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比叡山行き方は3ルートで選ぶ|叡山ケーブル運休中のバス約70分と坂本ケーブル11分

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比叡山へ行こうと調べ始めると、京都側からのケーブル、滋賀側からのケーブル、京都駅から出るバス、ドライブウェイと、上がり方が多くて迷います。しかも2026年秋は、京都側の定番だった叡山ケーブル・ロープウェイが運休中です。いつもの記事どおりに出町柳から叡山電車で八瀬へ向かうと、山の下で行き止まりになってしまいます。

先に結論をお伝えすると、いまの比叡山は「京都駅・三条からのバス」「京阪で坂本へ出て坂本ケーブル」「車で比叡山ドライブウェイ」の3本で考えるのが段取りとして確実です。どれを選ぶかは、目的地が延暦寺なのか比叡山頂なのか、帰りに何時まで山にいたいかで決まります。

この記事では、比叡山延暦寺・比叡山鉄道(坂本ケーブル)・比叡山ドライブウェイ・比叡山・びわ湖DMOの公式情報をもとに、ルートごとの所要時間と運賃、山上のシャトルバスの使い方、延暦寺の巡拝時間から逆算した帰りの組み方まで、出発前に決めておくことを1本にまとめました。

📌 この記事でわかること

・叡山ケーブル・ロープウェイ運休中に使える3つのルートと所要時間
・京都駅から乗り換えなしで上がるバスと、帰りの便が少ない点への備え
・坂本ケーブルと比叡山ドライブウェイの運賃・料金・営業時間
・山上シャトルバスと延暦寺の巡拝受付15:45から逆算する回り方

目次

比叡山行き方は使える3ルートから選ぶ|2026年秋は「叡山ケーブル運休」を最初に確認

比叡山行き方は使える3ルートから選ぶ|2026年秋は「叡山ケーブル運休」を最初に確認の解説画像

叡山ケーブル・ロープウェイは「当面の間」止まっている

まず押さえておきたいのは、京都側から比叡山に上がる叡山ケーブル・ロープウェイが、2026年9月30日付のお知らせで運休になっていることです。比叡山・びわ湖DMOの運休のお知らせによると、理由は「車両の検査と補修のため」で、期間は当面の間。叡山ケーブルが止まるのに合わせて、その先のロープウェイも同じ期間運休します。再開日は決まり次第発表されるとされています。

具体的な場面で考えると、ネットの古い記事やガイドブックを見て「出町柳から叡山電車で八瀬比叡山口へ、そこからケーブルとロープウェイで山頂へ」と予定を組んでいた人は、八瀬で先に進めなくなります。特に家族連れや年配の同行者がいると、八瀬から別ルートへ移動し直すだけで半日が崩れます。

段取りとしては、出発の前日と当日の朝に、比叡山・びわ湖DMOのトップページのお知らせ欄を一度見ておくのが確実です。再開が発表されれば八瀬ルートも選択肢に戻りますが、それまでは「八瀬からは上がれない」前提で残りの3ルートから選んでください。

運休中に使える代わりのルートは公式が案内している

同じお知らせには、代わりの行き方も書かれています。比叡山頂へは京都駅・三条京阪・出町柳駅前から路線バス、延暦寺へは同じバスか、京阪電車で坂本比叡山口駅へ出て坂本ケーブルを使う方法です。つまり公式の案内も「京都側はバス、滋賀側はケーブル」という整理になっています。

延暦寺のアクセスページでは、JR京都駅または京阪三条駅から比叡山ドライブバスで延暦寺バスセンターまで約70分、JR比叡山坂本駅・京阪坂本比叡山口駅から坂本ケーブルでケーブル延暦寺駅までが約40分とされています。車なら京都東ICから田の谷峠ゲートを経て比叡山ドライブウェイで延暦寺まで約30分です。

場面別に言えば、京都駅や四条・三条に泊まっている、あるいは新幹線で京都駅に着く人はバス、京阪沿線や大津・滋賀方面から来る人は坂本ケーブル、森の京都や大阪から車で来る人はドライブウェイが自然な選び方になります。

注意したいのは、バスは季節運行で、2026年は12月6日まで運行し12月7日から冬期運休になる点です。冬に比叡山へ向かうなら、坂本ケーブルか車の2択になると考えておきましょう。

3ルートを所要時間・運賃で並べるとこうなる

結論として、乗り換えの少なさならバス、運行の安定と本数ならケーブル、自由度なら車です。下の表は、各公式サイトに掲載されている所要時間・運賃・料金を「京都おでかけノート調べ」として1枚に並べたものです。

