金閣寺を見終えて「さて、京都駅へどう戻ろう」と金閣寺道のバス停の前で迷う人は少なくありません。京都駅行きの表示を出した市バスが来るので乗ってしまえば1本ですが、帰りの新幹線や特急の時間が決まっている日ほど、その1本が読みにくいのが金閣寺エリアの難しいところです。
結論から言うと、金閣寺から京都駅へ戻るルートは、市バス205系統で京都駅前まで乗り換えなしで帰る方法と、金閣寺道から北大路バスターミナルへ出て地下鉄烏丸線で京都駅へ向かう方法の2本が軸です。座って1本で帰りたいなら205系統、到着時間を読みたいなら北大路経由。京都市観光協会も、205系統は停留所が多く混雑しやすいとして地下鉄との組み合わせを案内しています。
この記事では、京都市交通局の時刻表・運賃表、京都市観光協会のアクセス案内、金閣寺(鹿苑寺)公式の参拝案内をもとに、2ルートの乗り方、運賃と一日券の考え方、混雑期の避け方、拝観を終える時間の決め方までを、出発前に固められる順番で整理しました。
・金閣寺から京都駅へ戻る2ルート(205系統直行/北大路で地下鉄乗り継ぎ)の選び方
・金閣寺道バス停での乗り方、停車順、始発・最終の目安
・市バス230円と一日券1100円、どちらで帰るかの判断軸
・紅葉シーズンや土休日に帰りの時間を読み違えない段取り
金閣寺から京都駅へ戻るなら、どのルートを選べばいい?

乗り換えなしで帰りたいなら市バス205系統
荷物が少なく、時間に余裕がある日は市バス205系統が使いやすい選択肢です。金閣寺の最寄りバス停「金閣寺道」から京都駅行きに乗れば、乗り換えなしで京都駅前に着きます。京都市交通局の205系統の時刻表(令和8年3月20日実施)では、停車順は金閣寺道→わら天神前→衣笠校前→北野白梅町→西ノ京円町【JR円町駅】→西大路御池→西大路四条【阪急・嵐電西院駅】→西大路五条→西大路七条→七条大宮・京都水族館前→烏丸七条→京都駅前と並んでいます。
運賃は市バスの均一区間なので大人230円、小児120円。乗り換えの手間がないため、年配の家族と一緒のときや、乗り換えで迷いたくない人には分かりやすいルートです。
一方で、西大路通を南へ下り、七条通を東へ進む経路のため停留所の数が多く、京都市観光協会は、205系統は金閣寺までの停留所が多いうえ車内が混雑し、時間がかかるとして、地下鉄との組み合わせを勧めています。帰りの列車の時刻が決まっている日は、205系統だけを当てにせず、次の北大路経由も頭に入れておくと安心です。
時間を読みたいなら北大路バスターミナル+地下鉄烏丸線
京都駅での乗り継ぎ時刻が決まっているなら、金閣寺道から北大路バスターミナル行きの市バスに乗り、隣接する地下鉄北大路駅(烏丸線K04)から京都駅へ向かうルートが計算しやすい方法です。京都市観光協会の案内では、北大路バスターミナルと金閣寺道の間はバスで約11分。京都駅側から見た「京都駅→地下鉄烏丸線→北大路→204・205系統→金閣寺道」の逆をたどる形になります。
このルートの利点は、道路の渋滞に左右される区間がバスの約11分だけで、残りは地下鉄で移動できる点です。京都市交通局の一日券のチラシでも、金閣寺へは「北大路 204・205など 地下鉄烏丸線」の組み合わせが例として載っています。
注意点は乗り換えが1回入ることと、運賃がバスと地下鉄で別々にかかることです。北大路〜京都の地下鉄運賃は2区で大人260円(小児130円)なので、バスと合わせて大人490円です。乗り換え1回を負担に感じない人、新幹線の時間に合わせたい人向きのルートです。
JR円町駅で降りてJRに乗る手もある
205系統の停車順を見ると、金閣寺道から4つ目に「西ノ京円町【JR円町駅】」があります。京都市観光協会は、京都駅から金閣寺へ向かう方法として「JR円町駅まで行き、そこから市バス204・205系統で向かう方法」も紹介しています。帰りはこれを逆にたどり、205系統の京都駅行きを西ノ京円町で降りてJR円町駅から京都駅方面へ乗る、という組み立てができます。
この方法が向くのは、JRの切符や交通系ICカードで京都駅からそのまま新幹線・在来線へ乗り継ぎたい人や、西大路通の南側が渋滞している日に、バスの乗車区間を短くしたい人です。
