清水寺と銀閣寺、京都の東山にある2つのお寺を1日で回りたい。でも地図で見ると南の端と北の端で、どちらを先にするか、何で移動するか、車は停められるのかで迷いやすい組み合わせです。しかも2026年は、銀閣寺の参拝志納料が4月に改定され、清水寺近くの市営駐車場では秋の自家用車受け入れ制限が10月7日から始まっています。
先に結論をお伝えすると、朝6:00に開門する清水寺を先に、17:00に閉門する銀閣寺を午後に回す順番が組みやすい流れです。土曜・日曜・祝日なら、観光特急バスEX100が五条坂(清水寺)から祇園・平安神宮を経て銀閣寺前まで1本でつないでくれます。平日は市バスの乗り継ぎか、南禅寺側から哲学の道を歩いてつなぐのが現実的です。
この記事では、清水寺・銀閣寺・京都市交通局・京都市の公式情報をもとに、開門時刻の差、移動手段の選び方、駐車場の注意、境内での段取り、秋の夜間特別拝観の生かし方、同行者別の組み方までを、出かける前に決めておく順で整理しました。
・清水寺と銀閣寺、どちらを先に回ると時間を無駄にしないか
・土休日のEX100と平日の市バス乗り継ぎ、2つの移動パターン
・2026年10月7日〜12月10日の清水坂観光駐車場の自家用車制限と車の代案
・ベビーカー・トイレ・夜間特別拝観など、当日困らないための段取り
清水寺 銀閣寺は「朝に清水寺、午後に銀閣寺」が組みやすい3つの理由

開門は清水寺が2時間半早い。朝いちばんを清水寺に使う
1日の順番を決める材料として、まず両寺の拝観時間を並べてみてください。清水寺は公式のよくある質問で「通常6:00より開門」と案内していて、2026年9月1日〜11月20日は6:00〜18:00です。一方の銀閣寺は慈照寺公式のアクセスページで夏期(3月1日〜11月30日)が8:30〜17:00、冬期(12月1日〜2月末日)が9:00〜16:30です。
つまり朝の時間帯に先に開いているのは清水寺だけです。京都駅や四条に泊まっている人、始発に近い電車で大阪・滋賀から来る人なら、清水坂を上る時間を朝に充てると、銀閣寺の開門に合わせて東山を北へ移動する流れが自然につながります。
注意したいのは、6:00開門の時間帯は市バスの本数がまだ少なく、観光特急バスEX100も走っていないことです。早朝に清水寺へ向かう場合は、京阪清水五条駅から約徒歩25分の道を歩くか、タクシーを使う前提で組んでおくと、バス停で待つ時間が出ません。
閉門は銀閣寺が1時間早い。夕方に銀閣寺を残すと間に合わない
逆順、つまり銀閣寺を先にして清水寺を後に回す組み方もできますが、そのときは閉門時刻の差を意識してください。秋の通常期で比べると、清水寺の閉門は18:00、銀閣寺は17:00です。冬期の銀閣寺は16:30に閉まります。
「午前中は嵐山や金閣寺、午後に銀閣寺、最後に清水寺」のように東山へ着くのが遅くなる日は、銀閣寺に着いた時点で閉門まで時間がない、という事態が起こりがちです。銀閣寺は公式FAQで所要時間を約30分と案内していますが、バスが混む秋の土休日は移動時間が読みにくくなります。
午後に銀閣寺を入れるなら、遅くとも16時前後には銀閣寺の参道に着いている計画にしておくと安心です。逆に清水寺は18:00まで開いているので、夕方の時間帯は清水寺のほうが受け止めやすい、という見方もできます。どちらを先にするかは、その日の出発時刻で決めるのが合理的です。
京都おでかけノート調べ:2つのお寺の基本データを1表で比較
両寺の公式サイトに掲載されている拝観時間・料金・駐車場・アクセスを1つの表にまとめました(2026年10月時点の公式掲載値)。
| 比較項目 | 清水寺 | 銀閣寺(慈照寺) |
|---|---|---|
| 拝観時間(秋) | 6:00〜18:00(9/1〜11/20) | 8:30〜17:00(3/1〜11/30) |
| 夜間・冬期 | 11/21〜11/30は21:30まで(21:00受付終了) | 12/1〜2月末は9:00〜16:30 |