比較項目 京都駅・三条からバス 坂本ケーブル 車(比叡山DW)
所要時間の目安 延暦寺バスセンターまで約70分 坂本の駅から延暦寺まで約40分(ケーブル乗車は片道約11分) 京都東ICから延暦寺まで約30分(田の谷峠ゲート経由)
運賃・料金(大人) 路線バス運賃(京阪バス・京都バスの運賃) 片道960円・往復1,830円(2026年4月1日改定後) 乗用車 片道860円・往復1,700円
冬(12〜2月) 冬期運休 通年運行(始発8:30・最終17:00) 9:00~20:00(入場最終19:00)
向いている人 京都駅・四条・三条が起点 京阪沿線・滋賀側が起点 家族連れ・荷物が多い人

表の坂本ケーブルの運賃は、2026年4月1日に改定された後の値です(改定前は大人片道870円・往復1,660円)。最新の金額と時刻は坂本ケーブルの運賃・時刻表ページで確認できます。

目的地が「延暦寺」か「比叡山頂」かでルートが変わる

比叡山と一口に言っても、延暦寺の中心である東塔、少し奥の西塔、さらに北の横川、展望が開ける比叡山頂と、行き先は山の上に点在しています。どこを一番に見たいかでルートの向き不向きがはっきり分かれます。

延暦寺の根本中堂がある東塔が目的なら、坂本ケーブルが合います。ケーブル延暦寺駅は東塔エリアへ歩いて向かえる位置にあり、延暦寺公式も坂本ルートを延暦寺への行き方として案内しています。一方、比叡山頂の展望を見たい、ガーデンミュージアム比叡がある山頂側へ行きたいなら、比叡山頂まで直接入るバスか車のほうが動きやすくなります。

家族連れで「延暦寺も山頂も」と欲張る場合は、山上のシャトルバスで東塔と山頂を結べます。片道を坂本ケーブル、もう片道をバスにする組み方もできるので、行きと帰りで別ルートにする前提で考えると選択肢が広がります。

注意点は、横川まで足を延ばすと移動の距離が延びることです。横川を入れるなら、シャトルバスの時刻表を先に見て、帰りのケーブルやバスの最終に間に合うかを逆算しておきましょう。

⚠️ 知っておきたい注意点

叡山ケーブル・ロープウェイの運休中は、八瀬側ルートを含むお得なきっぷの使い勝手も変わります。八瀬~比叡山~坂本を横断する比叡山フリーパスや、叡山電車からケーブル・ロープウェイで上がる比叡山日帰りきっぷなどは運休区間を含むので、買う前に使う区間が動いているかを確かめてください。

京都駅・三条から乗り換えなしで上がるバスはどう使う?

路線バス「比叡山ドライブバス」は延暦寺バスセンターまで約70分

京都駅や三条から電車の乗り換えなしで比叡山に上がれるのが、比叡山ドライブバスです。延暦寺公式のアクセス案内では、JR京都駅・京阪三条駅から比叡山ドライブバスで延暦寺バスセンターまで約70分とされています。叡山ケーブルの運休のお知らせでも、比叡山頂へは京都駅・三条京阪・出町柳駅前からの路線バスが代わりの手段として挙げられています。

具体的な場面としては、新幹線で京都駅に着いてそのまま比叡山へ向かう人、四条や三条のホテルを拠点にしている人に向いています。荷物を持ったまま乗り換えなしで延暦寺の近くまで行けるので、年配の同行者がいても負担が少なくて済みます。

注意したいのは、このバスが季節運行で、冬期は運休になることです。延暦寺公式のアクセスページでも冬期運休と明記されています。運行日や本数は季節ごとに変わるため、乗る日の時刻は比叡山・びわ湖DMOの交通案内&時刻表で確認してから出発してください。紅葉の時期の土休日は道路の混雑で遅れることもあるので、帰りの新幹線は余裕を持って組むのが安心です。

京都駅発は土休日4便・平日2便、12月6日まで毎日運行

京阪バスが公開している比叡山ドライブバスの2026年オンシーズン(3月20日~12月6日)の時刻表では、京都駅(烏丸口C6のりば)発は土曜・休日が8:30・9:30・10:30・12:30の4便、平日が9:25・12:30の2便です。土休日の8:30発は四条河原町・三条京阪・京阪出町柳を経て、延暦寺バスセンター9:45、東塔9:46、比叡山頂9:52に着きます。9:30発と12:30発は京都バスの便で、京都駅~京阪出町柳の間は経路が異なり四条河原町・三条京阪には停まりません。

