八坂神社をお参りしたあと、京都駅へ戻る段になって「バスと電車、どっちが早いの?」「祇園のバス停はどこから乗るの?」と迷う人は少なくありません。行きは京都駅のバスのりばで系統番号を見れば済みますが、帰りは祇園の交差点に乗り場が分かれていて、土休日だけ走る観光特急バスもあり、選択肢が増えるぶん判断に時間がかかります。
先に結論をお伝えすると、八坂神社から京都駅へは「市バス206号系統か100号系統(均一区間で大人230円)」「土休日の観光特急バスEX100(大人500円)」「京阪の祇園四条駅から東福寺でJRに乗り換える電車ルート」の3通りが軸です。荷物が少なく渋滞が気にならない日はバス、時間を読みたい日や混雑期は電車、という分け方が基本になります。
この記事では、京都市交通局・京都市観光協会・JR西日本・京阪電車の公式情報をもとに、乗り場の場所、運賃、所要時間の目安、混雑しやすい時間帯、帰りに起こりがちな失敗までを一つにまとめました。新幹線の時間が決まっている人も、清水寺や三十三間堂に寄りながら戻りたい人も、出発前に読んでおくと迷う時間が減るはずです。
・八坂神社から京都駅へ戻る3ルートの運賃と所要時間の目安
・祇園バス停で京都駅行きに乗る乗り場の見分け方
・土休日だけ走る観光特急バスEX100の使いどころ
・新幹線の時間がある日に選ぶべき電車ルートの段取り
八坂神社から京都駅へは3ルート|まず運賃と所要時間を1表で比べる

どのルートも乗り換えは多くて1回、迷うのは乗り場だけ
八坂神社から京都駅までは、どのルートを選んでも乗り換えは最大1回です。市バスの206号系統と100号系統は祇園バス停から京都駅前まで乗り換えなし、観光特急バスEX100も乗り換えなし、電車ルートは京阪の祇園四条駅から東福寺駅まで乗り、JR奈良線に乗り換えて京都駅へ戻ります。
根拠となる公式情報を整理すると、八坂神社は京都市観光協会の案内で「京阪電車『祇園四条駅』下車、徒歩約5分」「市バス『祇園』下車、徒歩すぐ」とされています。つまり、バスなら西楼門前の祇園バス停からすぐ乗れ、電車なら四条通を西へ歩いて祇園四条駅へ向かう、という出発点の違いがあります。
場面で考えると、お参りを終えて西楼門の石段を下りた時点で「目の前のバス停で待つか、四条大橋方向へ歩くか」を決めることになります。年配の同行者がいる日や、ベビーカーを押している日は、歩く距離が短いバスが選ばれがちです。一方、スーツケースを持っている場合は、満員のバスで荷物の置き場に困ることがあるため、電車に分があります。
注意したいのは、乗り場そのものより「どの方向の乗り場か」で迷う点です。祇園の交差点にはバス停が複数あり、京都駅方面行きは南側の東山通沿いの乗り場です。この点は次の見出しで詳しく扱います。
京都おでかけノート調べ:3ルートの運賃・所要時間の比較表
各事業者の公式情報から、八坂神社から京都駅へ戻る3ルートを1表に並べました。運賃は大人の値で、子どもの運賃は本文で補足します。
| 比較項目 | 市バス206・100号系統 | 観光特急バスEX100 | 京阪+JR(東福寺乗換) |
|---|---|---|---|
| 乗る場所 | 祇園バス停(京都駅方面) | 祇園バス停(3-C乗車専用) | 京阪 祇園四条駅 |
| 大人運賃 | 230円(均一区間) | 500円 | 京阪180円+JR区間 |
| 乗車時間の目安 | 206号系統で約25分(道路状況で変動) | 京都駅→祇園の公式目安17分 | 京阪約5分+JR約2分 |
| 運行日 | 毎日 | 土・日・祝とお盆・年末年始 | 毎日 |
| 向いている人 | 歩く距離を減らしたい人 | 土休日に座って早く戻りたい人 | 新幹線の時間が決まっている人 |
出典は京都市交通局の観光特急バス案内、JR西日本おでかけネットの八坂神社アクセス、京阪電車の運賃表(PDF)です。206号系統の約25分は道路が空いているときの目安で、公式の保証値ではありません。JR区間の運賃は、JR西日本の運賃検索で乗車前に確かめてください。
