石庭を見終えて山門を出たあと、「ここから京都駅へはどう帰るのがいちばん迷わないのか」で足が止まる人は少なくありません。龍安寺の目の前には市バスの「龍安寺前」停留所がありますが、そこに来る59系統は京都駅へは行きません。地図アプリで検索すると候補がいくつも出てきて、どれに乗ればいいのか決めきれないまま、時間だけが過ぎてしまいがちです。
結論から言うと、乗り換えなしで京都駅まで帰りたいなら、龍安寺から徒歩7分の「立命館大学前」から出る市バス50系統(京都駅前行き)が基本ルートです。運賃は市バス均一区間の大人230円。嵐電の龍安寺駅から北野白梅町へ出て50系統に乗る方法や、59系統で四条・三条方面へ出る方法は、寄り道や次の予定がある場合の選択肢になります。
この記事では、京都市交通局・龍安寺・京福電鉄の公式情報をもとに、3つの帰り方の違い、乗り場、本数、運賃と1日券の考え方、拝観時間から逆算した段取り、車で来る場合の駐車場の注意までを1本にまとめました。出発前に「帰りの1本」を決めておけば、石庭の前で時間を気にせずに過ごせます。
・龍安寺から京都駅へ乗り換えなしで帰れる市バス50系統の乗り場と本数
・59系統・嵐電を使うほうが向いている場面
・運賃230円と地下鉄・バス1日券1,100円の使い分け
・拝観時間(閉門17:30)から逆算した帰りの段取りと、車で行く場合の注意点
龍安寺から京都駅への帰り方は3通り|まず「乗り換えの回数」で選ぶ

龍安寺の周りには、市バスの停留所が2つ(龍安寺前・立命館大学前)と、嵐電の龍安寺駅があります。どれを使うかで、京都駅までの乗り換え回数と運賃の組み立てが変わります。まずは3つのルートの全体像を押さえておきましょう。
乗り換えゼロで帰れるのは市バス50系統だけ
京都駅まで1本で帰りたいなら、答えは市バス50系統です。立命館大学前からは西大路通経由で京都駅前へ向かう快速205系統もありますが、発車は時間帯にばらつきがあり、土曜・休日は8時台と21時台の2本だけです(一部はJRバスの運行、立命館大学の休校日は運休の便もあり)。龍安寺公式の交通案内でも、京都駅からの行き方は「JR・近畿日本鉄道 京都駅から 市バス50番系統 立命館大学前下車 徒歩7分」と案内されており、帰りはこの逆をたどる形になります。京都市交通局の時刻表では、立命館大学前発の50系統は桜木町・わら天神前・北野白梅町・北野天満宮前・千本今出川・千本中立売・堀川中立売・堀川丸太町・二条城前・四条堀川・五条西洞院を経て京都駅前まで走ります。
大きな荷物を持っている人や、年配の家族と一緒の人、新幹線の時間が決まっている人にとっては、途中で乗り換えがないことが一番の安心材料です。座れればそのまま終点の京都駅前まで乗っていけるので、寝過ごしの心配もありません。
注意したいのは、龍安寺の山門の目の前にある「龍安寺前」停留所からは50系統に乗れないことです。50系統の始発停留所は立命館大学前なので、龍安寺から徒歩7分ほど歩く前提で時間を見ておきましょう。
59系統は京都駅に行かない「四条・三条方面」の路線
龍安寺前停留所に来る市バス59系統は、龍安寺前→立命館大学前→わら天神前→金閣寺道→千本北大路→千本今出川→烏丸今出川(地下鉄今出川駅)→河原町今出川→府立医大病院前→京都市役所前→四条河原町→四条京阪前→三条京阪前方面へ向かう路線です。経路に京都駅前は含まれません。
龍安寺の公式案内でも、59系統は「京阪電鉄 三条駅から 市バス59番系統 龍安寺前下車すぐ」と、三条側からの行き方として紹介されています。つまり59系統は「龍安寺のすぐ前から乗れる」のが利点で、四条河原町で買い物をしてから帰る、京阪で大阪方面へ帰るといった場合に向いた路線です。
京都駅へ向かうなら、途中の烏丸今出川で地下鉄烏丸線に乗り換える組み立ても考えられますが、乗り換えが1回増えます。59系統に乗る前に「今日は京都駅に直接帰るのか、街中に寄るのか」を決めておくと、停留所選びで迷いません。
嵐電は北野白梅町で50系統に乗り継ぐ使い方
嵐電(京福電鉄)の龍安寺駅は、北野線(北野白梅町〜帷子ノ辻)の駅で、北野白梅町から2駅目です。龍安寺公式の案内では「京福電鉄 龍安寺駅下車 徒歩7分」。運賃は全線均一で大人250円、こども120円(6才以上12才未満)です。