平日は9:25発が延暦寺バスセンター10:40着、12:30発が13:35着です。朝いちばんの便でも延暦寺バスセンター着は土休日9:45・平日10:40なので、9:00の開堂に合わせたい日は坂本ケーブルの始発(8:00)のほうが早く着きます。

なお、2026年9・10月の土休日だけ走った予約制の「おこしバス」(京都駅8:00・11:30発)は運行期間を終えています。11月以降は上の路線バスか坂本ケーブルで組んでください。

失敗パターン①:帰りのバスの本数を見落とす

バスで上がる日に一番起こりやすい失敗が、帰りの時間です。比叡山頂から京都駅へ戻る比叡山ドライブバスは、土曜・休日が11:00・14:05・15:05・16:05・17:05発の5便、平日は15:05・16:05発の2便だけです。東塔は山頂発のおよそ7分後に通り、京都駅には1時間15分ほどで着きます。

原因は、市内のバスの感覚で帰りもすぐ来るだろうと思い込むことです。たとえば平日に12:30発で上がると延暦寺バスセンター着は13:35。帰りは東塔16:12発が最終なので、山上で使えるのは2時間半ほどで、西塔や横川まで回ると慌ただしくなります。

対策は2つあります。1つは、乗る日の帰りの便を先に決め、それに合わせて回る範囲を絞ること。もう1つは、行きだけバスを使い、帰りは坂本ケーブルで滋賀側へ下りる片道利用にすることです。坂本ケーブルは3月~11月なら最終17:30まで毎時00分・30分に出ているので、延暦寺の巡拝受付が終わる15:45まで山上にいても下山できます。帰りを先に決めてから行きの便を選ぶ、という順番で考えると失敗しません。

出町柳から行く人は「バス」か「坂本回り」に切り替える

出町柳駅は、本来なら叡山電車で八瀬比叡山口駅へ向かい、ケーブルに乗り継ぐ起点でした。しかし叡山ケーブル・ロープウェイの運休中は、このルートでは山上に上がれません。公式のお知らせでは、出町柳駅前から比叡山頂へ向かう路線バスが代わりの手段として案内されています。

出町柳から乗る場面としては、京阪電車で大阪方面から来て終点の出町柳に着いた人、下鴨神社や鴨川デルタ周辺を見てから比叡山へ向かう人が考えられます。路線バスの時刻と乗り場は、比叡山・びわ湖DMOの交通案内&時刻表で当日の便を確認してから向かってください。

出町柳周辺を歩いてから比叡山へ向かう場合、鴨川沿いの歩き方は別の記事にまとめています。

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注意点として、バスの本数が合わない場合は、京阪電車で坂本比叡山口駅まで移動して坂本ケーブルを使う選択肢もあります。京都市内から滋賀側へ回る形になりますが、ケーブルは30分ごとに出ているので時刻に縛られにくいのが利点です。どちらにするか迷ったら、帰りの最終が遅い坂本ケーブルを軸に考えると予定を立てやすくなります。

Q. 11月でも京都駅から乗り換えなしのバスで上がれる?
A. 上がれます。路線の比叡山ドライブバスは2026年12月6日まで運行し、京都駅発は土曜・休日が8:30・9:30・10:30・12:30、平日が9:25・12:30です。予約制の「おこしバス」は9・10月の土休日で運行を終えています。12月7日からはバスが冬期運休になるので、坂本ケーブルか車で組んでください。

坂本ケーブルで滋賀側から上がる段取りは?

坂本ケーブルで滋賀側から上がる段取りは?の解説画像

坂本ケーブルは全長2025m・片道約11分、30分ごとに出る

叡山ケーブル運休中の電車派にとって、坂本ケーブルは延暦寺へ上がる中心のルートです。比叡山鉄道の公式によると、全長は日本最長の2025m、所要時間は片道約11分。毎時00分と30分に発車し、のぼりとくだりが同時に発着します。

運行時間は3月~11月が始発8:00・最終17:30、12月~2月が始発8:30・最終17:00です。運賃は2026年4月1日の改定後で、大人片道960円・往復1,830円、小児片道480円・往復920円です。当日の運行状況は公式トップの運行情報に表示されます。

場面で言うと、朝8:00の始発に乗れば、延暦寺の東塔が開く9:00前に山上へ着けます。混雑する紅葉の土休日でも、ケーブルは定員ごとに30分間隔で運ぶため、道路の渋滞に左右されないのが強みです。