八坂神社の基本情報と、出発点になる西楼門
帰りの段取りを組むうえで覚えておきたいのは、八坂神社の正面にあたる西楼門が四条通の突き当たり、東山通に面しているという位置関係です。京都市観光協会の案内では参拝は終日可能で、夜にお参りしてから京都駅へ戻ることもできます。
| 住所 | 京都市東山区祇園町北側625 |
| 電話番号 | 075-561-6155 |
| 営業時間 | 終日参拝可(京都市観光協会掲載) |
| アクセス | 京阪祇園四条駅から徒歩約5分/市バス「祇園」下車すぐ/阪急京都河原町駅から徒歩約10分 |
JR西日本の案内では、祇園四条駅の7番出口から地上に出て「左へ向かうと八坂神社の西楼門が見えます」とされています。帰りはこの逆で、西楼門を背にして四条通を西へ歩けば祇園四条駅の出入口に着きます。バスに乗る場合は、西楼門の前を南北に走る東山通にバス停があります。
夜に参拝する場面では、境内は開いていてもバスの本数が減っていく時間帯に入ります。新幹線の最終に近い時間帯は、バスより電車ルートを選んだほうが時間の読みがききます。円山公園側の東の出口から出た場合は、境内を抜けて西楼門側へ戻ってから乗り場へ向かうと迷いません。
なお、八坂神社の公式サイトは編集部の確認時点で接続できなかったため、本記事の参拝情報は京都市観光協会の掲載内容を使っています。祭事のある日は境内や周辺の交通規制が変わることがあるため、気になる日は神社へ電話で確かめておくと安心です。
祇園バス停から市バスで京都駅へ|206号系統と100号系統の乗り場はどこ?
京都駅方面行きは「南側の東山通」の乗り場から乗る
市バスで京都駅へ戻るなら、祇園バス停のうち南側、東山通沿いの乗り場から乗ります。祇園の交差点には行き先別にバス停が分かれていて、北へ向かう銀閣寺方面行きや、四条通を西へ向かう系統と取り違えると、京都駅とは逆方向へ運ばれてしまいます。
理由は、206号系統も100号系統も、祇園から東山通を南へ下り、清水道・五条坂を経て京都駅前へ向かう経路をとるためです。京都市交通局の系統案内では、206号系統は「博物館 三十三間堂清水寺・京都駅」、100号系統は「清水寺・京都駅」と行き先が示されています。乗り場の標識でこの表記を確かめてから並ぶのが確実です。
具体的な場面を想定すると、西楼門の石段を下りて東山通を南へ少し歩いた位置が京都駅方面の乗り場です。石段下の交差点で信号待ちをしているうちに、北行きのバス停に並んでいる人の列に釣られてしまうことがあります。列の先頭にあるバス停標識の系統番号と行き先を、並ぶ前に1回だけ見る習慣をつけておきましょう。
注意点として、バス停の位置は工事や祭事で一時的に移ることがあります。祇園祭の期間や年末年始は、乗り場に掲示される臨時の案内を優先してください。
206号系統は三十三間堂の前を通って京都駅前へ
206号系統は、京都駅前と祇園を結ぶ代表的な系統で、京都市交通局の時刻表ページでは京都駅前→烏丸七条→七条京阪前→博物館三十三間堂前→東山七条→五条坂→清水道→祇園の順に停まります。帰りはこの逆順で、祇園から清水道、五条坂、東山七条、博物館三十三間堂前、七条京阪前、烏丸七条を経て京都駅前に着きます。
運賃は市内の均一区間で大人230円、小児120円です。京都市観光協会のよくある質問でも「料金均一区間内での移動は大人230円(小人120円)です」と案内されています。乗車時間の目安は約25分ですが、東山通は観光シーズンに渋滞しやすく、これを大きく超える日もあります。
この系統の良さは、途中で寄り道しやすいことです。たとえば八坂神社から京都駅へ戻る途中に三十三間堂を見たい場合、博物館三十三間堂前で降りて拝観し、また同じ206号系統で京都駅前へ向かう、という組み方ができます。年配の同行者がいる日は、清水寺側の坂を歩かずに済むこの使い方が向いています。