ただし、観光協会は「観光シーズンはバスに乗り切れない場合もあります」と注意を添えています。円町で降りる場合も金閣寺道で205系統に乗れることが前提なので、紅葉の時期の夕方は北大路経由と比べて判断してください。JRの運行本数や乗り場はJR西日本の公式サイトで確認してから向かうのが確実です。
3つのルートを並べると選び方がはっきりする
ここまでの3ルートを、乗り換え回数・運賃・時間の読みやすさで並べると次のようになります。値は京都市交通局・京都市観光協会の公開情報をもとにしています。
| 比較項目 | 205系統で直行 | 北大路+地下鉄 | 円町でJRへ |
|---|---|---|---|
| 乗り換え | なし | 1回(北大路) | 1回(円町) |
| バス運賃(大人) | 230円 | 230円+地下鉄260円 | 230円+JR運賃 |
| バスに乗る区間 | 京都駅前まで全区間 | 北大路まで約11分 | 西ノ京円町まで |
| 向いている人 | 乗り換えを避けたい | 列車の時刻が決まっている | JRで乗り継ぎたい |
なお、タクシーで京都駅へ向かう方法もありますが、料金と所要時間は道路の混み具合で変わります。金額を事前に固めたい場合は、タクシー会社の運賃検索や配車アプリで見積もりを確認してから乗ると安心です。
市バス205系統で京都駅まで1本で帰るときの乗り方
金閣寺道バス停では「京都駅行き」の表示を確かめる
金閣寺道バス停には、京都駅方面へ向かう205系統と、北大路バスターミナル方面へ向かう205系統の両方が来ます。同じ「205」でも行き先が逆なので、乗る前に車両前面の行き先表示を必ず確認してください。京都駅へ直行するのは「西大路四条 西大路七条 京都駅行き」、逆方向は「北大路バスターミナル 四条河原町行き」です。
京都市交通局の時刻表では、金閣寺道発の京都駅行きは平日13時台に3・10・18・25・33・40・48・55分発、北大路バスターミナル行きは平日13時台に1・8・16・23・31・38・46・53分発と、同じ時間帯にほぼ交互に来ます。数分おきに逆方向の205系統が来る形なので、番号だけで乗ってしまうと北大路方面へ連れて行かれます。
金閣寺の公式案内では、金閣寺道に停まる市バスは12・59・205・M1系統です。京都駅へ乗り換えなしで向かうのは205系統の京都駅行き、と覚えておくと停留所で迷いません。家族連れなら、子どもと一緒に行き先表示を声に出して確認する、くらいの段取りで十分です。
停車順を知っておくと降り遅れない
205系統の京都駅行きは、金閣寺道を出るとわら天神前、衣笠校前、北野白梅町と南へ下り、西ノ京円町【JR円町駅】、西大路御池、西大路四条【阪急・嵐電西院駅】、西大路五条、西大路七条を経て、七条大宮・京都水族館前、烏丸七条、京都駅前の順に停まります。
京都駅前を過ぎると九条車庫前まで行くので、京都駅で降りる人は「烏丸七条の次が京都駅前」と覚えておきましょう。車内の停留所案内も流れますが、混雑時は表示が見えにくく、立っていると降車ボタンに手が届かないこともあります。
途中の西大路四条は阪急・嵐電の西院駅、西ノ京円町はJR円町駅の最寄りなので、大阪方面へ阪急で帰る人は西大路四条で降りる、という使い方もできます。降りる停留所を出発前に決めておけば、車内で慌てずに済みます。
朝夕の本数と始発・最終を押さえておく
205系統は本数の多い系統ですが、時間帯で間隔が変わります。京都市交通局の時刻表では、金閣寺道発の京都駅行きは平日8時台に1・6・13・19・27・33・39・45・51・58分発と10本ある一方、休日8時台は10・22・35・48分発の4本です。土曜・休日の朝は平日より間隔が開くので、朝のうちに京都駅へ戻る予定の人は時刻表を見ておきましょう。
夜は22時台に18・38・48分発があり、時刻表では「*印は京都駅前まで」と注記されています。23時台は8分発の京都駅行きがあり、(23)(38)は西大路四条止まりです。最終に近い時間帯は行き先が途中止まりになる便が混ざるので、表示をよく確認してください。
反対に京都駅前から金閣寺方面へ向かう205系統は、始発が5:37、最終は23:00(北大路BTまで)と23:20(烏丸北大路まで・北大路BTは通らない)です。お盆(8月14日〜16日)と年末年始(12月29日〜1月3日)は通常の平日・土曜・休日ダイヤとは別扱いの注記があるので、その時期は交通局の最新の時刻表を確認しましょう。