龍安寺駅から北野白梅町までは約2分。北野白梅町は市バス50系統の停留所でもあるので、嵐電で北野白梅町に出てから50系統の京都駅前行きに乗り継ぐ、という組み立てができます。もう一つ、帷子ノ辻方面へ出て嵐電天神川で地下鉄東西線(太秦天神川)に乗り換え、烏丸御池で烏丸線に乗り換えて京都駅へ向かう方法もありますが、乗り換えが重なるので、京都駅に帰るだけなら選ぶ理由は多くありません。
嵐電は電車なので道路の混み具合の影響を受けにくいのが利点です。ただし運賃は嵐電と市バスで別々にかかります。「嵐電に乗ってみたい」「嵐山方面にも寄りたい」という目的があるときの選択肢と考えておくのがよいでしょう。
3ルートを1枚で比べる(京都おでかけノート調べ)
京都市交通局・京福電鉄・龍安寺の公式情報をもとに、3つの帰り方を表にまとめました。運賃は各事業者公式の大人運賃です。
| 比較項目 | 市バス50系統 | 市バス59系統 | 嵐電+市バス50系統 |
|---|---|---|---|
| 乗る場所 | 立命館大学前(龍安寺から徒歩7分) | 龍安寺前(すぐ) | 嵐電 龍安寺駅(徒歩7分) |
| 京都駅まで | 乗り換えなし | 京都駅へは行かない | 北野白梅町で乗り継ぎ |
| 大人運賃 | 230円 | 230円 | 嵐電250円+市バス230円 |
| 向いている人 | 京都駅へまっすぐ帰る人 | 四条・三条に寄る人 | 嵐電にも乗りたい人 |
表のとおり、京都駅に直接帰るなら50系統一択に近く、ほかの2つは「寄り道」とセットで考えるルートです。
| 住所 | 〒616-8001 京都市右京区龍安寺御陵下町13 |
| 営業時間 | 3月1日〜11月30日 8:00〜17:00(閉門17:30)/12月1日〜2月末日 8:30〜16:30(閉門17:00) |
| 定休日 | 年中無休 |
| アクセス | 市バス50系統 立命館大学前下車 徒歩7分/市バス59系統 龍安寺前下車すぐ/京福電鉄(嵐電)龍安寺駅下車 徒歩7分 |
| 駐車場 | あり(石庭拝観者に限り1時間無料。バス・タクシー・乗用車とも。台数は公式未確認) |
| 公式サイト | 公式サイト |
市バス50系統で乗り換えなしに帰るには?立命館大学前の乗り場と本数
50系統を使うと決めたら、次は「どこで乗るか」「何分おきに来るか」を確認しておきます。京都市交通局の時刻表(令和8年3月20日実施)の値で見ていきましょう。
龍安寺から立命館大学前までは徒歩7分を見込む
龍安寺公式の交通案内では、立命館大学前から龍安寺までは徒歩7分です。帰りもこの7分を、バスの発車時刻から逆算して見込んでおきます。50系統の時刻表は「立命館大学前発」なので、ここが始発停留所。始発なので、時刻どおりに発車しやすく、座席にも座りやすいのが利点です。
龍安寺は石庭の拝観所要時間が30〜40分(公式FAQ)。境内の鏡容池の周りを歩く時間も加えると、山門を出る時刻は人によって前後します。「石庭を見たら何時台のバスに乗る」と大まかに決めておき、境内を出た時点で次の発車時刻を確認する、という流れが無理のない段取りです。
年配の方やベビーカー連れの場合は、徒歩7分より余裕を見ておくと慌てずに済みます。道順に不安があれば、立命館大学前までの徒歩ルートを出発前に地図アプリで一度確認しておきましょう。
平日9時台は約12分おき、昼過ぎは20分おき
立命館大学前発・京都駅行きの50系統は、平日9時台が4・16・28・40・52分の5本。これが平日12〜15時台になると、各時台7・27・47分の3本に減ります。土曜・休日の10時台も7・27・47分の3本です。
つまり、午前中の拝観を終えて昼前後に帰る場合や、土休日に帰る場合は、20分おきのダイヤを前提に動くことになります。1本逃すと次まで20分待つことになるので、停留所に着く時刻を発車の数分前に合わせておくと、待ち時間を短くできます。
始発は平日6時16分(土曜・休日も6時16分)、最終は平日・土曜・休日とも22時21分です。拝観時間内に帰る分には最終を気にする必要はほぼありませんが、夜に北野天満宮周辺などで過ごしてから帰る場合は、この最終時刻を覚えておくと安心です。なお8月14日〜16日、12月29日〜1月3日は平日・土曜・休日とは別のダイヤになるので、お盆や年末年始に出かけるときは京都市交通局の時刻表で改めて確認してください。