注意したいのは、206号系統には京都駅前を通らずに北大路バスターミナル方面へ回る便もあることです。乗る前に車両前面の行き先表示が「京都駅」を含んでいるかを確かめてください。
100号系統は清水寺・銀閣寺を結ぶ観光系統
100号系統は、京都駅前から五条坂・清水道・祇園を経て、岡崎公園 美術館・平安神宮前、銀閣寺前、銀閣寺道へ向かう観光地を結ぶ系統です。帰りは銀閣寺側から祇園を経て京都駅前へ向かう便に乗ることになり、運賃は均一区間で大人230円です。
京都市交通局の案内では、100号系統は毎日運行しており、平日・土曜・日休日でダイヤが分かれています。ダイヤは2026年3月20日から有効のもので、お盆と年末年始は別扱いです。祇園から京都駅前までの停車順は206号系統と重なる部分が多く、五条坂・清水道を経由します。
場面として考えやすいのは、午前に銀閣寺や平安神宮を回り、午後に八坂神社へ下りてきて、そのまま京都駅へ戻る日です。この場合、100号系統1本で銀閣寺側から祇園まで南下できるため、同じ系統で八坂神社に寄ってから京都駅前まで戻れます。
注意点として、100号系統は清水寺や銀閣寺から乗ってくる観光客で、祇園に着いた時点ですでに混んでいることがあります。祇園から乗る場合、座れない前提で考え、荷物の多い日は次の見出し以降で紹介する電車ルートも頭に入れておきましょう。

運賃の払い方と、子どもの運賃の考え方
市バスの運賃は、均一区間なら乗った距離に関係なく大人230円、小児120円です。京都市交通局の運賃案内では、小児運賃は大人運賃の半額で、10円未満は四捨五入とされています。祇園から京都駅前までは均一区間の中に収まるため、206号系統でも100号系統でも同じ運賃で乗れます。
支払いは降車時です。交通系ICカードを持っていれば、降りるときにタッチするだけで済みます。現金で払う場合は小銭を用意しておくと、降車口での両替待ちを避けられます。混雑した車内で両替機の前に人が溜まると、乗り降りに時間がかかり、後ろに並ぶ乗客にも影響が出ます。
家族で動く場面では、大人2人と子ども1人ならそれぞれの運賃を合算して払う形になります。未就学の子どもについての扱いは京都市交通局の市バス運賃案内で確認してください。
注意点として、1日に何度も乗る予定があるなら、後述の地下鉄・バス1日券のほうが手間が減ることがあります。帰りの1回だけ乗るなら、ICカードで1回分を払うのがシンプルです。
206号系統には京都駅前を経由しない北大路バスターミナル方面の便もあります。祇園で乗る前に、車両前面と乗り場標識の行き先に「京都駅」が入っているかを必ず確かめてください。
土休日だけの近道?観光特急バスEX100で京都駅へ戻る段取り

EX100は土日祝とお盆・年末年始だけ走る
観光特急バスEX100は、京都市交通局が運行する観光地を結ぶ急行タイプのバスで、運行日は土曜・日曜・祝日と、お盆・年末年始に限られます。平日は走っていないため、平日に八坂神社から京都駅へ戻る場合は選択肢に入りません。
京都市交通局の案内では、京都駅行きの停車順は銀閣寺前→銀閣寺道→岡崎公園→祇園→清水道→五条坂→京都駅となっています。停車するバス停を絞っているため、一般の市バスより早く着く設計です。公式に示されている所要時間は京都駅から祇園まで17分で、帰りも同じ東山通を通ります。
具体的な場面としては、土曜の午後に八坂神社をお参りし、夕方の新幹線までに京都駅へ戻りたいときです。停車回数が少ないぶん、渋滞のない時間帯なら市バスより乗車時間が短くなる見込みがあります。座席が埋まると立って乗ることになるので、荷物が少ない日に向いています。
注意点として、EX100の運行日やダイヤは見直されることがあります。土休日でも運行がない日がないか、出かける日の前に京都市交通局のEX100の案内を確認しておきましょう。
運賃は大人500円、1日券を持っていれば追加なしで乗れる
EX100の運賃は大人500円、小児250円です。市バスの均一区間の運賃より高く設定されていて、速さに対して料金を払う形になります。祇園から京都駅だけを乗る場合、市バスとの差額を払っても時間を優先したいかどうかが判断の軸になります。