205系統の時刻表は「金閣寺道発 京都駅行き」のページを開いておくと、停留所で逆方向の便と取り違えにくくなります。時刻表には⚡印の電気バス運行便もありますが、車両整備等で一般車両になる場合があると注記されています。
最新の時刻は京都市交通局の205系統 金閣寺道の時刻表で確認できます。
北大路バスターミナルで地下鉄に乗り継ぐ段取り

金閣寺道から北大路バスターミナルまでは約11分
北大路経由で京都駅へ戻る場合、金閣寺道から乗るのは北大路バスターミナル行きの205系統または204系統が基本で、25号・M1号系統(土休日は102号系統も)も北大路バスターミナルへ向かいます。京都市観光協会は、北大路バスターミナルから金閣寺道までをバスで約11分と案内しています。帰りはこの区間を逆方向に乗る形です。
北大路バスターミナルは地下鉄北大路駅(烏丸線K04)に隣接しているので、バスを降りたら地下へ下りて地下鉄の改札へ向かいます。ターミナルにはA〜Cの「赤のりば」とE〜Gの「青のりば」があり、金閣寺行きは「青のりば」から出ます。帰りに降りる場所と、次に金閣寺へ来るときの乗り場が別なので、乗り場の色を覚えておくと再訪時にも迷いません。
金閣寺の入口から金閣寺道バス停までは、観光協会の案内で徒歩約5〜8分です。拝観の出口から参道を戻る時間も含めて、バスの発車時刻から逆算して境内を出ると、乗り継ぎ全体が組み立てやすくなります。
地下鉄烏丸線は竹田行きに乗れば京都駅を通る
地下鉄北大路駅から京都駅へは、烏丸線の南行き(竹田方面)に乗ります。京都市交通局の時刻表では、北大路駅の京都方面は平日の始発が竹田行き5:24、終発が23:45です。地下鉄は道路の渋滞の影響を受けないので、北大路まで出てしまえば京都駅への到着時刻を時刻表どおりに読めます。
京都駅は烏丸線の駅です。新幹線やJR在来線に乗り継ぐ人は、地下鉄の改札を出てからJRの改札までの移動時間も見込んでおきましょう。
北大路〜京都の地下鉄運賃は、乗車距離で決まる区間制で2区にあたり、大人260円・小児130円です。運賃が変わることもあるので、乗る前に京都市交通局の地下鉄運賃のページで北大路から京都までの運賃を確認しておくと、券売機の前で迷いません。
失敗パターン:同じ205系統で逆方向に乗ってしまう
このルートで起きやすい失敗が、金閣寺道で「北大路へ行くつもりで京都駅行きに乗る」、あるいは「京都駅へ直行するつもりで北大路行きに乗る」取り違えです。原因は、同じ205系統が金閣寺道を両方向に通ること。時刻表でも、平日13時台は京都駅行きが3分発、北大路行きが1分発のように、数分差で逆方向の便が来ます。
京都駅行きのつもりで北大路行きに乗った場合は、そのまま北大路バスターミナルまで乗って地下鉄に乗り換えれば京都駅へ戻れるので、被害は運賃の追加で済みます。逆に北大路へ行くつもりで京都駅行きに乗ってしまった場合は、そのまま京都駅前まで乗るのが結果的に早いことが多いでしょう。
対策は単純で、乗車前に行き先表示を確認することと、停留所の時刻表で「どちら行きが何分発か」を見ておくことです。
金閣寺道では「205」という番号だけで乗らないこと。京都駅行きと北大路バスターミナル行きが同じ時間帯にほぼ交互に来ます。乗る前に車両前面の行き先表示を確認してください。
乗り継ぎを楽にする小さな段取り
北大路経由を選ぶなら、金閣寺を出る前に「バスで北大路へ、地下鉄で京都へ」とルートを家族や同行者と共有しておきましょう。北大路バスターミナルは地下鉄の駅と一体の施設で、バスを降りたら案内表示に沿って地下へ向かうだけですが、子ども連れや年配の同行者がいると、ホームでの立ち止まりで電車を1本見送ることがあります。
交通系ICカードを使えば、バスと地下鉄で乗車券を買い直す手間がありません。紙の乗車券で動く場合は、次章の一日券を使うと、バスでも地下鉄でも同じ券を見せる・通すだけで済みます。
荷物が多い日は、金閣寺には荷物を預ける場所がない点にも注意が必要です。金閣寺公式のよくある質問では「お荷物をお預かりできるような場所はございません」と案内されています。大きな荷物は京都駅のコインロッカーなどに預けてから金閣寺へ向かい、帰りは北大路経由で身軽に京都駅へ戻る、という順番が組みやすいでしょう。
運賃と一日券、金閣寺から京都駅へはどちらで帰ると得?