注意点は、30分間隔なので1本逃すと30分待つことです。帰りは乗りたい時刻の1本前を目標に駅へ戻ると、焦らずに済みます。

📍 坂本ケーブル(比叡山鉄道)
住所 〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4244
電話番号 077-578-0531
営業時間 3月~11月 始発8:00・最終17:30/12月~2月 始発8:30・最終17:00(毎時00分・30分発)
アクセス 京阪坂本比叡山口駅から徒歩約15分(江若交通バス約3分)、JR比叡山坂本駅から徒歩約25分(江若交通バス約7分)
駐車場 あり(駅横7台)。満車時は駅近くの観光駐車場
公式サイト 公式サイト

駅からケーブル坂本駅までは歩くと15〜25分かかる

意外と見落としやすいのが、電車の駅からケーブルの乗り場までの距離です。比叡山鉄道のアクセスページによると、ケーブル坂本駅までは京阪坂本比叡山口駅から徒歩約15分(江若交通バスなら約3分)、JR比叡山坂本駅からは徒歩約25分(江若交通バスなら約7分)です。

京都市内から向かう場合、京阪電車で坂本比叡山口駅まで行けばケーブル駅に近く、歩いても15分ほどで着きます。JR湖西線で比叡山坂本駅に着く場合は歩くと25分ほどかかるので、小さな子ども連れや年配の同行者がいるならバスかタクシーを使うほうが体力を山上に残せます。

坂本の町は石積みの塀が続く門前町で、ケーブル坂本駅までは上り坂です。行きは坂を上ることになるので、ベビーカーや足が不安な同行者がいる場合はバスを前提にしてください。

段取りとしては、江若交通バスの時刻を事前に確認し、ケーブルの毎時00分・30分の発車に合わせて乗るのが理想です。バスの本数が合わない時間帯はタクシーも約3〜7分なので、駅前で状況を見て選びましょう。

車で坂本まで来るなら駅横の駐車場は7台だけ

車で坂本まで来て、そこからケーブルで上がる組み方もあります。ドライブウェイの料金がかからず、山上の道路の混雑を避けられるのが利点です。ただし、比叡山鉄道の公式アクセスページによると、ケーブル坂本駅の駅横にある駐車場は7台分だけです。

7台というのは、紅葉の土休日なら朝のうちに埋まってもおかしくない台数です。公式も「満車の際は駅近くの観光駐車場をご利用ください」と案内しているので、駅横に停められない前提で、近くの観光駐車場の場所を出発前に地図で確認しておきましょう。

場面で言うと、平日の朝や紅葉前の時期なら駅横に停められる可能性がありますが、11月の週末に家族で来る場合は観光駐車場から歩くことも考えて時間を組むのが安全です。駐車料金は公式アクセスページの主要部分では見当たらないため、気になる場合は比叡山鉄道(電話はカードに掲載)に確認してください。

注意点として、車で坂本まで来ると、帰りは必ず坂本へ下りることになります。山頂側とあわせて回りたい場合は、山上のシャトルバスで東塔と山頂を往復し、最後は坂本ケーブルで下りる順にすると無駄がありません。

💡 段取りメモ

坂本ケーブルは「毎時00分・30分発」と覚えておくと、山上での行動を組み立てやすくなります。延暦寺の巡拝受付は15:45までなので、3月~11月なら最終17:30まで余裕があり、帰りを急がされないのが坂本ルートの強みです。

車で行くなら比叡山ドライブウェイの料金と入口を先に決める

入口は3方向、京都東ICからなら約30分

車で比叡山に上がるなら、有料道路の比叡山ドライブウェイか奥比叡ドライブウェイを通ることになります。延暦寺公式のアクセス案内では、名神の京都東ICから西大津バイパス・山中越え・田の谷峠ゲートを経て延暦寺まで約30分、京都市内の北白川別当町交差点から山中越え・田の谷峠ゲートを経て延暦寺まで約25分、琵琶湖大橋方面からは湖西道路・奥比叡ドライブウェイの仰木ゲートを経て延暦寺まで約35分とされています。

場面で考えると、大阪や京都南部から名神で来る人は京都東IC、京都市内に泊まっている人は北白川から山中越え、滋賀の湖西側や琵琶湖大橋を渡って来る人は仰木ゲートが自然です。森の京都(亀岡・南丹方面)から来る場合も、京都市内を抜けて北白川か京都東ICのどちらかへ回る形になります。

注意したいのは、山中越えは山道で、紅葉の時期の土休日は混みやすいことです。ナビの到着時刻どおりにはいかないと考え、延暦寺の巡拝受付15:45から逆算して早めに出発しましょう。