| 料金(大人) | 公式サイトの拝観案内で確認 | 1,000円(小・中学生500円) |
| 所要時間の目安 | 公式の目安表示なし(坂道の往復を含めて計画) | 約30分(公式FAQ) |
| 境内の駐車場 | なし | なし(市営は普通車40台) |
| 最寄りバス停 | 五条坂・清水道(徒歩10分) | 銀閣寺道・銀閣寺前 |
表を見るとわかるように、2つのお寺はどちらも境内に駐車場がなく、バス停から歩く前提の場所です。料金は銀閣寺が2026年4月1日に改定されたばかりなので、旅行ガイド本や数年前のブログの金額と食い違っていることがあります。出発前の確認は公式サイトで済ませておきましょう。
1日の流れの基本形:朝の清水寺から昼過ぎに銀閣寺へ
ここまでの条件を組み合わせると、基本形は次のようになります。朝のうちに清水寺へ入り、本堂周辺を回って清水坂か茶わん坂を下る。昼ごろに祇園・四条あたりで食事をとり、午後の早い時間に銀閣寺へ。時間に余裕があれば、銀閣寺の参道から哲学の道を南へ歩きます。
土曜・日曜・祝日なら、清水寺から銀閣寺への移動はEX100の1本で済みます。平日は四条河原町や東山三条で市バスを乗り継ぐ形になるので、昼食の場所をその乗り継ぎ地点に置くと、移動と食事が無駄なくつながります。
清水寺は6:00開門・18:00閉門、銀閣寺は8:30開門・17:00閉門(いずれも秋の通常期)。「朝は清水寺、閉門の早い銀閣寺は午後の早い時間」が、時間を余らせず回れる順番です。
この基本形は、清水寺の夜間特別拝観がある11月21日〜30日だけは組み替えたほうが得になります。その場合の逆順プランは、後半の「秋の11月はどこが変わる?」の章で詳しく説明します。
2つのお寺の間は何で移動する?土休日と平日で選ぶ乗り物が変わる
土休日は観光特急バスEX100で五条坂から銀閣寺前まで1本
土曜・日曜・祝日に回るなら、京都市交通局の観光特急バスEX100が第一候補です。停留所は「京都駅前(D1のりば)→五条坂→祇園→岡崎公園 美術館・平安神宮前→銀閣寺前→銀閣寺道」の順で、清水寺の最寄りの五条坂と、銀閣寺の最寄りの銀閣寺前を乗り換えなしで結んでいます。
公式の所要時間は、京都駅から五条坂(清水寺)まで10分、祇園まで17分、銀閣寺前まで30分です。運賃は大人500円、小児250円。一般の市バス均一区間(大人230円)より高い設定ですが、停留所を観光地に絞っているぶん、途中で生活利用の乗客と混み合う時間が短くなります。
注意点は運行日です。EX100は土曜日・日曜日・祝日だけの運行で、平日は走りません。また、定期券・回数券・敬老乗車証・福祉乗車証は使えません。京都駅から乗る場合は、午前中は清水寺方面へ約7〜8分ごとに出ていますが、2026年3月20日改正の時刻表では13時台以降は毎時12分・42分発の2本に減るので、午後に乗るなら時刻を事前に見ておきましょう。
平日は207系統と5系統の乗り継ぎを基本にする
EX100が走らない平日は、市バスの一般系統を乗り継ぎます。京都市交通局の系統別停留所ページで確認すると、207系統は五条坂・清水道から祇園を経て四条河原町を通り、5系統は四条河原町・東山三条から美術館・平安神宮前、南禅寺・永観堂道を経て銀閣寺道まで走っています。
清水寺を下りたら清水道から207系統で四条河原町へ出て、5系統で銀閣寺道へ、という流れが1つの組み方です。乗り継ぎの間に四条河原町で昼食をとれば、乗り換えの待ち時間を食事の時間に置き換えられます。銀閣寺公式は、銀閣寺道に停まる系統として5・7・32・102・203・204系統を挙げています。
平日の市バスは通勤・通学の利用もあるため、朝夕は車内が混み合います。1回230円の均一区間を2回乗る計算になるので、ほかにもバスや地下鉄に乗る予定があるなら、後述の地下鉄・バス1日券と比べてから決めてください。各系統の時刻は京都市交通局の時刻表で当日分を確認するのが確実です。
歩きを混ぜるなら南禅寺側から哲学の道を北上する
