市バス8番でも約1時間とされています。
臨時バスが出る時期でも、週末は乗車待ちの列ができることがあるため、帰りは早めの便を狙うのが安全です。受付16:30の直前まで境内にいると、帰りのバスが混む時間帯と重なりやすいので、15時台に寺を出るくらいの余裕を持たせておくと、帰り道で疲れにくくなります。
西明寺も寺の駐車場はなく、公式は「当寺は駐車場がございません。公共交通機関をご利用ください。」と案内しています。高雄・槙尾エリアはバスでの往復を前提にし、車の人も市内の駐車場に車を置いてバスに乗り換える方法を検討しましょう。
鞍馬・貴船は11月上旬に行っても色づいている?
例年見頃は中旬、上旬は色づき途中の見込み
鞍馬・貴船は、11月上旬だと色づき途中の可能性が高いエリアです。京都観光Naviの例年見頃は、鞍馬寺が11月中旬~下旬、貴船神社が11月中旬です。2026年は全国的に見頃が遅めと予想されていることを考えると、上旬に見頃の景色を期待して行くとずれが出るかもしれません。
それでも鞍馬・貴船を11月上旬に入れたい場合は、紅葉を主目的にせず、山の空気と参道歩きを楽しむ日と割り切るのがおすすめです。色づき始めの木々と青もみじが混ざる景色も、上旬ならではの見え方です。
行くかどうかを決めるときは、10月30日から始まる京都観光Naviの調査で鞍馬・貴船の色づきを確認してから判断しましょう。色づきが進んでいない様子なら、11月上旬は大原・高雄に回し、鞍馬・貴船は中旬以降の別日に回すと、両方を見頃に近い時期に楽しめます。
鞍馬寺はケーブルが8:40始発、20分毎に運行
鞍馬寺へは、出町柳駅から叡山電車で鞍馬駅まで30分、鞍馬駅から山門までは徒歩3分です。境内に入るには愛山費500円が必要で、山門駅から多宝塔駅までのケーブルは寄進として大人片道200円、小学生以下片道100円です(鞍馬寺公式の入山案内)。
ケーブルは山門駅(上り)の始発が8:40、20分毎の運行です。山門駅の終発は16:20で、本殿の開扉時間9:00~16:15より後になっています。ケーブルを使う場合は多宝塔駅から徒歩10分ほどで本殿金堂へ着きます。歩いて登る健脚コースは由岐神社から九十九折参道を通るルートで、足に自信があれば紅葉の参道を楽しめますが、時間と体力に余裕を持って選びましょう。
霊宝殿の入館料は200円で、霊宝殿は火曜(祝日の時は翌日)が休館です。11月上旬の旅程で霊宝殿も見たい場合は、曜日を確認してから日程を決めましょう。
| 住所 | 〒601-1111 京都市左京区鞍馬本町1074 |
| 電話番号 | 075-741-2003 |
| 営業時間 | 本殿開扉 9:00~16:15(霊宝殿 9:00~16:00) |
| 定休日 | 霊宝殿は火曜(祝日の時は翌日)休館、12月12日~2月末日は冬期休館 |
| アクセス | 叡山電車「鞍馬」駅下車、山門まで徒歩3分(公式)。出町柳駅から叡山電車で鞍馬駅まで30分(公式) |
| 駐車場 | なし(公式『鞍馬寺に駐車場はありません。周辺に駐車場があります』) |
| 公式サイト | 公式サイト |
貴船神社は参拝無料、駐車場は本宮8台・奥宮10台
貴船神社は年中無休・参拝無料で、5/1~11/30の本宮参拝時間は6:00~20:00です。鞍馬寺より参拝時間が長いため、鞍馬寺を先に回り、夕方に貴船へ下る順番にしても参拝に間に合います。
車で行く場合、貴船神社公式のアクセスページによると駐車場は本宮8台・奥宮10台で、料金は1,000円 / 2時間、延長はご遠慮願いますとされています。京都駅から北へ約40分の場所です。台数がごく限られているため、公式は公共交通の利用をすすめ、市営地下鉄国際会館駅・叡山電鉄出町柳駅の周辺の駐車場を使ったパーク&ライドが便利としています。
夜間の紅葉ライトアップについては、公式の「夜間特別ライトアップ」欄に今季の紅葉ライトアップがまだ掲載されていないため、行く前に公式サイトの最新のお知らせを確認しましょう。