京都駅前に着くまでの経由地と降りるタイミング
50系統は終点が京都駅前なので、降りるタイミングで迷うことはありません。ただ、途中の経由地を知っておくと、寄り道の判断がしやすくなります。立命館大学前を出たバスは、北野白梅町・北野天満宮前・千本今出川を通って堀川通に入り、堀川丸太町・二条城前・四条堀川・五条西洞院を経て京都駅前に着きます。
たとえば「京都駅に帰る前に二条城の周りを少し歩きたい」なら二条城前、「四条の街中で食事をしてから帰りたい」なら四条堀川で降りる、という使い方ができます。途中で降りると、そこから京都駅までは改めて運賃がかかる点は覚えておきましょう。
京都駅に着いてから食事や買い物をする予定なら、駅ビルや改札内の店の営業時間を先に見ておくと、帰りの列車までの時間を組み立てやすくなります。

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失敗パターン1:「龍安寺前」で50系統を待ち続ける
龍安寺から帰るときにありがちなのが、山門前の「龍安寺前」停留所で京都駅行きを待ち続けてしまうケースです。龍安寺前に来るのは59系統で、京都駅へは向かいません。さらに、50系統の始発である立命館大学前でも、59系統と50系統は乗り場が別です。立命館大学前停留所のページには「59 四条河原町・三条京阪 行き」の記載があり、50系統とは乗り場が分かれています。
原因:「龍安寺にいちばん近い停留所なら京都駅行きも来るはず」と思い込み、龍安寺前で待ってしまう。または立命館大学前で59系統の乗り場に並んでしまう。
対策:京都駅へ帰るなら「立命館大学前」の「50系統・京都駅前行き」と、停留所名と系統番号をセットで覚えておく。乗る前にバス前面の系統番号と行き先表示を確認する。
京都市バスは同じ停留所名でも、系統や方向によって乗り場が分かれていることがあります。停留所に着いたら、ポールに書かれた系統番号を見てから並ぶ習慣をつけておくと、このミスは防げます。
59系統と嵐電を選んだほうがいいのはどんなとき?

50系統が基本とはいえ、目的によっては59系統や嵐電のほうが動きやすい日もあります。それぞれの「得意な場面」と「苦手な場面」を整理しておきましょう。
四条河原町や京阪で帰るなら59系統が龍安寺の目の前から
59系統の一番の強みは、龍安寺前停留所が文字どおり龍安寺のすぐそばにあることです。歩く距離を減らしたい日、雨で傘をさして歩きたくない日には、この差が効いてきます。経路は金閣寺道・千本今出川・烏丸今出川・河原町今出川・京都市役所前・四条河原町・四条京阪前を通り三条京阪前方面へ。四条河原町で買い物をしてから帰る人、京阪電車で大阪方面へ帰る人には、59系統のほうが自然な流れになります。
運賃は市バスの均一区間で大人230円です。龍安寺前発の本数は、平日9〜11時台が13・28・43・58分の15分おき、平日12・13時台は13・33・53分の20分おき、土曜・休日の9〜15時台は13・28・43・58分の15分おきです。
注意したいのは夜の本数です。平日20時台は13・33分の2本、21時台は3分と、四条京阪前止まりの28分の2本で、22時台以降は龍安寺前を出るバスがありません。龍安寺の拝観は夕方に終わるので通常は問題になりませんが、周辺で夕食をとってから59系統で帰るつもりなら、最終の時刻を先に押さえておきましょう。
嵐電は渋滞に左右されにくいが、運賃は別々にかかる
嵐電龍安寺駅から北野白梅町までは約2分。電車なので、道路が混む時期でも所要時間が読みやすいのが利点です。北野白梅町で50系統に乗り継げば京都駅前まで行けますし、帷子ノ辻方面へ向かえば約9分で北野線の終点に着き、嵐山方面へ回る組み立てもできます。
| 嵐電を使うメリット | 嵐電を使うデメリット |
|---|---|
| 電車なので道路の混雑の影響を受けにくい 龍安寺駅→北野白梅町は約2分 嵐山方面へそのまま回る組み立てができる | 京都駅までは必ず乗り換えが入る 嵐電250円と市バス230円が別々にかかる 龍安寺駅までも徒歩7分は歩く |
京都駅にまっすぐ帰るだけなら、嵐電を挟むメリットは小さめです。嵐電を選ぶのは、「せっかくなので路面電車にも乗りたい」「嵐山にも寄りたい」といった目的がある日、と考えておくと判断がぶれません。