市バスは均一区間なら大人230円・小児120円
205系統で金閣寺道から京都駅前まで乗る場合、市バスの均一区間なので運賃は大人230円、小児120円です。京都市交通局の運賃案内では、均一運賃区間は「一乗車230円」と案内されています。小児は6歳以上12歳未満(小学校に通学中であれば12歳以上でも小児扱い)です。
1回きりの移動なら、この230円がもっとも単純な選択肢です。交通系ICカードや現金で乗車でき、降りるときに運賃を支払います。6歳未満の子どもの扱いなど細かな条件は、京都市交通局の子ども料金のページで確認してください。
なお、市バスには方向幕が白地に黒字の「多区間系統」もあり、均一区間の外まで走る系統は整理券番号から車内の運賃表示機で運賃を確認します。金閣寺から京都駅へ帰る主な経路である205系統は均一区間の系統なので、230円で考えて問題ありません。
地下鉄を使うなら運賃は区間制
北大路経由で帰る場合は、北大路バスターミナルまでのバス230円に、北大路から京都までの地下鉄運賃(2区・大人260円、小児130円)が加わり、合計は大人490円です。
運賃だけを見れば205系統の直行が安く収まりますが、地下鉄経由は道路の渋滞を避けられる分、到着時刻を読みやすいのが利点です。「京都駅で何時の列車に乗るか」が決まっている日は、運賃の差より時間の確実さを優先するほうが結果的に損をしにくいでしょう。
なお、京都市交通局には観光特急バス(大人500円)もありますが、土休日に京都駅と清水寺・祇園・銀閣寺方面を結ぶ系統(EX100・EX101)で、金閣寺方面へは運行していません。このルートでは205系統か北大路経由で考えるのが基本です。
一日券が得になるのは「あと1〜2か所」回る日
京都市交通局の「地下鉄・バス一日券」は大人1100円(小児550円)で、市バスと地下鉄が1日乗り放題になります。地下鉄だけの「地下鉄一日券」は大人800円(小児400円)です。地下鉄・バス一日券は市バスの車内でも買えますが、発売枚数に限りがあります。
金閣寺から京都駅へ戻るだけなら、230円の205系統か、バス+地下鉄の2回分で足ります。一日券を検討する価値があるのは、京都駅を朝に出て金閣寺に行き、ほかにも1〜2か所をバスや地下鉄で回ってから京都駅へ戻る日です。乗車回数が増えるほど一日券のほうが手間も含めて有利になります。
実は、帰りに北大路経由を選ぶ人ほど一日券と相性がよく、バスと地下鉄の乗り継ぎで改札・運賃箱の前で小銭を気にせず済む点が地味に効きます。逆に、金閣寺だけを往復する日は一日券を買わずに都度払いのほうが分かりやすいでしょう。
| 乗車券(京都市交通局) | 大人 | 小児 | 使える乗り物 |
|---|---|---|---|
| 市バス均一区間 1乗車 | 230円 | 120円 | 市バス1回 |
| 地下鉄・バス一日券 | 1100円 | 550円 | 市バス・地下鉄 |
| 地下鉄一日券 | 800円 | 400円 | 地下鉄のみ |
※京都市交通局の運賃・乗車券案内をもとに作成。金閣寺へ向かう場合、地下鉄一日券だけではバス区間に使えない点に注意してください。
帰りのバスが混む時間と季節、どう避ける?