| 住所 | 〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180 |
| 電話番号 | 075-741-2016 |
| 営業時間 | 本宮 参拝 6:00~20:00(5/1~11/30)/授与所 9:00~17:00(ライトアップ期間中は延長あり) |
| 定休日 | 年中無休 |
| アクセス | 叡山電車・京都バス33系統/52系統(公式にバス時刻表PDFあり) |
| 駐車場 | 本宮8台・奥宮10台、1,000円/2時間(延長不可)。京都駅から北へ約40分(約18km) |
| 公式サイト | 公式サイト |
原因:神社の駐車場があるからと車で直行したが、本宮8台・奥宮10台と台数が少なく、2時間の時間制で回転も読めなかった。
対策:車で行くなら、国際会館駅や出町柳駅の周辺に車を置き、電車やバスに乗り換えるパーク&ライドを最初から計画しておきましょう。
鞍馬から貴船へ抜けるなら、明るいうちに歩き終える
鞍馬寺の境内を抜けて貴船へ下るルートを考えている人は、明るい時間に歩き終えられるかどうかで判断しましょう。11月上旬は日が短くなっている時期で、山の中は市街地より早く暗くなります。
鞍馬寺の本殿開扉は9:00~16:15なので、午前のうちに鞍馬へ入り、昼過ぎには本殿を参拝できているくらいのペースが目安です。山道は足元が不安定な箇所もあるため、スニーカーなど歩き慣れた靴で出かけることが前提です。
年配の同行者や小さな子どもがいる場合は、鞍馬寺はケーブルで本殿金堂の近くまで上がり、貴船へは山を越えずに電車とバスで移動する方法も選べます。貴船神社公式は叡山電車と京都バス33系統・52系統による行き方を案内しているので、体力に合わせて無理のないルートを選びましょう。
車で行くなら駐車場とパークアンドライドをどう使う?
11月上旬に回る寺は、寺社の駐車場がほとんど使えない
11月上旬に例年見頃を迎える寺に車で行く場合、まず「寺の駐車場はない」前提で計画を立てる必要があります。三千院・西明寺・鞍馬寺は寺の駐車場がなく、神護寺は公式サイトの主要ページで台数が見当たりません。駐車場があるのは貴船神社だけで、本宮8台・奥宮10台に限られます。
| 行き先 | 寺社の駐車場 | 公共交通での行き方(公式・京都観光Navi) |
|---|---|---|
| 三千院 | なし(近隣の駐車場を案内) | 京都バス「大原」下車、徒歩約10分 |
| 神護寺 | 寺へ電話で確認 | JRバス約50分/市バス8号系統約45分、「高雄」下車徒歩約20分 |
| 西明寺 | なし(公共交通を案内) | JRバス「槙ノ尾」下車、徒歩5分 |
| 鞍馬寺 | なし(周辺に駐車場あり) | 出町柳から叡山電車で30分、鞍馬駅から山門まで徒歩3分 |
| 貴船神社 | 本宮8台・奥宮10台(1,000円 / 2時間) | 叡山電車・京都バス33系統/52系統 |
この表のとおり、車で寺の前まで行ける行き先はほぼありません。周辺の民間駐車場を探すか、途中で公共交通に乗り換えるかのどちらかを、出発前に決めておくのが車での紅葉めぐりの第一歩です。
京都市のパークアンドライドは秋の実施状況を確認してから
京都市は、観光地周辺の渋滞を緩和し公共交通の利用を促すため、車から公共交通に乗り換えるパークアンドライドに取り組んでいます。京都市のパークアンドライドのページでは、イオンモール京都五条・京都桂川・KYOTOの駐車場をパークアンドライド用の駐車場として提供する取り組みが紹介されています。
直近の実績では、令和8年3月20日~4月5日の春の期間に、イオンモール京都五条で駐車台数1,700台の駐車場が対象となり、パークアンドライド利用で当日無料(ご利用条件あり)とされていました。ただし、これは春の実績で、2026年秋の実施内容は市の報道資料ではまだ確認できていません。