乗用車は片道860円、縦走なら2,430円

比叡山ドライブウェイの料金は、軽・小型・普通乗用車で片道860円、往復1,700円です。奥比叡ドライブウェイは乗用車1,570円、田の谷峠から仰木までを通して走る縦走ドライブウェイは乗用車2,430円と、比叡山・びわ湖DMOの車でお越しの方のページに掲載されています。

区間(乗用車) 料金 こんな人向け
比叡山ドライブウェイ 片道860円(往復1,700円) 京都側から上がって同じ道で帰る
奥比叡ドライブウェイ 1,570円 滋賀側(仰木ゲート)から横川方面へ
縦走ドライブウェイ(田の谷峠~仰木) 2,430円 京都側から入り滋賀側へ抜ける

家族で電車とケーブルを使う場合と比べると、人数が多いほど車のほうが交通費を抑えやすくなります。たとえば大人2人と子ども2人なら、ケーブルの往復を4人分払うより、ドライブウェイの往復料金1台分のほうが負担は軽くなります。

注意点として、二輪車は奥比叡ドライブウェイを日曜・休日に通行できません。バイクで行く場合は、曜日とルートの組み合わせを事前に確かめてください。

営業時間は季節で変わり、冬は20:00まで

ドライブウェイの営業時間は、3月1日~11月30日が7:00~23:00(入場最終22:00)、12月1日~2月末日が9:00~20:00(入場最終19:00)です。夏場は夜景を見に上がる人もいますが、延暦寺の巡拝は16:00までなので、お寺が目的なら日中に入るのが前提になります。

具体的な場面では、紅葉の時期に朝7:00の開門直後に入れば、道路も山上も比較的落ち着いた時間に到着できます。東塔は9:00からなので、早く着いたら比叡山頂側の展望を先に見て、9:00に合わせて東塔へ移動する順にすると時間を無駄にしません。

冬の注意点は、入場が19:00で締め切られることと、雪や凍結の影響を受けることです。12月以降に車で上がるなら、冬用タイヤやチェーンの準備に加え、当日の道路状況を比叡山・びわ湖DMOのお知らせで確認してから出発してください。

失敗パターン②:山上の駐車場の混雑を考えずに紅葉の土休日に向かう

車の失敗で多いのが、山上の駐車場を当てにして紅葉の土休日に向かい、停める場所探しで時間を失うことです。原因は、ドライブウェイを上がれば停められるだろうと思い込み、混み具合を考えずに出発することにあります。比叡山・びわ湖DMOのよくあるご質問によると、ドライブウェイの駐車場はすべて無料です(びわ湖大花火大会の開催日の一部駐車場を除く)。台数は公式の案内に載っていません。

対策は3つです。1つ目は、ドライブウェイの営業開始(3〜11月は7:00)と延暦寺の開堂9:00を見比べて、到着時刻を先に決めておくこと。2つ目は、紅葉の土休日はドライブウェイの開門7:00に近い時間に入り、混み始める前に停めること。3つ目は、坂本まで車で行き、坂本ケーブルで上がる組み方に切り替えることです。ただしケーブル坂本駅の駅横駐車場も7台なので、近くの観光駐車場の位置をあわせて調べておきましょう。

もう1つ覚えておきたいのが、車中泊はできないことです。比叡山・びわ湖DMOの案内では、ドライブウェイ(駐車場を含む)の営業時間外の駐停車はできないとされています。早朝の景色を見るために前夜から山上で待つ、という計画は立てられません。

💡 段取りメモ

京都側から入って滋賀側へ抜けるなら縦走ドライブウェイ(乗用車2,430円)、同じ道で戻るなら比叡山ドライブウェイの往復1,700円、と帰り道で区間を選ぶと料金の払い過ぎを防げます。

山上に着いてからの移動はシャトルバスで足りる?

シャトルバスは比叡山頂から横川まで6か所を結ぶ

比叡山の山上は、東塔・西塔・横川の三塔と比叡山頂が離れて点在しています。これらを結ぶのが比叡山内シャトルバスです。延暦寺公式のアクセスページによると、比叡山頂、東塔、延暦寺バスセンター、西塔、峰道、横川を結び、各区間の所要時間は1〜6分程度とされています。

隣り合う停留所の間の目安は、比叡山頂~東塔が約6分、東塔~延暦寺バスセンターが約1分、バスセンター~西塔が約3分、西塔~峰道が約4分、峰道~横川が約6分です。歩くと山道になる区間も、バスなら数分で移れるので、家族連れや年配の同行者がいても三塔を回りやすくなります。