地下鉄を挟むルートは乗り換えが2回以上になる
地図アプリでは、嵐電天神川で地下鉄東西線(太秦天神川)に乗り換え、烏丸御池で烏丸線に乗り換えて京都駅へ向かうルートや、59系統で烏丸今出川まで出て地下鉄烏丸線の今出川駅から京都駅へ向かうルートが出てくることがあります。地下鉄は距離制で、1区(3kmまで)大人220円から5区(15km超)大人360円までの5段階です。
地下鉄を使うと、京都駅に近い区間を時間どおりに走れるのが利点です。夕方の堀川通が混む時間帯や、観光シーズンの土休日でバスの遅れが気になるときは、選択肢として持っておく価値があります。
ただし、バスと地下鉄、あるいは嵐電と地下鉄を組み合わせると、そのたびに運賃がかかり、階段の上り下りも増えます。スーツケースを持っている日や、小さな子ども連れの日には負担が大きくなりがちです。「時間の読みやすさ」と「乗り換えの手間」のどちらを優先するかで決めましょう。
京都駅から地下鉄烏丸線を使う区間の運賃の考え方は、錦市場への行き方の記事でも具体的に比べています。

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運賃230円と1日券1,100円、どちらで帰るのが合っている?
龍安寺から京都駅への片道だけなら、運賃の考え方はシンプルです。悩むのは、その日にほかの場所も回るとき。京都市交通局の公式情報をもとに整理します。
片道だけなら市バス230円の1回払いで足りる
市バス50系統で立命館大学前から京都駅前まで帰る場合、運賃は市バス均一運賃区間の大人230円、小児120円です。京都市交通局は「均一運賃区間は一乗車230円となります」と案内しています。乗り換えがないので、1回払えば京都駅に着きます。
京都駅から龍安寺へ50系統で向かい、同じ50系統で帰ってくるだけの往復なら、それぞれ1回ずつ運賃を払う形です。龍安寺だけを見て京都駅に戻る、というシンプルな日程なら、乗車券をあれこれ考えず、乗るたびに支払う方法で十分です。
59系統で四条河原町まで出る場合も、市バス均一区間の大人230円です。途中で降りて別のバスに乗り直すと、その分の運賃が改めてかかる点だけは覚えておきましょう。
地下鉄・バス1日券は「何回乗るか」で判断する
京都市交通局の「地下鉄・バス1日券」は大人1,100円、小児550円です。市バスと地下鉄の両方に乗れる乗車券で、有効期間は利用当日の営業終了まで。24時間券ではないので、前日の夕方に使い始めて翌日の昼まで、という使い方はできません。
龍安寺の行き帰りだけなら、市バスの1回払いで足ります。1日券が候補になるのは、龍安寺のほかに複数の場所を市バスや地下鉄で回る日です。たとえば京都駅から50系統で龍安寺へ行き、そのあと59系統で金閣寺道や四条河原町へ出て、さらに地下鉄で京都駅に戻る、というように乗車回数が増える日なら、1日券の値段と、乗る回数分の運賃を並べて比べてみる価値があります。市バスの均一区間(230円)だけで数えると、4回(920円)なら1回ずつ払うほうが安く、5回(1,150円)乗ると1日券(1,100円)のほうが安くなります。1日券は観光特急バスにもそのまま乗れます。
なお、以前あった「バス1日券」は令和5年9月末で発売を停止し、令和6年3月末で利用も停止しています。古いガイドで「バス1日券」の案内を見かけても、いま買えるのは地下鉄・バス1日券だけです。
59系統の経路にある金閣寺道から金閣寺へ寄る場合は、境内の所要時間を見ておくと1日の組み立てがしやすくなります。

嵐電を挟むと運賃は事業者ごとに別払い
嵐電は全線均一で大人250円、こども120円(6才以上12才未満)。京都市交通局の地下鉄・バス1日券は嵐電には使えない前提で考えておくのが安全です。嵐電で北野白梅町に出てから市バス50系統に乗る場合は、嵐電の運賃と市バスの運賃をそれぞれ支払います。
「1日券を持っているから嵐電も乗れるはず」と思い込んで改札や乗車口で戸惑うのは避けたいところです。どの乗車券がどの事業者で使えるかは、京福電鉄と京都市交通局それぞれの公式ページで確認してから出かけましょう。
拝観時間から逆算すると、何時に山門を出れば慌てずに帰れる?