一方で、京都市交通局の案内では、地下鉄・バス1日券(おとな1,100円、こども550円)で乗り放題とされています。朝から市バスや地下鉄で何か所も回る日に1日券を使っているなら、EX100にも同じ券で乗れるため、帰りにEX100を選んでも追加の支払いはありません。
場面で考えると、午前に地下鉄で二条城、昼に市バスで銀閣寺、午後に八坂神社、最後にEX100で京都駅、という1日なら、1日券を軸にすると支払いのたびに迷わずに済みます。帰りの1回だけEX100に乗るなら、運賃は500円をそのまま払う形です。
注意点として、1日券は「乗り放題」でも座席が保証されるわけではありません。EX100は観光客の利用が多く、満員で次の便を待つことがあります。時間に余裕のない日は、電車ルートとの両天秤で考えておきましょう。
祇園は「3-Cのりば」から乗る|3-Aは降車専用
EX100に祇園から乗る場合、京都市交通局の案内では3-Cのりばが乗車専用、3-Aのりばが降車専用とされています。一般の市バスと同じ感覚で降車専用の乗り場に立っていると、バスは停まってくれません。
この乗り場の分け方は、降りる人と乗る人を分けて乗り降りを早くするための仕組みです。京都駅から祇園へ来たときに降りた場所(3-A)と、帰りに乗る場所(3-C)が違うので、行きの記憶のまま同じ場所で待たないよう気をつけてください。
具体的には、八坂神社の西楼門を出たら、行きに降りたバス停ではなく、EX100乗車用の3-Cの標識を探します。標識にはEX100の表示があるため、それを確かめてから並びます。家族連れの場合は、大人1人が先に標識を確かめ、もう1人が子どもと荷物を見ておく分担にすると、乗り場探しで慌てずに済みます。
注意点として、乗り場の番号や位置は変更されることがあります。現地の標識と京都市交通局の最新案内が食い違う場合は、現地の掲示を優先してください。
失敗パターン1:平日にEX100を待ち続けてしまう
EX100で起こりがちな失敗が、平日にEX100の乗り場で待ち続けてしまうことです。原因は、行きの土曜にEX100を使った経験や、観光ガイドで「京都駅と祇園を早く結ぶバス」と紹介されていたのを見て、毎日走っていると思い込んでしまうことにあります。
京都市交通局の案内にある通り、EX100の運行は土曜・日曜・祝日とお盆・年末年始だけです。平日に乗り場で待っても来ないので、その間に一般の市バスが何本か通り過ぎていき、新幹線に間に合うかどうかの瀬戸際に立たされることになります。
対策は、出かける日が平日か土休日かを、乗り場に着く前に確かめることです。平日なら最初から206号系統か100号系統、あるいは電車ルートを選びます。祝日が月曜や金曜に重なる連休のときも、カレンダー上の祝日であればEX100は走る扱いですが、念のため公式案内で当日の運行を見ておくと確実です。
あわせて、EX100の乗り場に一般の市バスの表示があるかも見ておくと、来ないバスを待ち続ける事態を防げます。
土休日の帰りは「EX100が満員なら206号系統か100号系統へ切り替える」「それも満員なら祇園四条駅へ歩く」と、2段階の代わりを決めておくと判断が早くなります。
時間を読みたい日は電車|祇園四条から東福寺でJRに乗り換える
西楼門から四条通を西へ、祇園四条駅の7番出口へ
電車で京都駅へ戻るなら、八坂神社の西楼門から四条通を西へ歩き、京阪の祇園四条駅へ向かいます。京都市観光協会の案内では祇園四条駅から八坂神社まで徒歩約5分で、帰りも同じ道のりです。JR西日本の案内で行きに使う7番出口は、帰りの入口としても目印になります。
電車を選ぶ理由は、道路の渋滞に左右されないことです。京阪の祇園四条駅から東福寺駅までは乗車約5分、JR東福寺駅から京都駅までは乗車約2分と、JR西日本の案内で示されています。乗り換え時間を含めても、バスより所要時間が読みやすいのが電車ルートの強みです。