場面で言うと、坂本ケーブルで東塔に着いて根本中堂周辺を見たあと、シャトルバスで西塔、横川へと北へ進み、最後に東塔か山頂へ戻る流れが組みやすい回り方です。比叡山頂まで行けば、展望を見てからバスで東塔へ戻り、坂本ケーブルで下りることもできます。

注意点として、シャトルバスは冬期運休です。2026年の春秋ダイヤは3月20日~12月6日で、それ以外の時期は三塔を歩いて移動するか、車で回ることになります。

1日乗車券は大人1,200円、何回乗るかで決める

シャトルバスを何回か乗るなら、比叡山内バス1日乗車券が便利です。比叡山・びわ湖DMOのお得なきっぷのページによると、大人1,200円・小児600円で、シャトルバスが発売当日に限り乗り放題になります。

買うかどうかの判断は、三塔のうちいくつ回るかで決まります。東塔だけを見て帰るなら1日乗車券は不要ですが、東塔・西塔・横川・山頂をすべて回るなら乗り降りの回数が増えるので、1日乗車券のほうが乗るたびに運賃を払う手間を省けます。

場面で考えると、坂本ケーブルで東塔に上がり、シャトルバスで横川まで行って戻る家族連れなら、乗る回数が多くなるので1日乗車券を前提にしておくと現地で迷いません。逆に、東塔と西塔だけを歩いて回る体力のあるグループなら、必要な区間だけ乗るほうがよい場合もあります。

注意点は、発売当日限りであることです。前日に買っておいて翌日使う、ということはできないので、乗る日に購入してください。

💡 段取りメモ

三塔をすべて回る日は、先に一番遠い横川へシャトルバスで行き、西塔、東塔と戻ってくる順にすると、最後に坂本ケーブルの駅に近い東塔で時間調整ができます。横川を後回しにすると、帰りのケーブルやバスの最終が気になって落ち着いて見られません。

三塔をどこまで回るかは「滞在時間」で決める

比叡山で予定が崩れる原因の多くは、三塔すべてを1日で回ろうとして時間が足りなくなることです。延暦寺の巡拝受付は15:45までなので、朝9:00に東塔に着いても、山上で使える時間は1日の中で限られています。

回り方の目安としては、半日なら東塔だけ、1日あれば東塔と西塔、朝早く着いて夕方まで使えるなら横川まで、という分け方が現実的です。平日に京都駅12:30発のバスで上がり同じバスで帰る場合は東塔中心、坂本ケーブルで17:30の最終まで使える日は三塔まで、と帰りの手段から逆算すると決めやすくなります。

場面で言えば、小学生の子ども連れなら東塔と西塔で十分に一日になります。歩く量が増える横川まで回ると、帰りに疲れて坂本の坂を下りるのが大変になるので、子どもの体力に合わせて無理をしないことが大切です。

注意点として、西塔・横川地区は12~2月の開始が9:30になります。冬に行く場合は、東塔を先に見てから西塔へ向かう順にすると、開いていない時間にたどり着くことを避けられます。

延暦寺の拝観時間と巡拝料、今秋のお知らせは?

巡拝料は大人1,000円の三塔共通券

延暦寺を回るときに必要なのが諸堂巡拝料です。延暦寺の拝観料・拝観時間のページによると、個人の巡拝料は東塔・西塔・横川共通券で、大人1,000円、中高生600円、小学生300円です。共通券なので、三塔を1日で回ってもこの1枚で済みます。

家族で行く場面を考えると、大人2人と小学生2人なら巡拝料だけでいくらかかるかを先に計算しておくと、交通費とあわせた予算が立てやすくなります。ここに坂本ケーブルの往復運賃やドライブウェイの料金、シャトルバスの1日乗車券が加わるので、ルートを決めたら合計を一度出しておきましょう。

巡拝料が三塔共通である点は、時間配分にも関わります。東塔だけで帰っても料金は同じなので、時間に余裕がある日は西塔まで足を延ばすほうが、払った分を生かせます。

注意点として、巡拝料とは別料金になる施設もあります。お得なきっぷの中には延暦寺の拝観料が優待になるものもあるので、次の見出しで紹介するきっぷとあわせて検討してください。

📍 比叡山延暦寺
住所 〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220
電話番号 077-578-0001
営業時間 東塔地区 9:00~16:00(通年)/西塔・横川地区 3~11月 9:00~16:00、12~2月 9:30~16:00(巡拝受付は15:45まで)
アクセス 車は京都東ICから約30分・北白川別当町交差点から約25分(いずれも田の谷峠ゲートから比叡山ドライブウェイ経由)/JR京都駅・京阪三条駅から比叡山ドライブバスで延暦寺バスセンターまで約70分/坂本ケーブルでケーブル延暦寺駅
公式サイト 公式サイト