帰りのバスを決めるには、龍安寺の拝観時間と所要時間をセットで見ておくと段取りが組みやすくなります。季節で時間が変わる点にも注意が必要です。
3月〜11月は17:00まで、12月〜2月は16:30まで
龍安寺の拝観時間は、3月1日〜11月30日が8:00〜17:00(閉門17:30)、12月1日〜2月末日が8:30〜16:30(閉門17:00)です。拝観できない日は「年中無休です」と公式FAQで案内されています。拝観料は大人600円、高校生500円、小・中学生300円。団体割引はありません。
拝観の所要時間は公式FAQで30〜40分。石庭だけでなく、鏡容池の周りを歩いたり、方丈の縁側でゆっくり座ったりすると、それ以上かかることもあります。冬の時期は拝観終了が30分早くなるので、午後遅めに着く予定なら、到着時刻と拝観終了時刻の間に、少なくとも所要時間の30〜40分が取れるかを先に確かめておきましょう。
なお、2026年9月12日から2027年7月25日までは、細川護熙氏による方丈障壁画(雲龍図)のうち襖絵32面と舞良戸の一部が公開されており、通常の拝観料で見られます。閉門後に全92面を間近で見られる事前予約制の特別拝観も期間限定で行われるので、こちらを希望する人は公式サイトのお知らせから予約ページを確認してください。
失敗パターン2:閉門間際に出て、乗るはずのバスを逃す
原因:拝観終了の17:00(冬は16:30)まで境内にいてから立命館大学前へ歩き始め、20分おきのダイヤの1本を目の前で逃す。夕方は道路も混みやすく、京都駅で予定していた列車に間に合わなくなる。
対策:京都駅で乗る列車の時刻から、50系統の「乗る1本」と「その次の1本」を先に決めておく。山門を出る時刻を、乗る1本の発車時刻から徒歩7分+余裕を引いた時刻に設定する。
立命館大学前発の50系統は、平日の昼過ぎ(12〜15時台)は各時台7・27・47分の20分おきです。1本逃すと20分待つことになり、そのぶん京都駅に着くのも遅れます。新幹線や特急の指定席を取っている日は、「乗る1本」に加えて「その次の1本」でも間に合うかを確かめておくと、焦らずに済みます。
夕方は境内も閉門に向けて人の流れが出口に集中しやすい時間帯です。列車の時刻が決まっている日は、閉門時刻まで粘らず、余裕を持って山門を出る計画にしておくのが安心です。
午前に龍安寺、午後に別の場所へ回る組み立て
龍安寺の拝観開始は3月〜11月が8:00、12月〜2月が8:30です。京都駅から50系統で向かう場合、京都駅前発の平日10時台は5・20・35・50分の15分おき、土曜・休日の10〜19時台は各時台0・20・40分の20分おきで運行しています。
午前のうちに龍安寺を拝観しておけば、午後は時間に追われずに次の場所へ移れます。龍安寺のあと59系統で金閣寺道や四条河原町方面へ出る、50系統で二条城前に寄ってから京都駅へ戻る、嵐電で嵐山方面に回る、といった組み立てが可能です。
反対に、午後から龍安寺へ向かう日程だと、拝観時間の残りと帰りのバスの本数を同時に気にすることになります。特に12月〜2月は拝観終了が16:30なので、昼食のあとに京都駅を出る計画なら、出発時刻を早めにしておくと余裕が生まれます。
帰りの段取りは「京都駅で乗る列車の時刻 → 50系統の乗る1本 → 山門を出る時刻」の順に逆算すると決めやすくなります。立命館大学前までの徒歩7分と、拝観の所要時間30〜40分(公式FAQ)を組み込んでおきましょう。
京都駅から龍安寺へ向かう場合と、車で行く場合の注意点
帰りのルートを決めるなら、行きも同じ考え方で組み立てると迷いません。京都駅からの行き方と、車で行く場合の駐車場の扱いもまとめておきます。
行きは京都駅前から50系統「立命館大学行き」に乗る