205系統が混みやすいのは停留所の多さが理由
京都市観光協会は、205系統について、京都駅が始発で一見便利だが、金閣寺までは停留所が多いうえ車内が混雑し、非常に時間がかかると案内しています。金閣寺道から京都駅前までの間には、北野白梅町、JR円町駅の最寄りの西ノ京円町、阪急・嵐電の西院駅に近い西大路四条、京都水族館の最寄りの七条大宮・京都水族館前など、乗り降りの多い停留所が続きます。
停留所が多いほど乗降に時間がかかり、道路の流れとあわせて到着時刻がぶれやすくなります。観光協会の案内でも、掲載の所要時間は乗換時間を除くもので、曜日や交通事情等により変動するとされています。
平日の通勤・通学時間帯や、観光客の多い週末の午後は、金閣寺道の時点ですでに車内が混んでいることがあります。座って帰りたい人は、混む前の時間帯に境内を出るか、北大路経由に切り替えるのが現実的です。
失敗パターン:紅葉シーズンの夕方に205系統だけを当てにする
帰りで一番避けたいのが、秋の観光シーズンの夕方、拝観終了間際に金閣寺を出て205系統に乗ろうとし、満員で見送るうちに京都駅での列車に間に合わなくなるケースです。京都市観光協会も、観光シーズンは「バスに乗り切れない場合もあります」と注意しています。
原因は、金閣寺の参拝時間が午前9:00〜午後5:00と決まっているため、拝観を終えた人が同じ時間帯にバス停へ集まりやすいことにあります。そこへ205系統の沿線からの乗客が重なると、金閣寺道で乗れる人数が限られます。
対策は2つ。1つは、列車の時刻が決まっている日は最初から北大路経由にして、バスに乗る区間を約11分に短くすること。もう1つは、拝観を早めの時間に済ませ、夕方の集中を避けることです。紅葉の時期は京都駅での乗車時刻に余裕を持たせた便を予約しておくと、1本見送っても慌てずに済みます。
ゴールデンウィークや秋の繁忙期は、金閣寺道で205系統に乗り切れないことがあります。帰りの列車の時刻が決まっている日は、北大路バスターミナル経由で地下鉄に乗る前提で動き、余裕を持った便を選んでおきましょう。
土休日は102系統という選択肢もある
京都市観光協会によると、土休日に限り市バス102系統(楽洛 金閣寺・銀閣寺ライン)が運行します。北大路バスターミナル(地下鉄北大路駅)から金閣寺道を経て、烏丸今出川(地下鉄今出川駅)・銀閣寺道方面へ結ぶ観光向けの系統です。109系統(楽洛 金閣寺・嵐山ライン)は繁忙期に限って運行される系統で、2025年秋は11月22日〜24日・29日・30日に運行されました。運行の有無は京都市交通局の発表で確認してください。
102系統は京都駅へ直通するバスではありませんが、北大路駅や今出川駅で地下鉄烏丸線に乗り換えれば京都駅へ向かえます。土休日に205系統が混んでいて乗れないときの代わりとして、行き先が「北大路バスターミナル」(北大路駅で乗り換え)または「出町柳駅・銀閣寺」(烏丸今出川で降りて今出川駅で乗り換え)の102系統を候補に入れておくと、選択肢が1つ増えます。
運行日や停留所、時刻は時期で変わることがあるので、利用する前に京都市交通局や京都市観光協会の最新の案内を確認してください。平日は運行しないので、平日に帰る場合は205系統か204・205系統で北大路へ出る2択になります。
実は「早めに出る」より「どこで乗るか」が効く
混雑対策というと「早めに金閣寺を出る」が定番ですが、意外と効くのが、バスに乗る区間そのものを短くする組み立てです。205系統で京都駅まで乗ると、西大路通と七条通の停留所すべての乗降と渋滞を引き受けることになります。北大路経由ならバス区間は約11分、JR円町経由ならバスに乗るのは西ノ京円町までの4停留所です。
バスに乗っている時間が短いほど、混雑や渋滞で読みが外れる幅も小さくなります。家族連れでベビーカーを畳んで乗る場合や、年配の同行者が立ったままになりそうな場合も、バス区間の短いルートは負担を減らせます。
どのルートにするか迷ったら、「京都駅で乗る列車の時刻が決まっているか」で決めるのがシンプルです。決まっていれば地下鉄経由、決まっていなければ205系統で座れるまで1本見送る、という使い分けが現実的です。