秋にパークアンドライドを使いたい場合は、出発前に市のパークアンドライドのページで秋の取り組みが発表されているかを確認しましょう。問い合わせ先は京都市都市計画局歩くまち京都推進室です。
鞍馬・貴船は国際会館駅・出町柳駅で乗り換える
鞍馬・貴船へ車で向かう場合は、貴船神社公式の案内どおり、市営地下鉄国際会館駅・叡山電鉄出町柳駅の周辺の駐車場に車を置き、電車やバスに乗り換える方法が現実的です。貴船の駐車場は本宮8台・奥宮10台で、2時間で1,000円、延長は控えるよう案内されています。
出町柳駅からは叡山電車で鞍馬駅まで30分なので、出町柳周辺で車を置けば、鞍馬寺の参拝から貴船神社への移動まで、駐車場の空きや時間制限を気にせずに回れます。帰りも同じ駅に戻るだけなので、行程がシンプルになります。
大原も、同じく出町柳方面を経由する京都バスが走るエリアです。大原と鞍馬・貴船を別の日に回る場合でも、市内北側の駅周辺に車を置いて公共交通に乗り換える考え方は共通して使えます。
実は、紅葉の時期ほど電車とバスのほうが時間を読みやすい
意外と知られていないけれど、11月上旬の紅葉めぐりで時間がいちばん読みにくいのは、車での最後の数kmです。山あいの寺はアクセス道路が限られ、駐車場の空き待ちや周辺道路の渋滞で、バスより時間がかかることも珍しくありません。
叡山電車の出町柳から鞍馬までの30分は、道路の混雑に左右されない所要時間です。大原や高雄へはバスなので渋滞の影響は受けますが、駐車場を探す時間がかからない分、着いてからすぐに拝観を始められます。
鞍馬・貴船は出町柳駅か国際会館駅の周辺で、大原・高雄は市内の駐車場で公共交通に乗り換えるのが基本です。寺の前まで車で行く計画は、駐車場探しで拝観の時間を削る原因になります。
家族連れで荷物が多い、年配の同行者がいるなど、車でないと動きにくい事情がある場合は、早朝に出発して、寺の開門前に周辺の駐車場に入るのがいちばん確実です。三千院の11月の開門8:45に合わせて大原に入れれば、駐車場が混み始める前に車を置ける可能性が高まります。
11月上旬に使えるライトアップと予約が必要な寺は?
11月上旬に開催中なのは仁和寺と高台寺
夜の紅葉も見たい人には、11月上旬の時点で開催中のライトアップがあります。京都観光Naviの夜間イベント情報によると、仁和寺の紅葉雲海ライトアップは2026年10月24日(土)〜12月13日(日)の金・土・日・祝日開催、高台寺の秋の夜間特別拝観は2026年10月23日(金)~12月13日(日)です(京都観光Naviの夜間イベント)。
仁和寺は金・土・日・祝日のみの開催なので、平日の夜に行く計画だと開催日に当たらない可能性があります。11月上旬の旅程で夜のライトアップを入れるなら、曜日を確認してから日程を決めましょう。
昼は大原や高雄で紅葉を見て、夕方に市内へ戻って高台寺や仁和寺のライトアップへ向かう、という組み方ができます。ただし、山あいのエリアから市内へ戻るバスは夕方に混みやすいため、ライトアップの時間に間に合うよう、昼のエリアを早めに切り上げる計画にしておきましょう。
京都府立植物園のライトアップは11月14日から
同じく京都観光Naviの情報では、京都府立植物園の紅葉ライトアップは2026年11月14日(土)~12月13日(日)です。11月上旬にはまだ始まっていないので、上旬の旅程で植物園の夜を入れようとしている場合は注意が必要です。
鞍馬・貴船や大原の今季の紅葉ライトアップについては、2026年秋の公式発表が出ているかを出発前に確認しましょう。前季に行われていたライトアップでも、今季に同じ期間・同じ内容で行われるとは限りません。
夜のライトアップは足元が暗くなるため、歩きやすい靴に加えて、冷え込みに備えた上着を持っていくと安心です。11月上旬の夜は昼より気温が下がるので、昼の服装のまま夜まで過ごすと寒く感じることがあります。