場面で考えると、新幹線の発車時刻が決まっている日や、紅葉・桜の季節で東山通の渋滞が予想される日に向いています。四条通は歩道に人が多いので、ベビーカーを押している場合は、歩くペースを落として余裕を持った時間で動くと安全です。
注意点として、祇園四条駅は地下駅なので出入口から改札まで階段があります。エレベーターの位置は京阪の駅構内図で確認しておくと、荷物の多い日に慌てずに済みます。
京阪は東福寺まで180円、JR区間は運賃検索で確認
京阪の祇園四条駅から東福寺駅までの大人普通運賃は180円です。京阪電車の運賃表(2025年10月1日改定後)に記載されている値で、祇園四条から東福寺までの営業キロは2.5kmです。乗る電車は、京都駅とは反対方向に見えるかもしれませんが、大阪方面(淀屋橋・中之島方面)行きです。
東福寺駅で京阪からJR奈良線に乗り換え、JRで京都駅へ向かいます。JR区間の運賃は、JR西日本の運賃検索で乗車前に確かめてください。交通系ICカードを使えば、京阪とJRそれぞれの改札でタッチするだけで済み、切符を買い直す手間はかかりません。
家族で動く場面では、ICカードを持っていない子どもの分だけ切符を買うことになります。京阪の切符は祇園四条駅の券売機で買い、東福寺駅でJRの切符を買い直す流れです。人数が多いときは、券売機の前で時間を使わないよう、大人が先に運賃を調べておくと動きが早くなります。
注意点として、運賃は改定されることがあります。京阪は2025年10月に運賃を改定しているため、古いガイドブックの運賃は参考にしないでください。
東福寺駅の乗り換えはホームの後ろ寄りが近道
東福寺駅での乗り換えは、JRの駅と京阪の駅が隣り合っているため、駅の外に出ずに移動できます。JR西日本の案内では、行きの場合「ホーム後ろ寄りの京阪電車のりかえ口へ進み」とされており、帰りはこの逆で、京阪の改札を出てJRののりかえ口へ向かいます。
この乗り換えが便利なのは、移動距離が短いことに加えて、JR奈良線の京都行きはどの電車に乗っても京都駅に着くからです。JR西日本の案内では、行きは京都駅の「8番・9番・10番のりばから発車する電車ならどれでもOK」とされていて、帰りも東福寺から京都方面の電車ならどれでも京都駅に着きます。
具体的には、京阪の東福寺駅で降りたら、案内表示に従ってJRののりかえ口へ進み、JR奈良線の京都方面のホームへ移ります。京都駅に着くと、行きに使った奈良線の8番から10番のりばに戻ってくる形になるので、帰りの新幹線や在来線への乗り継ぎも案内表示に従えば迷いにくくなります。
注意点として、東福寺駅は紅葉の時期に東福寺の拝観客で混み合います。秋の土休日は乗り換えに想定以上の時間がかかることがあるため、時間に余裕を持って動きましょう。
失敗パターン2:京阪で京都駅に直接行けると思い込む
電車ルートでありがちな失敗が、京阪電車に乗れば京都駅まで直接行けると思い込み、東福寺駅で降りずに乗り過ごしてしまうことです。原因は、京阪の路線名に「京都」が入っていたり、「京都の私鉄だから京都駅に通じているはず」と考えたりすることにあります。
実際には、京阪本線は京都駅を通りません。京都駅へ行くには、東福寺駅でJR奈良線に乗り換える必要があります。東福寺駅を過ぎると京阪は伏見方面へ南下していくため、乗り過ごすと引き返す時間がかかり、新幹線の時刻に間に合わなくなることがあります。
対策は、祇園四条駅で乗る前に「降りるのは東福寺」と決めておくことです。祇園四条から東福寺までは乗車約5分と短いので、車内で座ってスマートフォンを見ているうちに通り過ぎてしまいがちです。到着の案内放送や車内の表示で、駅名を見落とさないよう気をつけてください。
家族連れの場合は、大人の1人が「次は東福寺」と声をかける役を担うと、乗り過ごしを防げます。

荷物・同行者・時間帯で選ぶ|八坂神社から京都駅の最適ルート
新幹線の時間が決まっているなら、電車ルートで時間を読む