金閣寺を出る時間は、拝観の段取りから逆算する
参拝時間は午前9:00〜午後5:00、年中無休
京都駅へ戻る時間を決めるには、まず金閣寺の参拝時間を押さえておく必要があります。金閣寺(鹿苑寺)公式によると、参拝時間は午前9:00〜午後5:00で年中無休です。志納料(拝観料)は大人(高校生以上)500円、小・中学生300円です。
支払いは現金のほか、各種キャッシュレス決済(おまいりPay)に対応しています(御守等の授与品・ご朱印は除く)。公式のお知らせでは、おまいりPayの導入は2026年9月28日付で告知されています。団体割引はなく、30名以上は団体として入る案内です。
拝観終了の時刻が決まっているため、夕方は拝観を終えた人が同じタイミングでバス停へ向かいます。京都駅での列車に余裕を持たせたい日は、閉門ぎりぎりまで境内にいるより、少し早めに出て混雑の前のバスに乗るほうが段取りは安定します。
| 住所 | 〒603-8361 京都府京都市北区金閣寺町1 |
| 電話番号 | 075-461-0013(鹿苑寺事務局) |
| 営業時間 | 午前9:00〜午後5:00 |
| 定休日 | 年中無休 |
| アクセス | 京都市バス「金閣寺道」下車(12・59・205・M1系統) |
| 駐車場 | あり(第1〜第3駐車場の合計250台・利用時間 午前8:40〜午後5:10) |
| 公式サイト | 公式サイト |
境内の所要時間を見込んで帰りのバスを決める
金閣寺の境内は、拝観入口から鏡湖池越しに金閣(舎利殿)を眺め、順路に沿って進んで出口へ抜ける一方通行の流れです。拝観にかかる時間の目安と、混雑期の回り方は別の記事で詳しくまとめています。

帰りの時間を決めるときは、境内の滞在時間に加えて、出口から金閣寺道バス停までの徒歩約5〜8分(京都市観光協会)と、バスを待つ時間を足して考えます。たとえば京都駅で乗る列車が決まっているなら、そこから地下鉄・バスの乗車時間とバス待ちをさかのぼり、境内を出る時刻を先に決めておくと、拝観中に時計を何度も気にせずに済みます。
撮影は個人で楽しむ範囲の小型カメラのスナップ撮影に限られ、SNS等で第三者へ公表する目的の撮影は不可とされています。撮影に時間をかけたい人ほど、帰りのバスの時刻から逆算した余裕を持たせておきましょう。
荷物とベビーカーは京都駅側で段取りする
金閣寺公式のよくある質問によると、金閣寺には荷物を預かる場所やロッカーがありません。大きなスーツケースを持ったまま参拝すると、境内の順路でも、帰りの混雑した205系統の車内でも扱いに困ります。旅行の最終日に金閣寺へ寄る場合は、京都駅で荷物を預けてから向かい、帰りに受け取って列車に乗る順番が組みやすいでしょう。
京都駅に戻ってから食事を済ませて列車に乗る場合は、駅構内の飲食店の選び方も事前に見ておくと時間配分がしやすくなります。

新幹線までの1時間、観光の締めくくりの夕食、到着してすぐの朝ごはん。京都駅で食事をしようとすると、駅ビル・伊勢丹・地下街・改札内と店の集まりが分かれていて、「結…
ベビーカーや車いすについては、公式案内で「金閣舎利殿の真横までは大きな段差なく、参拝することが可能」とされています。ただし金閣の横を通過した先に階段があり、車いす・ベビーカーは階段の手前で引き返して拝観入口から退出する流れです。車いすの貸出は予約不可で、参拝時に声をかけて空きがあれば利用でき、多目的お手洗いもあります。
車で来た人、寄り道してから京都駅へ戻る人の組み立て方
車なら金閣寺の駐車場250台と料金を先に確認
車で金閣寺に来て、そのまま京都駅方面へ戻る人は、金閣寺の駐車場(第1〜第3駐車場の合計250台)を使えます。金閣寺公式によると、利用時間は午前8:40〜午後5:10で、乗用車の料金は最初の60分が400円、以後30分毎に200円の時間制です。駐車場の利用は、参道前にいる係員の誘導に従う案内になっています。
参拝時間が午後5:00までなのに対し、駐車場は午後5:10までです。閉門間際まで境内にいると出庫まで時間の余裕が少ないので、車の人も拝観終了より早めに戻るほうが安心です。