| 寺・施設 | 内容 | 2026年の期間(京都観光Navi) | 11月上旬 |
|---|---|---|---|
| 仁和寺 | 紅葉雲海ライトアップ | 10月24日(土)〜12月13日(日)の金・土・日・祝日 | 開催日なら○ |
| 高台寺 | 秋の夜間特別拝観 | 10月23日(金)~12月13日(日) | ○ |
| 京都府立植物園 | 紅葉ライトアップ | 11月14日(土)~12月13日(日) | ×(未開始) |
| 圓光寺 | 事前予約が必要 | 11月10日(火)~12月10日(木) | 10日から予約制 |
| 瑠璃光院 | 事前予約が必要 | 11月13日(金)~12月6日(日) | 13日から予約制 |
圓光寺は11月10日から、瑠璃光院は13日から事前予約制
紅葉シーズンに事前予約が必要になる寺もあります。京都観光Naviによると、圓光寺は2026年11月10日(火)~12月10日(木)、瑠璃光院は2026年11月13日(金)~12月6日(日)の間、事前予約が必要です。無鄰菴も事前予約が必要とされています。
11月上旬に行く場合、この予約期間にかかるかどうかは日付で分かれます。たとえば11月の1週目なら圓光寺も瑠璃光院も予約期間の前ですが、11月10日以降は圓光寺、13日以降は瑠璃光院が予約制になります。上旬の後半に行く予定の人は、予約が必要かどうかを日付で確認してから計画を立てましょう。
また、峰定寺と大徳寺高桐院は当面拝観を休止しています。ネットで紅葉スポットとして紹介されていても、現在は拝観できないので、旅程に入れないよう注意してください。
峰定寺・大徳寺高桐院は当面拝観を休止しています。また圓光寺・瑠璃光院は11月中旬にかけて予約制に切り替わるため、上旬の後半に行く人は日付を必ず確かめましょう。
同行者のタイプ別、11月上旬の組み方
同行者によって、11月上旬の行き先は選び分けると失敗が減ります。年配の同行者がいる場合は、バス停から徒歩約10分の大原・三千院を軸にし、11月の8:45開門に合わせて午前中にゆっくり回る組み方が合っています。拝観料は一般700円です。
歩くのが好きな友人同士なら、高雄・槙尾がおすすめです。徒歩約20分の石段を上って神護寺へ行き、11月1日~11月7日なら大師堂特別拝観もあわせて見て、西明寺へ回ります。家族連れなら、小学生の拝観料が三千院は150円、神護寺は500円と寺によって違う点も、行き先選びの参考になります。
夜まで京都に滞在する人は、昼に大原か高雄を回り、夕方に市内へ戻って高台寺や仁和寺のライトアップへ向かう組み方ができます。紅葉以外の定番も回りたい人は、市内中心部の寺社を昼間の予定に入れ、紅葉は北の山側1エリアに絞ると、移動に時間を取られずに済みます。

まとめ:11月上旬は北の山寺へ、朝から動く
11月上旬の京都の紅葉は、市中心部の定番より一足早く色づく、北の山側の寺から楽しむのが基本です。京都観光Naviの例年見頃では、三千院が11月上旬~12月上旬、神護寺が11月上旬~下旬、西明寺が11月10日前後で、鞍馬寺・貴船神社は中旬以降です。2026年は全国的に見頃が遅めと予想されているため、上旬は見頃の入口くらいに考えておくと、現地でのずれが少なくなります。
最初の一歩として、10月30日から始まる京都観光Naviの紅葉調査をブックマークし、大原か高雄のどちらに行くかを決めて、乗るバスを1本選んでおきましょう。
※拝観時間・拝観料・ライトアップや予約の期間は変更されることがあります。出かける前に各寺社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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