移動の一部を歩きにするなら、銀閣寺の南に延びる哲学の道が候補になります。京都府・京都市・観光協会でつくる「まるっと京都推進会議」の京都観光Naviの記事では、若王子橋付近から銀閣寺まで約1.8kmに沿って延びる散策道で、ゆっくり歩いて約30分と紹介されています。南側の起点へは地下鉄東西線蹴上駅から徒歩約15分です。
実は、清水寺から銀閣寺へ向かう場合、北へ向かって哲学の道を歩くと、ゴールの銀閣寺の拝観時間を気にしながら歩くことになります。閉門の17:00から逆算して、遅くとも15時台には若王子橋側を出発しておくと、銀閣寺の境内を慌てずに回れます。
疏水沿いの道は、春は桜、秋は紅葉の時期に人が増え、すれ違いに気を使う区間もあります。ベビーカーや年配の人と一緒なら、平日の午前など人の少ない時間帯を選ぶか、銀閣寺側だけを短く歩くなど、距離を調整してください。
地下鉄・バス1日券を使うかどうかの判断
市バスや地下鉄を何度も乗る日は、京都市交通局の地下鉄・バス1日券(大人1,100円、小児550円)を検討してください。地下鉄全線・市バス全線に1日何回でも乗れ、観光特急バスEX100でも利用できる乗車券として案内されています。
| 運賃・乗車券 | 大人 | 小児 | 使える日 |
|---|---|---|---|
| 市バス均一区間(1回) | 230円 | 120円 | 毎日 |
| 観光特急バスEX100(1回) | 500円 | 250円 | 土・日・祝 |
| 地下鉄・バス1日券 | 1,100円 | 550円 | 利用当日の営業終了まで |
京都駅から清水寺、清水寺から銀閣寺、銀閣寺から京都駅と3回EX100に乗る土休日や、平日に市バスと地下鉄を何本も乗り継ぐ日は、1日券のほうが計算が楽になります。一方、往路を電車と徒歩にして市バスは1〜2回だけ、という日は都度払いで十分です。
1日券は24時間券ではなく、有効期間は利用当日の営業終了までです。前日の夕方に使い始めると翌朝には使えないので、清水寺の早朝拝観に合わせて買うなら、その日の朝に初めて改札やバスに通しましょう。
車で行くなら知っておきたい、10月7日からの清水坂駐車場の制限

清水坂観光駐車場は12月10日まで自家用車が終日停められない
車で清水寺へ向かう人がいちばん気をつけたいのが、京都市清水坂観光駐車場の秋の制限です。京都市が2026年7月7日に出した報道発表資料によると、令和8年10月7日(水)から12月10日(木)まで、この駐車場では自家用車は終日駐車できません。
理由は、駐車場の入庫待ちの車が五条坂に並ぶ渋滞を緩和するためで、同じ期間は観光バスが完全予約制(2・3時間制)になります。京都市は2027年も、春は3月23日〜6月25日(4月29日〜5月5日を除く)、秋は10月6日〜12月10日に同様の対策を予定していると発表しています。
清水寺の公式サイトは、境内に駐車場がないことを明記したうえで、周辺に一時預かりの駐車場が複数あると案内しつつ、時期によっては混雑するため公共交通機関やタクシーをすすめています。紅葉の時期と重なる秋は、清水寺の近くまで車で入る計画そのものを見直すのが無難です。
| 住所 | 京都府京都市東山区清水4丁目161番地の5 |
| 電話番号 | 075-561-4601 |
| アクセス | 清水寺公式が「近くに」と案内する市営観光駐車場 |
| 駐車場 | 市営観光駐車場(2026年10月7日〜12月10日は自家用車終日駐車不可・観光バス完全予約制) |
| 公式サイト | 公式サイト |
銀閣寺側は市営駐車場が普通車40台。満車も想定しておく
銀閣寺にも寺の駐車場はなく、公式FAQは「お寺には一般の方にご利用いただける駐車場・駐輪場はございません」と案内しています。代わりに紹介されているのが京都市銀閣寺観光駐車場で、利用時間は8:40〜17:10、収容台数は普通車40台・バス12台です。
40台という規模は、秋の土休日にはすぐ埋まる可能性がある台数です。銀閣寺の開門は8:30、駐車場の利用開始は8:40なので、朝いちばんに銀閣寺を回る逆順プランなら停めやすい時間帯に入れます。逆に、清水寺を先に回ってから車で銀閣寺へ向かうと、着くのが昼前後の混む時間帯になりがちです。