新幹線の発車時刻が決まっている人には、電車ルートをすすめます。京阪で祇園四条から東福寺まで乗車約5分、JRで東福寺から京都駅まで乗車約2分と、乗車時間が公式の値で示されていて、道路の混み具合に影響されないためです。
バスの場合、206号系統の乗車時間の目安は約25分ですが、これは道路が空いているときの目安です。東山通は観光シーズンや週末の夕方に渋滞しやすく、バスの到着時刻が読みにくくなります。時間の読みやすさを優先するなら、電車ルートに分があります。
場面としては、夕方の新幹線に乗る日の午後、八坂神社をお参りしてから帰る流れが典型です。お参りに時間をかけたい場合でも、祇園四条駅まで歩く時間と乗り換え時間を逆算しておけば、焦らずに京都駅へ着けます。
注意点として、京都駅でお土産を買う時間や、新幹線の改札を通る時間も見込んでおきましょう。京都駅構内は広く、改札から新幹線ホームまで移動に時間がかかることがあります。
年配の同行者やベビーカーなら、歩く距離が短い市バス
年配の同行者がいる日や、ベビーカーを押している日は、歩く距離が短い市バスが選びやすくなります。京都市観光協会の案内では、市バスの祇園バス停は八坂神社から「徒歩すぐ」で、西楼門を出てすぐに乗れる位置にあります。
電車ルートの場合は、祇園四条駅まで徒歩約5分に加え、地下駅への階段や東福寺駅での乗り換えがあります。歩く距離と乗り換えの回数を減らしたいなら、乗り換えなしで京都駅前まで行ける206号系統か100号系統が向いています。
具体的な場面としては、祖父母と孫の3世代でお参りに来た日です。京都駅前で降りれば、そのまま京都駅の構内に入れるので、移動の負担を抑えられます。ベビーカーで乗る場合は、車内が空いている時間帯を選ぶと、ベビーカーを置く場所に困りません。
注意点として、混雑したバスではベビーカーの置き場所が限られます。乗車前にベビーカーをたたむかどうかは、車内の混み具合を見て判断してください。
寄り道しながら戻るなら、206号系統で三十三間堂や清水寺へ
帰りに観光地へ寄り道したいなら、206号系統か100号系統を途中で降りる使い方ができます。206号系統は祇園から清水道、五条坂、東山七条、博物館三十三間堂前を経由するため、清水寺や三十三間堂に寄ってから京都駅へ戻れます。
この使い方が成り立つのは、市バスの運賃が均一区間で1回230円と決まっているからです。途中で降りて観光し、また乗り直すと、そのたびに運賃がかかりますが、地下鉄・バス1日券(おとな1,100円)を持っていれば追加の支払いなしで乗り降りできます。
場面で考えると、午前に八坂神社、昼に清水寺、午後に三十三間堂と回って京都駅へ戻る1日です。祇園から清水道で降りて清水寺へ、清水寺から五条坂へ下りて206号系統に乗り、博物館三十三間堂前で降りて三十三間堂へ、最後に206号系統で京都駅前へ、という流れになります。
注意点として、清水寺周辺の坂は観光客で混み合い、歩くのに時間がかかります。寄り道を入れる日は、京都駅に着く時刻に余裕を持たせておきましょう。
帰りのバスに乗れない?混雑する時間帯と回避の段取り
土休日の午後と観光シーズンは、祇園から乗れないことがある
土休日の午後や、桜・紅葉の観光シーズンは、祇園バス停から京都駅行きの市バスに乗れないことがあります。理由は、206号系統も100号系統も、清水寺や銀閣寺など人気の観光地を経由して祇園に来るため、祇園に着いた時点ですでに車内が混んでいることが多いからです。
京都観光Naviの記事でも、EX100は晴れた日の京都駅出発時に満員になり、午前は整列して待つこともあると紹介されています。帰りの便も、銀閣寺や平安神宮から乗ってくる観光客で混みやすく、祇園から乗ろうとしても満員で見送ることがあります。
具体的な場面として、紅葉の季節の土曜の夕方、八坂神社のお参りを終えて祇園バス停に並ぶと、来るバスが次々と満員で通り過ぎていくことがあります。こうなると、次のバスを待つ時間がかさみ、京都駅に着く時刻が読めなくなります。