京都駅から龍安寺へ向かうときは、帰りと逆に市バス50系統を使います。京都駅前停留所の案内には「50 二条城 北野天満宮 立命館大学 行き」の乗り場表示があります。京都駅前のバスターミナルは乗り場が多いので、到着したら案内板で50系統の乗り場を探しましょう。
京都駅前を出た50系統は、七条西洞院・四条西洞院・四条堀川・堀川御池・二条城前・堀川丸太町・大宮中立売・千本中立売・千本今出川・北野天満宮前・北野白梅町を経て立命館大学前に着きます。行きと帰りで経由する停留所が一部違う(行きは七条西洞院・四条西洞院・堀川御池・大宮中立売、帰りは桜木町・わら天神前・堀川中立売・五条西洞院)ので、途中下車の予定がある場合は方向ごとに確認しておきましょう。
京都駅前の乗り場には、西大路通経由で北野白梅町・立命館大学へ向かう「快速 立命館」の掲示もあります。運行日や停車停留所は京都市交通局の案内で確認してから利用してください。
阪急・京阪から来るなら大宮駅や三条駅からのバスも
大阪方面から来る人は、京都駅を経由しないルートも検討できます。龍安寺公式の交通案内では、阪急電鉄の大宮駅から市バス52・55番系統で立命館大学前下車・徒歩7分、京阪電鉄の三条駅から市バス59番系統で龍安寺前下車すぐ、と案内されています。
阪急沿線から来る人は大宮駅から、京阪沿線から来る人は三条から59系統で、というように、乗り換えの少ない組み立てを選ぶと移動の負担を減らせます。帰りに京都駅へ向かう予定がある場合でも、行きは別ルートで来て、帰りだけ50系統で京都駅に向かう、という組み合わせが可能です。
一方で、新幹線やJRで京都に着く人は、京都駅から50系統1本で向かうのがもっとも単純です。行きと帰りで同じ系統を使えば、乗り場や降りる停留所を覚える手間も1回分で済みます。
車で行くなら駐車場は「石庭拝観者に限り1時間無料」
龍安寺には駐車場があり、公式の交通案内では「駐車場は石庭拝観者に限り1時間無料です」と案内されています。拝観の所要時間は30〜40分(公式FAQ)なので、石庭の拝観だけなら1時間の枠内に収まりやすい計算です。
ただし、境内をゆっくり歩いたり、鏡容池の周りで時間を過ごしたりすると、1時間を超える可能性があります。1時間を超えた場合の扱いや駐車台数は、龍安寺の交通案内ページでは見当たらないため、車で行く予定の人は現地の案内や寺務所で確認しておくと安心です。
京都市内の観光地周辺は、紅葉や桜の時期、土休日に道路が混みやすくなります。車で来て京都駅に戻る場合は、駐車場の空き状況だけでなく、帰りの道路の混雑も見込んで時間に余裕を持たせましょう。
龍安寺の駐車場は「石庭拝観者に限り1時間無料」。拝観の所要時間30〜40分を目安に、境内で長く過ごす予定なら超過分の扱いを現地で先に確認しておきましょう。観光シーズンの土休日は、京都駅周辺までの道路の混雑も見込んでおくと安心です。
雨の日・荷物が多い日の考え方
雨の日は、停留所までの徒歩時間をできるだけ短くしたいところです。龍安寺のすぐ前から乗れる59系統は歩く距離が短い一方で、京都駅へは行かないので、どこかで乗り換えが必要になります。50系統は立命館大学前まで徒歩7分歩きますが、乗ってしまえば京都駅前まで乗り換えなしです。
雨の中で乗り換えを繰り返すよりも、7分歩いて50系統に乗ってしまうほうが、全体としては濡れる時間と手間が少なく済むことが多いでしょう。傘とレインコートを用意して、停留所までの7分を見込んでおけば十分です。
スーツケースなど大きな荷物がある日は、京都駅のコインロッカーなどに預けてから身軽に出かけるのが基本です。どうしても持ち歩く場合は、乗り換えのない50系統を選ぶと、バスの乗り降りが1回ずつで済みます。