料金は公式のアクセスページに金額の掲載がないため、利用前に駐車場(電話番号は下の施設カードに記載)へ問い合わせてください。満車のときは周辺のコインパーキングを探すことになりますが、銀閣寺周辺は道幅の狭い区間もあるため、徒歩の参拝者が多い参道付近を車でうろうろしない計画にしておきましょう。
| 住所 | 京都府京都市左京区浄土寺石橋町62 |
| 電話番号 | 075-771-0783 |
| 営業時間 | 8:40〜17:10 |
| アクセス | 銀閣寺公式が案内する市営観光駐車場 |
| 駐車場 | 普通車40台・バス12台 |
| 公式サイト | 公式サイト |
失敗パターン:カーナビで清水寺を目的地にして五条坂で動けなくなる
車で回る日に起こりがちな失敗が、カーナビの目的地を「清水寺」に設定したまま東山へ向かってしまうことです。清水寺の公式FAQによると、正面門前通りは8:00〜19:00が車両通行禁止です。さらに清水坂観光駐車場は10月7日から12月10日まで自家用車を受け入れていないため、五条坂を上っても停める場所がなく、渋滞の中で引き返すことになります。
原因は、目的地をお寺そのものにして「どこに停めるか」を決めないまま出発してしまう点にあります。対策は、出発前に駐車場を先に決め、ナビの目的地を駐車場にすることです。京都市は、車から公共交通へ乗り換えるパークアンドライドの利用を呼びかけていて、秋の観光シーズン向けの特設ページは10月中を目途に更新予定と発表しています。
京都市内に入る前の駅近くに車を置き、電車と市バスで清水寺・銀閣寺を回るほうが、東山で駐車場を探す時間を拝観に回せます。大阪・滋賀方面から車で来る人は、とくにこの組み方を検討してください。
2026年10月7日〜12月10日は、京都市清水坂観光駐車場に自家用車を終日停められません。清水寺の正面門前通りも8:00〜19:00は車両通行禁止です。秋に車で行くなら「どこに停めて、どこから歩くか」を出発前に決めておきましょう。
車移動の組み方:銀閣寺を先にして清水寺は公共交通に任せる
どうしても車を使いたい場合は、駐車場の事情から逆算した順番にすると無理がありません。朝8:40の利用開始に合わせて京都市銀閣寺観光駐車場に停め、8:30開門の銀閣寺を先に回る。その後、車は駐車場に置いたまま、哲学の道を歩くか市バスで東山を南へ下って清水寺へ向かう、という形です。
ただし銀閣寺観光駐車場の利用時間は17:10までなので、清水寺から夕方に戻ってくる時刻を必ず計算に入れてください。清水寺の閉門は秋の通常期で18:00ですが、駐車場のほうが先に閉まります。帰りの移動時間を含めると、清水寺には15時台までに着いて、16時台には戻りの市バスに乗るくらいの余裕を見ておくと安全です。
家族連れでチャイルドシートが必要、荷物が多いなど車でなければ難しい事情がある場合は、この「銀閣寺に停めて、清水寺はバス」の組み方が現実的な落としどころになります。
清水寺の境内で迷わないための段取り
境内へ入れるのは清水坂と茶わん坂の2ルートだけ
清水寺の公式アクセスページは、境内への入山ルートを「門前道の清水坂を上り仁王門前から至るルート」と「茶わん坂を上り防災道路から至るルート」の2つと案内しています。そのうえで、地図アプリによっては境内へ入山できないルートが案内される場合がある、と注意を促しています。
五条坂のバス停から歩く場合、公式の案内どおり徒歩10分ほどで清水坂か茶わん坂のどちらかを上ることになります。スマートフォンの地図に従って裏道に入り、行き止まりで引き返す、ということがないよう、「清水坂か茶わん坂を上る」と最初に決めてから歩き始めてください。
清水坂は土産物店が並ぶ門前の通りで、日中は人の流れがゆっくりになります。早朝はお店が開く前で歩きやすい時間帯です。茶わん坂は防災道路につながるルートで、車椅子利用者の入山にも使われる道です。下りで別の坂を選ぶと、同じ道を往復せずに済みます。