受付は15:45まで、西塔・横川は冬に開始が遅くなる

延暦寺の拝観時間は、東塔地区が通年9:00~16:00、西塔・横川地区が3~11月は9:00~16:00、12~2月は9:30~16:00です。いずれも巡拝受付は15:45までと案内されています。

この時間から逆算すると、帰りの段取りが見えてきます。坂本ケーブルは3月~11月なら最終17:30なので、15:45まで山上にいても下山には余裕があります。一方、京都駅へ戻るバスは東塔発の最終が平日16:12、土休日17:12なので、受付終了まで回る日は乗る便を先に決めておく必要があります。

具体的な場面では、紅葉の時期に昼過ぎに着くと、混雑の中で1つの地区を見るだけで受付終了の時刻になりがちです。三塔を回りたいなら、朝9:00の開始に合わせて山上に入る計画が基本になります。

注意点として、冬の西塔・横川は9:30からなので、冬に朝一で西塔へ直行しても30分待つことになります。冬は東塔から回り始める順にしておくと安心です。

根本中堂は内部の参拝を停止中、国宝殿は11月6日が休館

延暦寺の宝物館にあたる国宝殿(拝観料は巡拝料とは別に大人500円)は、展示替えのため11月6日(金)と12月8日(火)が休館です。10月10日~12月7日は秋季企画展「知りたい‼比叡山のほとけ様」を開いています。直前の臨時の変更は延暦寺公式トップのお知らせで確認してください。

また、延暦寺の中心である国宝の根本中堂は大改修が続いており、公式には改修見学会のページがあります。公式のお知らせによると、根本中堂の内部は令和8年1月6日から令和10年1月まで(約2年間)参拝できません。その間、ご本尊の御前立「薬師如来御尊像」と「不滅の法灯」は萬拝堂に特別奉安され、御朱印所も萬拝堂に移っています。改修の様子を上から見下ろせる「修学ステージ」は令和8年12月まで(予定)見学できます。

場面で言うと、国宝殿の企画展を目当てに行く人は11月6日を外して日程を組みます。紅葉の時期なら、横川中堂で10月31日~11月23日に通常は入れない内陣の特設通路が10時~15時半に公開され(巡拝料のみで追加料金なし)、同じ期間に横川駐車場でもみじ祭りも開かれます。

注意点として、こうした臨時の休館・閉堂は告知から実施までが短いことがあります。前日だけでなく、当日の朝にもお知らせ欄を見ておくと安心です。

⚠️ 知っておきたい注意点

延暦寺公式の案内では、京都駅前などからのバスと比叡山内シャトルバスは冬期運休です。12月以降に電車で行く場合は坂本ケーブルで東塔へ上がり、西塔・横川へは歩いて移動する前提で、足元と防寒の準備をしてください。

お得なきっぷとシーン別の選び方は?

主なきっぷは大人3,100円から、運休中は区間を確認

比叡山にはいくつかのお得なきっぷがあります。比叡山・びわ湖DMOのお得なきっぷのページによると、デジタル比叡山フリーパスが大人3,500円・小児1,800円、比叡山日帰りきっぷ【比叡山延暦寺拝観料 優待】が大人3,100円、比叡山・大津線きっぷが大人3,100円、比叡山おでかけパス(QR)が3,100円で、比叡山内バス1日乗車券は大人1,200円です。多くは2026年3月20日~12月6日の販売です。

きっぷを選ぶ場面では、自分が使う区間が入っているかを最初に見ます。延暦寺の拝観料の優待が付くきっぷなら、巡拝料とあわせて考えると選びやすくなります。京阪沿線から坂本ケーブルで上がる人は、京阪大津線から坂本・比叡山をめぐる比叡山・大津線きっぷ(大人3,100円)や、坂本ケーブル・江若交通バス・延暦寺巡拝がセットの延暦寺・坂本周遊一日乗車券(大人2,500円)が候補になります。

注意点として、叡山ケーブル・ロープウェイの運休中は、八瀬側のルートを使う前提のきっぷは使い勝手が変わります。きっぷの対象区間に運休中の叡山ケーブル・ロープウェイが含まれていないかを確かめてから買ってください。

📌 押さえておきたいポイント

きっぷは「使う区間」「延暦寺の拝観料の優待があるか」「販売期間(多くは12月6日まで)」の3点で選びます。山上で三塔を回るだけなら、比叡山内バス1日乗車券(大人1,200円)だけで足りる場合もあります。