注意点として、混雑する日に無理に満員のバスに乗り込むと、車内で身動きが取れなくなり、子ども連れや荷物の多い人には負担が大きくなります。次の見出しで紹介する代わりのルートを決めておきましょう。
実は帰りは「電車ルートを第一候補」にするほうが読める
意外と知られていないけれど、八坂神社から京都駅へ戻るときは、行きと同じバスを選ぶより、電車ルートを第一候補にしたほうが時間が読めます。行きは京都駅のバスのりばが始発なので座れる可能性が高い一方、帰りは途中のバス停から乗るため、混雑の影響をまともに受けるからです。
電車ルートなら、京阪の祇園四条駅から東福寺駅までは乗車約5分、JRで東福寺から京都駅までは乗車約2分です。徒歩約5分で祇園四条駅に着くので、バス停で満員のバスを見送り続けるより、はじめから電車に向かったほうが京都駅に早く着く日も少なくありません。
具体的な使い分けとしては、行きは京都駅のバスのりばから座って206号系統か100号系統で来て、帰りは電車で戻る、という組み方です。行きと帰りでルートを変えるのは手間に感じるかもしれませんが、帰りの時刻を読みやすくするという意味で合理的な選び方です。
注意点として、電車ルートも秋の東福寺周辺は混雑します。東福寺の紅葉シーズンは乗り換えに時間がかかることを見込んでおきましょう。
祭事や行事のある日は交通規制と臨時の案内を優先する
八坂神社で祭事がある日や、祇園祭の期間中は、周辺の道路で交通規制がかかり、市バスの乗り場や経路が一時的に変わることがあります。こうした日は、普段のバス停で待ってもバスが来ないことがあるため、現地の臨時の案内を優先してください。
理由は、祇園の周辺が祭事の会場や人の流れの中心になり、通常の運行を維持できなくなるためです。京都市交通局は、規制のある日には迂回運行や臨時の乗り場を設けることがあり、その案内はバス停の掲示や交通局の公式サイトで告知されます。
具体的な場面としては、祇園祭の宵山や、年末年始の初詣の時期です。こうした日は祇園周辺の人出が多く、バスの運行が乱れやすくなります。電車ルートを第一候補にし、祇園四条駅まで歩くのが確実です。
注意点として、年末年始の初詣の時期は、京阪の祇園四条駅も混雑し、入場規制がかかることがあります。時間に余裕を持って動き、駅の係員の案内に従ってください。
桜・紅葉の土休日、祇園祭の期間、年末年始は、祇園バス停から京都駅行きのバスが満員で通過することがあります。新幹線の時間がある日は、最初から祇園四条駅へ向かうと時間が読めます。
タクシー・車・地下鉄で戻る場合はどうする?
タクシーは京都駅まで車で約15分が目安、荷物が多い日に
荷物が多い日や、人数がまとまっている日は、タクシーで京都駅へ戻る選択肢もあります。観光情報サイトの案内では、JR京都駅から八坂神社まで車で約15分が目安とされています。ただしこれは二次情報で、道路状況によって所要時間は変わります。
タクシーを選ぶ理由は、乗り換えがなく、荷物を持って歩く距離が短いことです。スーツケースを持っている日や、年配の同行者がいる日、雨の日には、タクシーの利点が大きくなります。家族4人なら、1台に乗り合わせて京都駅の乗り場まで直接行けます。
場面としては、八坂神社のお参りを終えて、東山通でタクシーを拾うか、周辺のタクシー乗り場から乗る流れです。京都駅に着いたら、八条口側か烏丸口側かを運転手に伝えておくと、新幹線の改札や在来線の改札に近い側で降りられます。
注意点として、観光シーズンや祭事のある日は、東山通も渋滞します。タクシーでも所要時間が延びることがあるため、新幹線の時刻が迫っている日は電車ルートが確実です。
車で来た場合は駐車場の有無を事前に確認する
車で八坂神社に来て京都駅へ向かう場合は、八坂神社周辺の駐車場事情を事前に確認しておく必要があります。京都市観光協会の八坂神社のページや、京阪電車の観光案内では、駐車場についての案内は見当たらないため、車で行く場合は神社へ電話で確認しておくと安心です。