ベビーカーとおむつ替えは公式FAQで確認できる
小さな子ども連れの場合、清水寺の公式FAQにベビーカーとおむつ替えの案内があります。境内正面からの参拝順路のすぐ左横に段差なく本堂まで繋がる道があり、その後は車椅子の人と同様に「ベビーカーでも境内を一周してご参拝いただけます」と書かれています。おむつ等の交換は身障者対応トイレででき、身障者対応トイレは境内に複数あります。
ただし、境内までのアプローチである清水坂や茶わん坂は上り坂で、混雑時は人をよけながらベビーカーを押すことになります。朝の開門直後の時間帯は人が少なく、坂道でもベビーカーを押しやすい時間帯です。
授乳室については公式サイトの主要ページでは見当たらないため、必要な人は事前に清水寺(電話番号は施設カードに記載)へ問い合わせておくと安心です。銀閣寺側のトイレ情報は次の章でまとめていますが、移動中のトイレ休憩は、祇園・四条など乗り継ぎ地点の商業施設で済ませておくと、銀閣寺の参道で慌てずに済みます。
拝観料と減免は事前に確認、手帳は原本を持参
清水寺の拝観料は、最新額を公式サイトの拝観案内で確かめてから出かけるのが確実です。旅行雑誌や数年前の記事の金額は、改定前の値が載ったままになっていることがあるためです。公式FAQによると拝観料の団体割引はありません。
家族に障がいのある人がいる場合、清水寺は障がい者手帳・療育手帳の原本を提示すれば、本人と付き添いの方1名の拝観料を受け取らないと案内しています。スマートフォンのアプリ版ではなく「原本」と書かれているので、当日は手帳そのものを持参してください。銀閣寺も公式アクセスページで障がい者等の減免を100円としています。
両方のお寺を回る日は、受付で手帳を出す場面が2回あります。かばんの奥にしまい込まず、取り出しやすい場所に入れておくと受付がスムーズです。
10月は経堂の盆栽展と本堂のピンクライトアップがある
2026年10月に清水寺を訪れる人は、期間限定の催しもチェックしておくと計画に組み込めます。公式サイトによると、10月1日〜20日は経堂でTRADMAN’S BONSAIによる盆栽の特別展示が10:00〜17:00に開かれ、入場料は1,000円(20日の夜間特別拝観時のみ500円)で、全額が乳がんの臨床研究団体への寄付になります。期間中は乳がんキャンペーンにあわせて本堂がピンクにライトアップされます。
盆栽展は開場が10:00からなので、6:00の開門直後に清水寺へ入るプランとは時間が合いません。盆栽展も見たい場合は、朝の清水寺を少し遅めの時間帯にずらすか、清水寺の滞在を長めに取って、銀閣寺の拝観は午後の早い時間に回すと両立できます。
催しの内容や時間は変更されることがあるため、出発前に清水寺公式のお知らせを確認してください。期間が終わったあとは、来年以降の案内も公式のお知らせで発表されます。
| 住所 | 〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294 |
| 電話番号 | 075-551-1234 |
| 営業時間 | 2026年: 9/1〜11/20 6:00〜18:00/11/21〜11/30(秋の夜間特別拝観)6:00〜21:30(21:00受付終了)/12/1〜12/31 6:00〜18:00(通常6:00開門、閉門は季節・行事で変動) |
| アクセス | JR京都駅から市バス206系統・100系統で五条坂下車、徒歩10分/阪急京都河原町駅から市バス207系統で清水道下車、徒歩10分/京阪清水五条駅から約徒歩25分 |
| 駐車場 | 境内に駐車場なし(京都市清水坂観光駐車場は2026/10/7〜12/10自家用車終日不可) |
| 公式サイト | 公式サイト |
清水寺から八坂神社・祇園へ歩いて下る順番は、別の記事で朝と夜の使い分けを詳しくまとめています。

銀閣寺は1,000円になった今、どう見て回るのがいい?