京都駅へ車で向かう場合は、京都駅で同行者を降ろすだけなら駅のロータリーの使い方を、車を置いて市内を回るなら公共交通との組み合わせを、出発前に決めておくと当日の迷いが減ります。紅葉シーズンの土休日は金閣寺の駐車場自体が混み合うので、公共交通での来訪も選択肢に入れておきましょう。
| 住所 | 〒603-8361 京都府京都市北区金閣寺町1(金閣寺参道前) |
| 電話番号 | 075-461-0013(鹿苑寺事務局) |
| 営業時間 | 午前8:40〜午後5:10 |
| 駐車場 | 250台(第1〜第3駐車場の合計) |
| 公式サイト | 公式サイト |
龍安寺や仁和寺に寄ってから帰る場合
金閣寺から京都駅へまっすぐ帰らず、龍安寺や仁和寺といった西側の寺社に寄ってから戻りたい人も多いでしょう。その場合は、金閣寺道から京都駅へ向かう205系統ではなく、寄り道先からの帰り方で考えるのが近道です。龍安寺から京都駅への帰り方は別記事で整理しています。

寄り道をする日は、市バスに乗る回数が増えるので、前章で触れた地下鉄・バス一日券(大人1100円)を検討する価値があります。市バスだけなら5回乗ると230円×5=1,150円で一日券(1,100円)を上回ります。地下鉄(北大路〜京都260円)を挟む日も、バスと合わせて5回乗るかどうかが目安です(例: 地下鉄2回+市バス3回=1,210円)。4回までなら都度払いのほうが安く済みます。
注意したいのは、それぞれの寺社で拝観の受付終了時刻が異なることです。金閣寺の参拝時間は午後5:00までですが、寄り道先が先に受付を終える場合は、寄り道先を先に回して金閣寺を後にするほうが無理がありません。各寺社の公式サイトで拝観時間を確認してから順番を決めてください。
読者タイプ別:おすすめの帰り方
ここまでの内容を、同行者や目的別に整理すると次のようになります。
| 205系統で直行が合う人 | 北大路+地下鉄が合う人 |
|---|---|
| 乗り換えを避けたい年配の同行者がいる 京都駅での列車の時刻に余裕がある 大阪方面へ阪急で帰るため西大路四条で降りたい 運賃を230円で済ませたい | 新幹線・特急の時刻が決まっている 紅葉期や土休日の夕方に帰る 一日券を使ってほかの場所も回る バスの車内に長く立っていたくない |
子ども連れの場合は、ベビーカーを畳んでバスに乗る時間をなるべく短くしたいので、北大路経由が向いています。逆に、子どもが寝てしまって乗り換えで起こしたくない場合は、205系統で座れる便を待つほうが楽なこともあります。同行者の体力と京都駅での予定、どちらを優先するかで選びましょう。
京都駅から金閣寺へ向かう逆ルートも同じ考え方
これから金閣寺へ行く人も、考え方は同じです。京都市観光協会は、京都駅から金閣寺へは地下鉄烏丸線で北大路駅へ行き、北大路バスターミナルの「青のりば」から204・205系統の金閣寺方面行きに乗るルートを勧めています。バスは約11分で金閣寺道に着き、金閣寺の入口まで徒歩約5〜8分です。
京都駅前から金閣寺方面へ向かう205系統は、時刻表で13時台に2・9・17・24・32・39・47・54分発(平日・土曜・休日同じ)と、7〜8分おきに出ています。京都駅始発なので座りやすい反面、停留所が多く時間が読みにくいのは帰りと同じです。
行きと帰りで同じルートにこだわる必要はありません。朝は空いている205系統で座って行き、夕方の帰りは混雑を避けて北大路経由にする、という組み合わせも使えます。逆に朝の通勤時間帯は、地下鉄で北大路まで出てバス区間を短くするほうが安定します。
まとめ
まずは京都駅で乗る列車の時刻を決め、そこから逆算して金閣寺を出る時刻と、205系統か北大路経由かを1つ選んでおきましょう。それだけで、金閣寺道のバス停で迷う時間がなくなります。
※運賃・時刻・参拝時間・駐車料金は変更されることがあります。お出かけ前に金閣寺公式の参拝案内、京都市観光協会の金閣寺アクセス案内、京都市交通局の最新情報で要確認です。

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