同行者や目的で変わる、龍安寺からの帰り方の選び分け
同じ「龍安寺から京都駅へ」でも、誰と行くか、帰りにどこへ寄りたいかで、最適なルートは変わります。読者のタイプ別に、どのルートを選ぶとよいかを整理しました。
年配の家族・小さな子ども連れなら「乗り換えゼロ」を最優先
年配の家族や小さな子どもと一緒の日は、乗り換えの回数をできるだけ減らすのが基本です。市バス50系統なら立命館大学前から京都駅前まで乗り換えがなく、始発停留所から乗るので座りやすいのも利点です。
立命館大学前までの徒歩7分も、子どもの歩くペースや休憩を考えると、それ以上かかることを見込んでおきましょう。20分おきの時間帯なら、1本見送って次に乗る、という柔軟な計画にしておくと、子どもの機嫌や体調に合わせて動けます。
龍安寺の拝観料は小・中学生300円、高校生500円、大人600円。市バスの小児運賃は120円です。家族全員の交通費と拝観料をざっと見積もっておくと、当日の支払いで慌てません。
京都観光を1日で回る人は59系統か1日券で「寄り道込み」に
龍安寺を京都観光の1か所目として、そのあと四条河原町や京阪沿線などに寄る予定なら、59系統を軸に組み立てるのが向いています。龍安寺前から乗れて、金閣寺道や千本今出川、四条河原町を通るので、北部の観光地と街中をつなぐ路線として使えます。
市バスと地下鉄を何度も乗り継ぐ日は、地下鉄・バス1日券(大人1,100円)も候補になります。1日券は利用当日の営業終了まで有効なので、朝から使い始めるほうが活用しやすい乗車券です。
実は、龍安寺から京都駅へ帰るとき「目の前の停留所から乗れるバス」を探すより、「京都駅まで乗り換えなしで行けるバス」を探すほうが早く確実に帰れることが多いのです。59系統で街中に出てから乗り換えるより、7分歩いて50系統の始発に乗るほうが、乗り換え待ちのない分だけ時間が読みやすくなります。
嵐電に乗ってみたい人・嵐山へ回る人は北野線を使う
路面電車の雰囲気を楽しみたい人や、嵐山方面に寄ってから帰りたい人は、嵐電の龍安寺駅を使うルートが向いています。龍安寺駅から帷子ノ辻までは約9分。帷子ノ辻で嵐山本線に乗り換えると、嵐山方面や嵐電天神川方面へ向かえます。
嵐電の運賃は全線均一で大人250円。京都駅へ戻る場合は、嵐電天神川で地下鉄東西線に乗り換え、烏丸御池で烏丸線に乗り換えるか、北野白梅町に戻って50系統に乗る形になります。どちらも乗り換えがあるので、「京都駅に急いで帰る日」ではなく「寄り道を楽しむ日」に選ぶルートと考えておきましょう。
・京都駅へまっすぐ帰る/家族連れ・年配の同行者あり → 市バス50系統(立命館大学前から)
・四条河原町・三条で寄り道してから帰る → 市バス59系統(龍安寺前から)
・嵐電に乗りたい/嵐山方面へ回る → 嵐電龍安寺駅から北野線
まとめ|龍安寺から京都駅は「立命館大学前の50系統」を軸に決める
龍安寺から京都駅へ帰る方法は、市バス50系統・59系統・嵐電の3通りがありますが、京都駅にまっすぐ帰るなら50系統が基本です。龍安寺前の停留所ではなく、徒歩7分の立命館大学前から乗ること、59系統とは乗り場が別であることを覚えておけば、帰り道で迷うことはほとんどありません。出かける前に、京都市交通局の時刻表で「立命館大学前発 50系統」の乗る1本とその次の1本をメモしておくところから始めてみてください。
※拝観料・拝観時間・運賃・時刻表は変更されることがあります。出かける前に龍安寺公式の交通案内、龍安寺公式FAQ、京都市交通局の50系統時刻表(立命館大学前発)、京都市交通局の運賃・乗車券案内、京福電鉄の運賃案内で最新情報を確認してください。

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