2026年4月から参拝志納料が大人1,000円に
銀閣寺(慈照寺)は、公式のお知らせで2026年4月1日から参拝志納料を改定すると発表し、現在は大人(高校生以上)1,000円、小・中学生500円、障がい者等減免100円です。改定前は大人500円、小人300円だったので、数年前の情報で予算を組むと現地で差が出ます。
家族4人などで回る場合は、清水寺と合わせた拝観料の合計が想定より大きくなることがあります。出発前に両寺の公式サイトで料金を確認し、交通費とあわせて1日の予算を組んでおくと安心です。
支払い方法については、2026年7月25日からキャッシュレス決済サービス「おまいりPay」が導入され、拝観と売店で使えるようになりました(特別拝観などは対象外)。現金を多めに持ち歩かなくても済むようになった一方、使える決済手段は公式のお知らせで確認してから出かけてください。
所要時間は公式で約30分。滞在は短いぶん前後の予定を詰めすぎない
銀閣寺の公式FAQでは、所要時間を約30分と案内しています。意外と知られていないけれど、清水寺と銀閣寺を1日で回るときに時間が足りなくなる原因は、境内の滞在時間よりも、2つのお寺の間の移動と、バス停からお寺までの歩きにあります。
銀閣寺そのものは30分ほどで回れても、銀閣寺道や銀閣寺前のバス停から参道を歩き、拝観後にまたバス停へ戻る時間が加わります。秋の土休日はバスの車内も混むため、銀閣寺の前後には余白を持たせておくのが現実的です。
拝観時間は夏期(3月1日〜11月30日)が8:30〜17:00、冬期(12月1日〜2月末日)が9:00〜16:30で、年中無休です。冬に回る場合は閉門が16:30に早まるので、基本形の「午後に銀閣寺」は、昼過ぎの早い時間帯に寄せておきましょう。
銀閣寺の境内は公式で約30分。時間が足りなくなるのは境内ではなく「移動とバス停からの歩き」です。銀閣寺の前後に余白を取り、17:00(冬期16:30)の閉門から逆算して着く時刻を決めましょう。
車椅子・トイレの情報と、階段で上がれない場所
銀閣寺の公式FAQによると、車椅子は一部を除いて参拝が可能で、多目的トイレは売店横に1か所あります。境内の奥には展望所など階段の区間があり、車椅子ではその区間を除いて回ることになります。
ベビーカーの場合も、階段の区間を避けて回る前提で考えておくと安心です。展望所まで上がりたい場合は、抱っこひもを持参してベビーカーを押す人と交代で上がる、といった段取りが必要になります。
トイレが売店横の1か所なので、子ども連れの場合は境内に入る前か、拝観を始めてすぐのタイミングで場所を確認しておくと、順路の途中で慌てずに済みます。授乳室についても公式サイトの主要ページでは見当たらないため、必要な場合は慈照寺の寺務所(電話番号は施設カードに記載)へ事前に問い合わせてください。
銀閣寺道と銀閣寺前、2つのバス停の使い分け
銀閣寺の最寄りバス停は2つあります。公式アクセスページによると、「銀閣寺道」は5・7・32・102・203・204系統、「銀閣寺前」はEX100・105系統が停まるバス停です。土休日にEX100で清水寺から来る場合は銀閣寺前で、平日に5系統で来る場合は銀閣寺道で降りることになります。
帰りは、どちらのバス停から何系統に乗るかで行き先が大きく変わります。京都駅へ戻るならEX100(土休日)や5系統、金閣寺方面へ続けて行くなら204系統など、次の目的地に合わせて乗るバス停を決めておきましょう。
EX100の京都駅行きは、銀閣寺前を出て銀閣寺道、岡崎公園、祇園、清水道、五条坂を経由して京都駅へ向かいます。夕方の帰りに清水寺側へ戻りたい場合も同じバスで戻れるので、逆順プランの日は便利です。
| 住所 | 〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2 |
| 電話番号 | 075-771-5725 |
| 営業時間 | 夏期(3月1日〜11月30日)8:30〜17:00/冬期(12月1日〜2月末日)9:00〜16:30 |