出発地と同行者で選ぶ、シーン別の組み方

ここまでの情報をもとに、出発地と同行者ごとの組み方を整理します。どのルートにも向き不向きがあるので、自分の条件に近いものを選んでください。

京都駅に新幹線で着く人は、土休日なら路線バスの京都駅8:30発(平日は9:25発)で上がり、帰りは坂本ケーブルで滋賀側へ下りる片道利用が組みやすい形です。帰りの時間に縛られず、延暦寺の巡拝受付15:45まで山上にいられます。

京阪沿線・大阪から電車で来る人は、京阪電車で坂本比叡山口駅へ出て、坂本ケーブルで往復するのが基本です。30分ごとに出るので時刻を気にしすぎずに済みます。

家族連れ・年配の同行者がいる人は、車で比叡山ドライブウェイを使い、山上ではシャトルバスで移動すると歩く量を減らせます。紅葉の土休日は早朝に入るのが前提です。

冬に行く人は、バスとシャトルバスが冬期運休なので、坂本ケーブルで東塔へ上がるか、冬用タイヤを準備した車で上がるかの2択です。

比叡山の紅葉と組み合わせて大原や高雄も回りたい人は、11月上旬の回り方を別の記事にまとめています。

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実は「滋賀側から上がる」ほうが京都の人にも組みやすい

意外と知られていないけれど、京都から比叡山へ行くときに、あえて滋賀側の坂本から上がるほうが段取りが組みやすい場面は少なくありません。京都の山というイメージから八瀬側を思い浮かべがちですが、叡山ケーブルが運休中のいまは、坂本ケーブルが電車派にとって一番安定したルートになっています。

理由は、運行の安定と時間の余裕です。坂本ケーブルは毎時00分・30分に発車し、3月~11月は最終17:30まで、冬も12月~2月に始発8:30・最終17:00で運行しています。バスのように季節運行や道路の混雑に左右されにくく、延暦寺の巡拝受付15:45まで山上にいても十分に下山できます。

場面で言うと、京都市内に泊まっていても、京阪電車に乗れば坂本比叡山口駅まで乗り換えて向かえます。京阪の駅からケーブル坂本駅までは徒歩約15分なので、坂本の門前町を歩く時間も楽しめます。

京阪電車を使って叡山電車沿線へ行くなら、鞍馬寺の紅葉の回り方も参考になります。

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注意点として、坂本から上がるとケーブル延暦寺駅は東塔側に着くので、比叡山頂へ行くにはシャトルバスへの乗り継ぎが必要です。山頂の展望を一番の目的にするなら、バスや車のほうが動きやすいことも覚えておきましょう。

Q. 叡山ケーブルが再開したら、八瀬ルートとどちらがいい?
A. 八瀬ルートはケーブルとロープウェイで比叡山頂側に着くので、山頂の展望を先に見たい人に向いています。延暦寺の東塔が目的なら、坂本ケーブルのほうが近くに着きます。叡山ケーブル・ロープウェイは冬期運休があるので、再開後も時期によっては坂本ケーブルが軸になります。再開日は比叡山・びわ湖DMOのお知らせで発表されます。

まとめ|比叡山へは帰りの手段から逆算して選ぶ

🍁 この記事の結論

叡山ケーブル運休中の比叡山は、京都駅からのバス・坂本ケーブル・車の3本で選びます。帰りの便と巡拝受付15:45から逆算して決めましょう。

✅ 要点チェック
  • ✔ 八瀬ルート:叡山ケーブルは当面運休中
  • ✔ 京都駅から:バスで延暦寺まで約70分
  • ✔ 坂本ケーブル:00分・30分発で最終17:30
  • ✔ 車:比叡山DWは乗用車片道860円
  • ✔ 冬:バスと山内シャトルは冬期運休

比叡山へ出かける前の最初の一歩は、比叡山・びわ湖DMOのお知らせで叡山ケーブルの運休状況を確かめ、帰りに使う手段を決めることです。帰りがバスならその便の時刻まで、坂本ケーブルなら夕方まで、と滞在時間が決まれば、行きのルートと回る三塔も自然に絞れます。紅葉の土休日は朝のうちに山上へ入り、東塔から順に回る計画を立ててください。

※運賃・料金・拝観時間・運行状況は変わることがあります。お出かけ前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

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京都おでかけノート編集部です。テーマに関する基礎知識や選び方を、公式情報など確認できる情報をもとに編集しています。掲載後も定期的に見直し、変更があれば更新します。

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