祇園周辺は道幅が狭く、観光シーズンには渋滞が発生しやすいエリアです。車で来ると、駐車場探しと渋滞で時間がかかり、京都駅へ向かう時刻が読めなくなります。京都市内は公共交通での移動を基本にし、車は京都駅周辺や郊外に止めてから移動するほうが、時間の読みがききます。
具体的な段取りとしては、車を京都駅周辺の駐車場に止め、そこから市バスや電車で八坂神社へ向かい、お参りのあと同じルートで京都駅へ戻る組み方です。こうすれば、祇園周辺での駐車場探しを避けられます。
注意点として、京都駅周辺の駐車場も、観光シーズンや週末には満車になることがあります。車で来る日は、駐車場の満車時の代わりも考えておきましょう。
地下鉄東西線の東山駅からも戻れるが、遠回りになる
地下鉄で京都駅へ戻る方法もあります。京都観光Naviの案内では、京都駅から地下鉄烏丸線で烏丸御池駅へ、そこで東西線に乗り換えて東山駅で降り、三条通から神宮道、円山公園を経由して八坂神社へ歩くルートが紹介されています。帰りはこの逆順になります。
ただし、このルートは八坂神社から東山駅まで円山公園を通って歩く距離が長く、乗り換えも烏丸御池駅で1回あります。八坂神社から京都駅へ戻るだけなら、市バスか京阪とJRの電車ルートのほうが乗り換えも歩く距離も少なく済みます。
地下鉄ルートが向いているのは、八坂神社のあとに平安神宮や岡崎エリアを回ってから京都駅へ戻る日です。東山駅は岡崎エリアに近いので、岡崎の観光を終えたあと東山駅から地下鉄に乗れば、京都駅まで乗り換え1回で戻れます。
注意点として、地下鉄・バス1日券(おとな1,100円)を持っていれば、地下鉄と市バスを組み合わせても追加の支払いはかかりません。1日に何度も乗り降りする日は、1日券の使い方も考えてみてください。

1日券を使うかどうかは、乗る回数で決める
地下鉄・バス1日券(おとな1,100円、こども550円)を使うかどうかは、その日に市バスや地下鉄に乗る回数で決めます。京都市交通局の案内では、1日券で市バスと地下鉄、EX100が乗り放題になります。
市バスの均一区間は1回大人230円なので、市バスに何度も乗る日や、地下鉄と組み合わせて回る日は、1日券のほうが支払いの手間が減ります。一方、八坂神社から京都駅へ戻る1回だけ市バスに乗るなら、ICカードで1回分を払うほうがシンプルです。
具体的な段取りとしては、朝の時点でその日の行程を書き出し、市バスや地下鉄に何回乗るかを数えてから1日券を買うかどうかを決めます。電車ルートで京阪やJRを使う場合は、1日券の対象外なので、その分は別に払うことになります。
注意点として、1日券の対象範囲や料金は変更されることがあります。購入前に京都市交通局の公式案内で最新の内容を確認してください。
出発前に決めるのは「曜日(EX100の有無)」「新幹線の時刻からの逆算」「1日券を使うか」の3つです。これだけ決めておけば、祇園で乗り場を探して迷う時間が減ります。
まとめ
八坂神社から京都駅へ戻るルートは、市バス206号系統・100号系統、土休日の観光特急バスEX100、京阪とJRを乗り継ぐ電車ルートの3通りです。市バスは均一区間で大人230円、EX100は大人500円、京阪は祇園四条から東福寺まで180円で、それぞれ速さ・歩く距離・運賃のバランスが違います。新幹線の時刻が決まっている日は電車ルート、年配の同行者やベビーカーがいる日は乗り換えなしの市バス、土休日に早く戻りたい日はEX100、と目的に合わせて選ぶと、祇園で迷わずに済みます。
最初の一歩として、出かける日が平日か土休日かを確かめ、新幹線の発車時刻から八坂神社を出る時刻を逆算しておきましょう。帰りのバスが満員だった場合に電車へ切り替える目安も、あわせて決めておくと安心です。
※運賃・運行日・ダイヤは変更されることがあります。お出かけ前に京都市交通局・京阪電車・JR西日本の公式サイトで最新情報を確認してください。

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