| 定休日 | 年中無休 |
| アクセス | 市バス「銀閣寺道」下車(5・7・32・102・203・204系統)/「銀閣寺前」下車(EX100・105系統) |
| 駐車場 | 寺に一般向け駐車場なし。京都市銀閣寺観光駐車場(普通車40台・バス12台)を利用 |
| 公式サイト | 公式サイト |
銀閣寺のあとに金閣寺まで足を延ばしたい人は、2つのお寺を1日で回る段取りを別記事にまとめています。

秋の11月はどこが変わる?夜間特別拝観と混雑期の動き方
11月21日〜30日は清水寺が21:30まで開く。順番を逆にするチャンス
清水寺の公式アクセスページでは、2026年の秋の夜間特別拝観を11月21日〜30日と案内していて、この期間の拝観時間は6:00〜21:30(21:00受付終了)です。春(3月27日〜4月5日)や夏の千日詣り(8月14日〜16日)にも夜間の拝観がありますが、紅葉の時期と重なるのは秋の期間です。
この10日間は、基本形の「朝に清水寺、午後に銀閣寺」を逆にすると、1日の時間を長く使えます。朝8:30の開門に合わせて銀閣寺へ入り、哲学の道や岡崎エリアを経由して南へ下り、夕方から夜にかけて清水寺を拝観する流れです。銀閣寺の閉門17:00を気にする必要がなくなります。
注意点として、夜間特別拝観の期間は夕方以降の清水坂・五条坂が混み合い、帰りのバスも待ち時間が出やすくなります。夜の拝観を終えたあとの帰り道(バスか、京阪清水五条駅まで歩くか)も、昼のうちに決めておきましょう。
| 比較項目 | 基本形(清水寺→銀閣寺) | 逆順(銀閣寺→清水寺) |
|---|---|---|
| 向いている日 | 通常期・冬期 | 11/21〜11/30の夜間特別拝観期間 |
| 朝の始め方 | 6:00開門の清水寺から | 8:30開門の銀閣寺から |
| 時間の壁 | 銀閣寺の17:00閉門 | 清水寺の21:00受付終了 |
| 車との相性 | 銀閣寺側の駐車場が昼に混みやすい | 駐車場の17:10終了に注意 |
五条坂の京都駅方面のりばは観光シーズンに休止する
清水寺から京都駅方面へ市バスで戻るときは、のりばの変更にも注意が必要です。京都市交通局が2026年3月20日から実施している停留所の混雑対策では、清水道(南行)のりばを行先・方面別に分け、Aのりばを京都駅方面(206・EX100・86・106系統など)、Dのりばを九条通・東福寺方面としています。
さらに五条坂(南行)のAのりばは、観光シーズンには停留所を休止して通過扱いにすると案内されています。秋の土休日などに五条坂のバス停で京都駅行きを待っていても来ない、ということが起こりうるので、帰りは清水道のAのりばを使う前提で動くと迷いません。
休止の具体的な日程は、停留所の掲示や京都市交通局のホームページで事前に告知されます。清水寺を出る前に、スマートフォンで当日の情報を確認しておきましょう。
失敗パターン:紅葉の土休日に午後から清水寺→銀閣寺で閉門に間に合わない
秋に多い失敗が、紅葉の時期の土休日に、昼過ぎに清水寺を拝観してから銀閣寺へ向かい、着いたときには閉門間際だった、というケースです。清水寺の坂道は人の流れがゆっくりで、下りにも時間がかかります。そのうえ東山方面のバスは混み合い、乗れるまで何本か待つこともあります。
原因は、銀閣寺の閉門17:00と、清水寺の閉門18:00の差を意識せず、平日と同じ感覚で移動時間を見積もってしまうことです。対策は2つあります。1つは基本形どおり清水寺を朝いちばんに済ませること。もう1つは、11月21日〜30日のように清水寺が夜まで開いている期間なら、順番を逆にして銀閣寺を先に回ることです。
京都市交通局は観光シーズンの最繁忙期に、EX100の京都駅前→五条坂の経路を七条通→東山通経由に変えるなど、速達性を保つ工夫をしています。それでも道路の混雑は避けられないので、時間の読みにくい秋は「閉門の早いほうを先に」を合言葉にしてください。
夜間特別拝観の時間や五条坂のりばの休止日程は、年や時期で変わります。清水寺公式の拝観時間ページと京都市交通局のお知らせを、出発の前日と当日の朝に確認しておきましょう。
同行者や天気で組み方は変わる?家族連れ・年配の人・雨の日の回り方
ベビーカーの家族連れは朝の清水寺と、EX100の1本移動を軸に
ベビーカーを押す家族連れなら、清水寺は人の少ない朝の時間帯に回し、移動はできるだけ乗り換えの少ない方法を選ぶのが負担を減らす組み方です。清水寺は公式FAQで、段差なく本堂まで繋がる道があり、ベビーカーでも境内を一周できると案内しています。
土休日なら、EX100が五条坂から銀閣寺前まで乗り換えなしでつないでくれます。平日は四条河原町での乗り継ぎが1回入るので、その乗り継ぎ地点で昼食とおむつ替えを済ませると、移動の回数を増やさずに休憩を取れます。
銀閣寺では、階段の区間を除いて回る前提で考えておきましょう。多目的トイレは売店横に1か所です。哲学の道まで歩くと距離が延びるので、子どもの体力や昼寝の時間に合わせて、銀閣寺の拝観だけで切り上げる判断も持っておくと安心です。
年配の人や脚に不安がある人は、坂の上り下りを1回にする
年配の人や脚に不安がある人と一緒なら、坂道の上り下りの回数をできるだけ減らす組み方が向いています。清水寺は清水坂か茶わん坂のどちらかを上る必要があり、往復で坂を2回歩くことになります。茶わん坂から防災道路へ至るルートは、車椅子利用者の入山にも使われる道として公式に案内されています。
清水寺の拝観後は、哲学の道の散策は省いて、EX100か市バスで銀閣寺へ直接向かうと歩く距離を抑えられます。銀閣寺は公式で所要約30分なので、境内を回る負担は比較的小さめです。
タクシーを使う場合も、清水寺の正面門前通りは8:00〜19:00が車両通行禁止なので、どこで降りるかを乗る前に伝えておくと、坂の途中で降ろされて歩く距離が延びる、ということを避けられます。
初めての京都で金閣寺も入れたい人は、1日に3寺を詰めすぎない
初めての京都で、清水寺・銀閣寺に加えて金閣寺も1日で回りたい、という人もいるはずです。銀閣寺道からは204系統が金閣寺方面へ走っているので、ルート上はつなげられます。ただ、清水寺・銀閣寺だけでも東山の南北を移動するので、3寺目を加えると移動の時間が大きくなります。
3寺を回るなら、清水寺を朝6:00の開門直後に済ませるのが前提条件です。そのうえで銀閣寺を午前中に、金閣寺を午後に回す順番にすると、閉門時刻の壁にぶつかりにくくなります。秋の土休日はバスの混雑で予定が後ろへずれやすいので、無理のない日程を優先して、金閣寺は別の日に回すのも1つの判断です。
清水寺と金閣寺を組み合わせる順番は、別記事で詳しく比較しています。

雨の日は坂道と哲学の道の距離を減らして組み直す
雨の日は、清水坂・茶わん坂の石畳や坂道が滑りやすくなり、哲学の道の散策も足元が悪くなります。雨の予報が出ている日は、歩く距離を減らす方向で組み直してください。
具体的には、清水寺と銀閣寺の間は歩かずにEX100か市バスで移動し、哲学の道は省くか銀閣寺側の短い区間だけにします。傘を差しながらのベビーカーは押しにくいので、雨の日はレインカバーを付けるか、抱っこひもに切り替えると移動が楽になります。
雨の日は「坂は1回、歩く距離は最小、移動はバス」が基本。地下鉄・バス1日券を使えば、急な雨でバスに切り替えるときも運賃を気にせず乗れます。
雨の日のバスは車内が混み、傘の水滴で床が濡れて滑りやすくなります。子どもや年配の人と一緒なら、混雑する便を1本見送るくらいの時間の余裕を持っておきましょう。
まとめ
まずは出かける日が土休日か平日かを確かめ、EX100で1本移動するか、四条河原町で乗り継ぐかを決めるところから始めてみてください。それだけで、当日の朝に迷う時間がなくなります。
※拝観時間・料金・バスの運行・駐車場の制限は変更されることがあります。お出かけ前に各寺院・京都市交通局・京都市の公式情報で最新の内容をご確認ください。

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